21日、東山地域交流センターで行われた「楽器のない演奏会 in 雨ニモマケズ」では猊鼻渓の名船頭「忠さん」こと佐々木忠市さんの「げいび追分」が流されたことは前回紹介しました。
このレコードを流すにあたっては、真空管アンプ研究会代表の山崎司朗さんが平成14年の水害のときに泥をかぶったレコードを水で洗い流していたら「げいび追分」の入ったレコードだと気付き、傷が付いていたため演奏会当日は佐々木さん所有の新しいレコードを借りて流したそうです。
後日、佐々木さんから記念にと同じレコードと冊子を頂きました。このレコードが製作されたのは三十数年前で、その頃は一関市(旧一関市)、藤沢(東磐井郡藤沢町)に7、8か所も民謡教室をもっており、毎晩指導に行った昔話を聞かせてくれました。
仙台でレコーディングして、当時千枚製作したそうです。
今はプレイヤーも無くなりましたが、後世に残るような記念のレコード。
先日集まった観客の中では多分自分が最年少だったと思いますが、何十年か後にこういう演奏会で披露されたと伝えていきたいと思います。