幽玄洞ブログ

岩手県一関市東山町からローカルな情報を発信していきます。

自然栽培で米作り 陸羽132号ー雨ニモマケズー 

2011年10月29日 | 東山町

出勤すると会社の机の上に冊子が置いてありました。
デクノボーオーナーの山崎司朗さんが書いた自然栽培で米作りをした記録です。
5年前、福岡正信著書の「わら1本の革命」と出会い、この本がきっかけで自然農法に毎年挑戦しています。
昨年の夏も紹介しましたが、今年も試行錯誤しながら新たな栽培方法を加え、米作りを実践。 先日収穫を終えたようです。その記録を振り返ってみましょう。

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8アールの田んぼは原則「無肥料」「無農薬」「無除草」で行われます。植えた品種は「ひとめぼれ」と「陸羽132号」。岩手では「ひとめぼれ」は定番ですが、店頭ではあまり見かけない「陸羽132号」について説明しましょう。
大正10年に秋田県で日本初の人工交配によってできた優良水稲で、昭和初期冷害に強い品種ということで宮沢賢治が推奨し、昭和4年から27年間作付け面積がトップだった品種です。賢治ゆかりの品種なのです。

この地方では秋に耕起するのですが4月に2回行ったようです。耕起の時期が収穫に大きく作用する。土を乾かすと収穫量が多いという「乾土効果」を得るためです。
そして、青森の「奇跡のりんご」を生んだ木村氏のやり方で、表土を軽く田植えができる程度に掻く方法を取り入れ、5月7日に町内で一番乗りで田植えをしています。今年は15日頃植えるよう指導があったにもかかわらず早めに植えたのは、今年SRI農法を取り入れたからです。
SRI農法とは岩澤信夫著書の「究極の田んぼ」という本で紹介されている自然農法です。
マダガスカルで生まれた画期的な米増収技術で、苗が小さいうちに植えること、苗は間隔を空けて粗植すること、水田は水分を保ちつつ湛水しないことの三つが原則です。三つ目がポイントです。
そこで4アールの田んぼに陸羽132号の苗を1本か2本で30から40センチ間隔で10センチ未満の長さで植え、田植えをしてかっちゃくするまで水をかけて、田んぼの水を抜きます。
田植え時期は水で満水になっている田んぼの中に1枚だけ干からびた田んぼがあり、異様な光景だったようです。さすがに心配になり6月までは干からびない程度に湛水したようです。
夏は昨年通り無除草を徹底し、秋をむかえます。
9月13日の稲刈りには「陸羽132号」の方が「ひとめぼれ」よりも30センチ長く、穂には200粒の米がついたそうです。最終的には「陸羽132号」の苗2箱から籾入り袋で5袋半。「ひとめぼれ」の苗7箱から5袋採れたそうです。今年の実験では「陸羽132号」をSRI農法で育てると収穫量が上がった結果になりました。天日干しで脱穀した新米の味はひとめぼれよりも美味しかったそうです。

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最後に従来の米作りから自然農法で栽培する難しさが書いてあります。
周囲の人たちに褒められながらも真似できない!と言われ、それでも美味しい米を作る楽しみを味わう。
農薬の悪影響を危惧し、自然と共存しながら米作りを追及する、この米作りそのものが山崎さんの哲学です。

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職場体験最終日ー感想ー

2011年10月26日 | 幽玄洞

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今日は職場体験最終日なので、岩手県立大東高校2年生の生徒さんに二日間の感想を書いてもらおうと思います。
写真は彼らの気に入った画像を載せました。

 職場体験を通して、あいさつはとても大事だということがわかりました。この体験をいかして大きな声であいさつを心がけていきたいと思いました。この体験を通して幽玄洞の事が良くわかったので良かったです。幽玄洞は化石がたくさん発見されていてすごい所だというわかり、今までは知らなかったのでいい勉強になりました。サービス業では、臨機応変にすることが大事だとわかりました。来年は就職なのでこの体験を通して頑張っていこうと思います。

