一関市東山町を代表する一大イベント「唐梅館絵巻」。
今年で14回目となり、9月28日唐梅館公園をメインに盛大に行われました。
平泉藤原氏が頼朝の軍勢に敗れ、その後、岩手県南から宮城県北まで治めたのは、葛西氏の重臣千葉一族です。同町の唐梅館は千葉氏の本拠地であり、天正18年(1590年)豊臣秀吉による小田原征伐への命令を受け、従うか否かの「軍議」が行われた場所です。軍議には磐井、胆沢、気仙、本吉、登米、栗原、桃生などの各諸将が集結しました。軍議を再現する歴史絵巻の総大将役に今年は、俳優の「筧利夫」さんが出演しました。
本祭は長坂商店街にてちびっこよさこい、大勝餅まき、大東高校鹿踊りが行われ、参上行列が唐梅館総合公園を目指し出発。
到着後、各地から集まった武将を前に千葉広胤役の筧さんが秀吉軍との決戦を告げる口上を述べ、ときに笑いを誘うなど観衆を楽しませていました。
町民による「千人踊り」や釜石市からは迫力ある只越虎舞なども披露され祭りをさらに盛り上げました。