一関市東山町松川にある「石と賢治のミュージアム 太陽と風の家」では5月9日(日)に国立科学博物館の講師を招いて講話を聞き、同町長坂にある唐梅館総合公園で化石採集を体験する催しが開かれます。対象は小学生。
この催しは「地質の日」にちなんで初めて開催されますが、「地質の日」とは1876年(明治9年)5月10日にライマンによって日本で初めて広域的な地質図、200万分の一「日本蝦夷地質要略之図」が作成された日で、2007年3月13日に地質関係の組織、学会が発起人となって最近定めたばかりの記念日なのです。
講師の椎野勇太先生は今年東京大学大学院を卒業。「腕足類(わんそくるい)」を専門としています。
当日は9時30分に同館に集合し、10時から先生のお話を聴講します。
採集場所となる唐梅館公園は「ウミユリ」「三葉虫」「腕足類」などが採集される場所として知られていますが、化石採集では採集した化石を先生に見てもらうので、またとないチャンスですのでお早めにご予約ください。
参加申し込みについて
開催日時 平成22年5月9日(日)10:00~15:00
講 師 国立科学博物館 椎野勇太 先生
参加対象 小学生25名(定員になり次第締め切ります。)
参加費 一人500円
持ち物 軍手、弁当、飲み物、雨合羽
申込期限 4月30日(金)まで
TEL 0191-47-3655
FAX 0191-47-3944
なお同館ではまもなくすごい鉱物が展示される予定だそうです。虎目石、杉石、トルコ石を含む4点だそうですが、ただ今準備中です。お楽しみに!
同館ご利用初めての方のために、周辺のMAPです。
一関市東山町にあるげいび観光センターでは「名勝 猊鼻渓」が今年命名100年を迎えることから3月31日、入口に地元の書家、佐藤関水先生の揮ごうを加えた看板が設置されました。
先生が揮ごうしたのは「猊鼻渓」と「百」の文字の部分。
勢いのある力強い書体で猊鼻渓命名100年を盛り上げています。
関水先生は岩手大学書道科のご卒業で、長年にわたり千厩、藤沢、東山、大東など各中学校で国語、書道の教員を勤められ、定年退職後の現在は花泉、千厩、一関で大人の方を中心に書道を教えています。
毎年秋には市内錦町にある蔵のひろばで教室の生徒さんたちと一緒に書道展を開いているそうです。
先生の主な作品は東山中学校体育館にある教育目標や校歌、大東町で販売されているやまぶどう液「徳林(とくりん)」のラベル。猊鼻渓さんで販売している「関山」や「飛泉」のラベルなど数多くにわたります。そして昨日紹介した舟下りの記念乗船券の「猊鼻渓」の文字も新たに先生の作品の一つとして加えられました。
なお猊鼻渓命名100年祭のイベントはまだまだありますが、幽玄洞とタイアップしたお得な共通券も発売予定です。詳しくは後日紹介しますのでお楽しみに!
一関市東山町にある「名勝猊鼻渓」では今年で命名100年を迎えます。
そこで今年はイベントが盛りだくさん企画されています。
まず4月1日より命名100年にちなんで舟下りの記念乗船券が発行されました。
この券は4種類で春(4~6月)夏(7~9月)秋(10~12月)冬(1~3月)の季節ごとにデザインを替えて発行。4シーズン分を並べると裏面には猊鼻渓の夫婦岩の絵が完成します。
この券の絵を手掛けたのはお隣り大東町の県立大東高校美術部の生徒さん2人。
げいび観光センターさんからの依頼にこころよく引き受けてくれたそうです。
春の絵には船頭さんと平成16年に来渓した「きんさん ぎんさん」をデザインし、夏には「猊鼻渓」と命名した佐藤猊厳先生を、秋には開通により観光客誘致に大きな影響を与えた大船渡線(大正14年開通)の絵が。冬には名物の屋形船が登場します。
何といってもこの券を4枚集めた方には、名勝指定100年を迎える平成25年12月まで無料(本人のみ)で乗船できるお得な「猊鼻渓舟下りマイスター認定証」がもらえる特典があります。
その他にも収納ケース、記念オリジナル清酒関山4合瓶、オリジナルTシャツの中から一つ選べるプレゼントもあります。
今回いろいろと教えてくださったのは船頭歴40数年の小原松男さんです。
団体、一般(小、中、高校生)すべてこの乗船券だそうですので、旅の記念になりますね。ぜひ頑張って4枚集めてみてはいかがでしょうか。