 職場体験という授業で、大東高校から場所を移して、東山町はここ、日本最古の地層にある幽玄洞さんにて授業を受けさせてもらっています、伊東です。

 ここでは駐車場を掃除したり、幽玄洞のなかを掃除したり、さらには接客までさせていただきました。掃除のときには落ち葉を掃くコツ、接客のときには対応の仕方を教わったりしました。 休憩時間、「この仕事は教科書があってないようなものだから-」と言うのを聞き、実際に接客してみると「靴はこれでもいいんだろうか??」、「犬は大丈夫??」などの質問が来て確かに人と接する以上教えられた通りにはいかないもんだなと感じました。

 さらに他にも他の企業の方が来てお話しをさせていただいたりしていて、サービス業にしろなんにしろ人と話すということが大切なんだなあと感じました。これは面接も、その後会社などで仲間や上司といい関係を作るためには避けては通れない道なので、大事なことを学ばせていただきました。

 幽玄洞は始めに言った通り日本最古の地層にあり、ウミユリの化石や三葉虫などの化石が触れられる位置にあり、他にも色々な形の鍾乳石、水がきれいな地底湖があります。そして洞窟を見たあとに食べるソフトクリームもまたたまらないものがあります。

 是非一度は化石触り、鍾乳石鑑賞におとずれるといいと思います。

  忙しい中受け入れて下さり、ありがとうございました。

様々な仕事を体験してもらったなかで地域への理解、将来の職業観を培ってもらえたのではないでしょうか。
二日間お疲れ様でした。

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「東北文化の日」のお得な情報

2011年10月26日 | 一関市

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東北6県と仙台市は10月29日(土)、30日(日)を「東北文化の日」として、各種文化イベント等を開催します。
この取り組みに合わせて、一関市内にある3施設では
29、30日の2日間入館料を無料にします。
対象となる施設は
一関市博物館、芦東山記念館、石と賢治のミュージアムです。
一関市博物館ではテーマ展「生誕百年 森本仁平展」を、芦東山記念館では特別展「仙台ゆかりの学者」が開催されます。
なお石と賢治のミュージアムでのイベントは「万華鏡をつくろう!」が11月5日(土)、6日(日)に行われ、11月2日から30日は「吉田路子の宮沢賢治切り絵作品展」の特別展が同時開催となります。特別展の詳しい情報は後日、ブログにて紹介します。
この機会にぜひご利用ください。

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職場体験学習

2011年10月25日 | 幽玄洞

10月25、26日の二日間、岩手県立大東高等学校の2年生が2名、職場体験に幽玄洞に来ています。
初日の今日は洞内、事務所のお掃除から始まり、その後予約のあった仙台の高校2年生が校外学習で入洞したので、パンフレットを配り案内する仕事をしました。

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中学校のときも職場体験学習でサービス業に携わった二人は、同学年のお客様に対し緊張しながらもあいさつ、お辞儀の仕方などに気を付けながらこなしました。
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午後は慣れてきたところで窓口での接客を体験してもらうため、二人で練習してから実践です。
レジの打ち方なども学び、最終日の明日も頑張ります。

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追記 「観音菩薩報恩法要」

2011年10月23日 | 幽玄洞

先日行われた合同法要の際、安養寺の住職さんが滋賀県で活動しているシンガーソングライター蜂谷清香さんの「観音様」というCDを会場で聴かせてくれました。
この曲は奈良県にある信貴山 千手院の僧侶・床田真涯さんから「観音様」というお祈りのことばに曲をつけて欲しいと蜂谷さんが作曲依頼を受けて作ったのだそうです。
住職さんは蜂谷さんに問い合わせ、法要に間に合うよう蜂谷さんが速達で送ってくれました。
会場では住職さん自らCDラジカセを持参し、集まった寄進者の人たちに2回曲を流してくれました。こころが洗われるようなやさしい曲と評判です。
住職さんは蜂谷さんに後日、お礼のメールを送ったので蜂谷さんのブログに紹介されました。蜂谷さんのブログもご覧下さい。
http://ameblo.jp/utashie/
蜂谷さんの「観音様」の曲はYou
 Tubeでも紹介されていますし、CD「観音様」の売上の半額を、日本赤十字社を通じて、東日本大震災義援金に寄付されるそうです。

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