今月19日~29日に、世界遺産の登録を決議する第35回世界遺産委員会が、フランスのパリで開催されます。
「平泉の文化遺産」は、2008年に登録延期の勧告を受けていましたが、今年5月7日にイコモス(国際記念物遺跡会議)から条件付きでの登録を勧告されました。
今回登録勧告を受けたのは、中尊寺、毛越寺、無量光院跡、金鶏山、旧観自在王院庭園の5つの史跡です。
初代・藤原清衡により中尊寺が、二代目の基衡により毛越寺、基衡の妻により観自在王院庭園が、そして三代目の秀衡により金鶏山と無量光院が造られました。
残念ながら、藤原氏の屋敷(後に政庁)だった柳之御所遺跡は外されてしまいました。
また、名称も「平泉の文化遺産」から「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園および考古学的遺跡群」へ変更する条件での勧告でした。
ただし、最終的な決定は世界遺産委員会が決めるので、どうなるのか分かりませんが…
これらのどの史跡も、藤原三代の栄華や、国作りにおける浄土思想を知るものとして大変重要なものです。
世界遺産委員会まで、あと1週間。今度こそ登録になるといいですね。
一関市東山町松川にある石と賢治のミュージアム「太陽と風の家」では今年も「グスコーブドリの大学校」が7月24日から26日までの3日間行われます。
今年は「東北砕石工場 工場主鈴木東蔵と技師宮澤賢治」をテーマに行われ、参加者を募集しています。
会場は「太陽と風の家」、その後、奥州市種山「星座の森」に会場を移動し行われます。
また、特別展示「東北砕石工場技師時代の賢治書簡展」も7月9日(土)から26日(火)まで同時開催されます。(但し11、19、25日は休館日です。)
◆日 程◆
7月24日(日)12:30~13:30受付
○基調講演
「東北砕石工場 工場主鈴木東蔵と技師宮澤賢治」
講師:詩人 森 三紗氏
○講演とDVD鑑賞
「雨にも負けぬサラリーマン~宮澤賢治最期の二年半~」
講師:番組制作者 NHKディレクター 久保暢之氏
○交流会(ひがしやま観光ホテル)
7月25日(月)
○講義
「宮澤賢治 石灰肥料のすすめ」
講師:はなまきブルーベリーファーム園主 藤根研一氏
○見学(1)
東北砕石工場
石灰採掘鉱区、石灰製造工場(東北鉄興社)
○見学(2)
阿原山賢治詩碑、五輪峠
7月26日(火)
○講話
「デクノボーと地涌菩薩~涙ぐむ宮澤賢治~」
新潟大学名誉教授 斎藤文一
○まとめ
○閉会 11:00
◆参加者募集要項◆
◇募集締切 2011年7月15日(金)必着
◇募集人員 40名
◇参加費用 大人 22.000円
(2泊5食の宿泊代・資料代)(部分参加については問い合わせください)
◇会場 石と賢治のミュージアム 他
◇宿泊先 7/24 ひがしやま観光ホテル
かみや旅館 他
7/25 種山高原「星座の森」コテージ
※部屋は相部屋となりますが、特別の理由がある場合はお申し出下さい。
◆参加を希望される方は◆
申込書に必要事項をご記入の上、FAXまたは、下記にご送付下さい。
追って詳細案内をお送りします。
◆参加申し込み先◆
〒029-0303 岩手県一関市東山町松川字滝ノ沢149-1
石と賢治のミュージアム
第12回グスコーブドリの大学校事務局
TEL 0191-47-3655
FAX 0191-47-3944
◆交通のご案内◆
【東北新幹線】 東京駅~一ノ関駅(2時間45分)
一ノ関駅乗り換え 大船渡線で27分
陸中松川駅下車 徒歩3分
【東北自動車道】 一関ICから18Km約20分
【バス】 一ノ関駅前より岩手県交通バス
(げいびけ渓線)35分
「滝ノ沢平」又は「堺橋」下車 徒歩10分
【7/26帰路】 帰路に東北新幹線ご利用の方を水沢江刺駅までバスで送ります。
定員が40名と限りがありますのでお早めにお申し込み下さい。