今日は、昨日のポカポカ陽気がうその様な冷え込みで雪もちらつく朝でしたが、仙台のケーブルテレビ局のJ:COM仙台キャベツさんによる「旅ナビ!トラベリング☆ガール」の取材がありました。
女性レポーターさん2名が「旅は楽しく!」をテーマに、東北各地の見所を発見・紹介する番組です。
宮城・岩手(水沢・花巻)山形・新潟・茨城のケーブルテレビと、旅チャンネルスカパー277CHで2月1日から2月末日の期間に20回程放映されるそうです。是非ご覧ください。残念ながら、ここ一関のケーブルテレビでは見れませんが・・・・・・。
一端止んだ雪でしたが、取材を終えて次の目的地(平泉)に出発する頃には又雪が・・・・
「気をつけてねー!」
昨日の岩手日日の新聞に、日本三大硯の一つである「雨畑硯」について載っていました。
雨畑硯は、山梨県早川町の雨畑地区で古くから作られてきた伝統の硯です。
明治から昭和初期までの最盛期には100人以上の職人がいましたが、現在は望月玉泉さんただ一人となってしまいました。
東山町にも、特産の硯として「紫雲石硯」があります。
紫雲石とは別名「正法寺石」とも呼ばれ、一関東山町や奥州市の正法寺付近で採掘されました。
紫雲石硯は、古くは平泉・藤原三代の時代から作られてきました。
明治維新の前に仙台藩公の「お止め山」の制度により採掘が制限され、一般に手に入りにくい時期もありましたが、昭和20年代後半の書道ブームの中でその価値が見直されるようになりました。
しかしこの紫雲石硯も、現在は佐藤鐵治先生お1人で作られている状態で、山梨県の雨畑硯と同じく職人不足に悩まされています。
佐藤先生は、硯以外にも文鎮やペーパーウェイト等、紫雲石を使った新しい作品を作っています。
また、山梨の望月さんは、硯の制作体験等、硯に親しみ後継となる職人さんが現れやすい環境を作っています。
伝統の技を残す後継者の方が、現れてくれることを願っています。