先日、地震による風評被害対策として仙台でキャンペーン(東日本高速道路主催、県南広域振興局、一関観光協会)が行われましたが、一関、両磐地方に観光に訪れてもらおうと企画したイベントの中で、同地方を訪れたい人、関心を持った人などに同地方の観光地10か所の中から選択するアンケートを行いました。
そのアンケート結果がまとまり、一関商工会議所観光部会総会において報告がありました。
第1位は中尊寺、第2位は厳美渓、第3位はなんと幽玄洞だったそうです。
岩手県南には平泉を中心に観光地も多く、他と比べると規模の小さい観光地といえるかもしれません。それが第3位という結果に私たちも驚いています。
他の観光地では四季によって景観が変わるところもありますが、洞穴というと地下に四季はありません。そんな幽玄洞ですが、前沢、水沢方面より来ると近くの山々が紅葉の見ごろをむかえ、今が秋を一番感じさせる季節となりました。
先日から紹介しておりました七田清さんのウミユリの萼(ガク)の化石が17日より幽玄洞展示館にて公開しております。
七田さんは今年「第38号岩手の地学」にアクチクリニテス科のウミユリを研究発表しましたが、大路樹生博士によって鑑定されたアクチクリニテス科のウミユリのガクを含む東山町で採集したウミユリのガク(デボン紀と石炭紀)30数点を展示しました。
陳列が終わり、帰ろうとしたところ・・・
誰も呼んでいないのに岩手日日新聞社の方が来社。
用件はというと幽玄洞のブログを見てネタ探しをしていたところ、何か始まる!(七田さんが載っていたので)来てみたとのことでした。
さっそく岩手日日さんが七田さんを取材しているところを1枚。
照れくさそうにしている七田さんと「また取材された」と笑う岩手日日の美人記者さん。
最後に七田さんはこう語ります。
「東山町の子どもたちが化石に興味をもって勉強して大学教授になってくれればなぁ」と。
それだけこの町には貴重な化石が眠っている。後継者がいればなぁと願っているのでしょう。
昨日10月18日毎年恒例の幽玄洞行事の「観音菩薩報恩法要」があり、安養寺本堂にて法要を行った後、場所を地域の人達によって100観音が寄進安置されている観音霊山に移し、立塔供養が行われました。
毎月18日にも観音祈願を安養寺の住職さんにお願いしていますが、この10月18日は年に1回の法要であり、観音様を寄進されている皆様にも出席していただいています。
法要の後は場所を猊鼻渓の観光ホテルに移し懇親会が行われ、初めに東堂さんのお話を聞き、皆でテーブルを囲み歌や踊りが飛び出すなど、にぎやかな宴となりました。
懇親会中、これも恒例となった出席の返信はがきを早く返してくれた人、1番から3番の人に賞品を差し上げているのですが、その発表もあり会場をわかせました。