今年も残るところあと1ヶ月になりましたが、2011年の今年は幽玄洞がオープンしてから30周年の年に当たります。
昭和55年に発見され、翌年オープンし、現在に至りますが、このたび2012年の岩手日日の元旦号に掲載されることになりました。掲載に当たっては、5代目の社長、展示館に地元の化石を紹介している七田清さん、開洞に携わった東山ケイビングクラブ代表の菊地敏雄さんの3人の記事が予定されています。
七田さんと岩手日日さん
岩手県地学教育研究会会員の七田さんは「石を叩いて30年」と言うほど化石に魅了された一人です。
定年になってから論文を書き始め、これまでに「岩手の地学」に腕足類、ウミユリ、リン木の化石を発表しています。自身が採集したその化石の中では動物門であと8つ未発表のものがあり、「1年に1つでもあと10年はかかる。80歳までに完成させたい」と意欲を見せていました。
初代渡辺和男社長が父親に当たる現在の渡辺和敏社長は、5代目の社長になります。
30年前を振り返ると、初代社長が幽玄洞の会社設立の話をした時、渡辺家では大反対だったそうです。
「商売のバクチはしろ、という人だった」と、今は亡き初代社長の口ぐちを思い出しながら、幽玄洞設立当初のエピソードを語りました。
菊地敏雄さんの取材が終わりましたら、また報告します。