今年初めてセミの声を耳にしたのは昨日のこと。
我が家のツバメもだいぶ大きくなり、そろそろ巣立ちが近くなってきていると思っていたら、日中外に出て飛行訓練をしていました。
今まで狭い巣の中に入っていた5羽の兄弟のツバメたちも急に大人になり、昨夜は初めて巣の脇にある板の上で重なって寝たようです。
今朝は早くから外に飛んでいったので巣立っていったことでしょう。
そしてセグロセキレイはというと一週間前ほど前から親鳥二羽が交互にエサを運んでいます。
ただ巣に運ぶまで近くを五分ほど歩きまわり、なかなか巣に近づかないのは警戒しているからではないでしょうか。
ツバメの巣は狙われませんでしたが、セキレイの巣はムクドリが見つけてしまったので追い払ったこともありました。
セキレイも無事成長し巣立ってほしいと思います。
一関市東山町にあるげいびレストハウスでは本日より、戦後初の東京大学総長を務めた政治学者の南原繁の生誕120年展を開催しています。初日の今日は、菅原喜重郎実行委員長はじめ、今野真茂市東山支所長ら5人がテープカットをし開幕を祝いました。
企画したのは同町在住の伊藤義夫さん。摺沢高校(現大東高校)在学中に同校の創立10周年記念講演会で南原繁先生の講演を聴講したのがきっかけとなり、旧東山町役場在職中には南原繁先生の愛弟子の丸山眞男、福田歓一両先生を同町に招き講演を開催しています。
2009年に南原繁の生誕120年を迎えるに当たり、南原先生と関係者の足跡を振り返り、南原先生の精神や理解を深めてもらおうと企画しました。
南原 繁 政治学者。香川県生まれ。東大卒、同教授。総長。対日講和
条約締結にあたり、全面講和を唱え吉田繁首相と対立。
著「国家と宗教」など。
丸山 眞男 政治思想史学者。大阪府生まれ。東大卒、同教授。
日本の政治学を学問として確立し、第二次大戦後の民主主義
思想を主導。
著「日本政治思想史研究」「現代政治の思想と行動」など。
福田 歓一 政治学者。神戸生まれ。東大教授。ヨーロッパ近代の政治理論、
国民国家論を研究。
著「近代の政治思想」「現代政治と民主主義の原理」
南原先生をはじめ丸山先生、福田先生は名勝、猊鼻渓を訪れ遊覧したこともあり、同町とはかかわりを持っています。
会場では写真やパネルで紹介しており、上記のパンフレットの裏面に記載されている1番から25番までの番号と写真を照らし合わせて見ることができるので、当時の様子が分かりやすく展示されています。
1957年には3人が猊鼻渓で遊覧している写真や旧東山町公民館において福田先生が「世界の動向と日本の進路」と題し講演をした様子なども掲載されています。
同展は8月30日まで。