4月7日の2回目の地震からも3週間がたちました。
幽玄洞脇を通る県道 前沢東山線は出口から前沢方面に300メートルほど通行止めになっておりますが、幽玄洞では洞内の安全も確認され、GW期間中も営業いたしております。
県道19号線よりファミリーマート様から水沢方面に向かう途中に通行止めの看板が設置してありますが、入口まで通行可能となっております。
連休に合わせて展示館にて「日本最古の植物化石 鱗木(リンボク)」も展示しましたので、ぜひご利用下さい、。
従業員一同お待ちいたしております。
一関市東山町松川にある「石と賢治のミュージアム 太陽と風の家」では5月10日の地質の日の記念イベントとして国立科学博物館の特別研究員の椎名勇太先生を迎えて行われます。
2回目となる今年も昨年に続き椎野先生が同館にて「化石からみる地球のなり立ちのお話」を行い、その後唐梅館公園にて化石採集をします。対象者は小学生以上の親子25組。
先生は東京大学に在学中、5億3千万年の生命の進化を調べることによって解明するという地球惑星科学を専門に研究なさっていた方で博士でもあります。専門は「腕足類」としています。
昨年公園での化石採集では腕足類が発見されなかったので、今年こそ発見して先生に鑑定してもらえる小学生がいることを期待します!
日時 平成23年5月15日(日)午前10時~午後3時まで
受付 午前9時30分から
対象者 小学生以上の親子 25組
参加費 (入館料・大人300円、小学生200円)
集合場所 石と賢治のミュージアム 一関市東山町松川字滝ノ沢149-1
準備するもの 筆記用具、マジック、軍手、ポリ袋、ゴーグル、昼食、
服装は長袖、長ズボン、帽子、ズック(雨具の用意)
申込期間 平成23年4月26日(火)~5月10日(火)
お早目にご予約ください!
一関市東山町松川にある「石と賢治のミュージアム 太陽と風の家」では5月1日、「岩手県の鉱物と化石展」が開かれます。
〃石っ子賢さん〃と呼ばれた宮沢賢治にちなんだイベントで、当日午前10時から午後4時30分までは日本地質学会員の原子内貢氏を解説者に迎え、日本地学研究会員の村上修氏と岩手地学教育研究会員の七田清氏が県内で採集した鉱物や化石が展示されます。
また、村上氏と七田氏による鉱物と化石の鑑定会が午後1時30分から3時30分に開かれますので、鑑定を希望する方はぜひこの機会をご利用下さい。
希望する場合は事前予約が必要ですので、お早めにご予約下さい。
入館料 高校生以上 300円
小中学生 200円
※鑑定を希望する方は12~30日に同館に申し込む
石と賢治のミュージアム
TEL 0191-47-3655
FAX 0191-47-3944
幽玄洞では15日より展示館にて、地元で採集された棘皮動物「海ユリ」のガクやコニュラリアに加え、日本最古の植物化石「鱗木」を展示しました。
この鱗木は、岩手地学教育研究会員の七田清氏(東山町在住)のコレクション数十点の中の十点です。
以前紹介しました、独立行政法人 産業技術総合研究所フェロー代表の加藤碵一先生にも、「立派な化石」と太鼓判をもらうほど保存状態が良好な化石です。
そもそも鱗木の発見自体が少ないことと、日本で研究している人が少ないことから、個人でこれほどの化石を持っている人は珍しいのです。
ここ一関市東山町は、日本でも有数の化石の産地ですが、日本で最初に橋行一博士(岩手大学名誉教授)が鱗木「レプトフロエム・ロムビクム」を発見した場所としても知られています。
鱗木の化石は、完全な形で発見されたものは無く、胞子、分枝、根、表皮内部等、部分的に発見されています。
七田氏のコレクションの中でも、一番長いものになると70cmほどあり、七田氏のお気に入りの一つに数えられています。
幽玄洞展示館に展示されている化石の他に、小学館の図鑑『NEO』に掲載されている鱗木の化石は七田氏が採集したものです。現在東山町松川にある「石と賢治のミュージアム 太陽と風の家」にて展示中です。
岩手県立博物館でも鱗木「レプトフロエム」の化石が所蔵されています。