猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

泥だらけ、猫だらけ、犬だらけ。

2007年06月19日 10時37分12秒 | 
近頃。
二人で行動するときも、そのほとんどが自転車の我が家であるが。

畑へ行く際も、よほど荷物がない限り(水のタンクとか)、二人でえっちらおっちらペダルを漕いで、寄り道しながら自転車ライフを楽しんでいる。

サイクリングロードをのんびり走りながら、羽を休める鳥を眺めたり、道端に咲く花についてヤイヤイ話し合ったり。

そして、畑で作業をしては、また収穫物を背中に担ぎ、同じ道をヤイヤイ言いながら、のんびりたどって我が家へと帰るのだ。


     
            スイカの花が咲きました!綺麗なレモンイエロー♪


その道筋はとても楽しく。
時には向かい風にぶーすか言ったり、『暑い~』なんて文句を言いながらも、我々は一向にそれに飽きる気配がない。

折りしも、我が家の畑では、夏野菜が段々収穫でき始め、すでに一日畑行きをさぼると、インゲンがニョロ~ンと伸びすぎてしまっていたり、色づき熟れ始めたラズベリーが、美味しいところを鳥に突かれていたり(笑)といった状況で、そんなこともあって、ますます私たちはせっせと自転車を漕ぐようになっている。


     
                   こちらはゴーヤの花に...

     
                    獲りごろズッキーニ♪

        
             ゴボウも獲れて...夏野菜のスタート


そして。
この自転車通いの魅力のひとつが『道ゆく犬猫を眺める楽しみ』なのだ。

サイクリングコースは朝夕、愛犬を連れて散歩する人々でいっぱいだし、普通の路地などには野良猫、飼い猫両方取り混ぜて、様々な猫たちがその愛らしい姿を見え隠れさせていて、毎日同じコースをたどっても飽きることがない。


     
   収穫出来た3種のベリーを少しずつ冷凍庫に貯めておいたらこんなにたくさん!


犬を連れたお父さんお母さんは大事そうに愛犬を眺めたり、声をかけたり。
犬は犬同士、互いに挨拶を交したり、河川敷で駆け回ったり。

のんびり土手で夕涼みをしている猫は、河原で談笑する人間に『何かくれ~』と訴え、まんまと美味しいものをいただいては、生計を立てているし(笑)
先日の日曜日も、1匹の猫が我々から軟骨入りつくね棒を『にゃ~ん♪』とカツアゲ(笑)しては、『また来いよ~』と、その場を後にする私たちに熱い視線を送ってくれた(爆)


     
   とあるお宅の敷地内にある畑脇にいた猫一家。さて、何匹いるかわかるかな?


また、その場所にある、河川敷へ続く広い階段では、優しそうな年配の女性に連れられたマルチーズの一家(4匹)が、なぜかゴンザ目掛けていきなり駆けっこを始め、その後しばらくの間、彼はワンワンパラダイスの中で犬達の可愛らしい好意にもみくちゃにされ(なぜかゴンザはすご~く犬猫や小さな子供に好かれる)楽しい時間を過ごしたりもした。

泥だらけになって汗をかき、帰り道には小さな動物達を眺め、風に吹かれる。

人間が生きていく上で、これ以上の幸せがあろうか。


     
  ここに写っている他にも、さっきの猫一家と明らかに血縁の猫が2匹、塀の影に。
さて。あの一家はお父さんがこの辺りのカサノヴァなのか、お母さんが発展家なのか(笑)


そういえば、その日私たちが通った道には、昨秋、車のない期間に、駅から歩いた道が含まれていたが、そこにも思い出が満ちていて.....

『あのときは車がなくてごめんね~』と謝るゴンザに、私は脳天気に『でも、あのとき車があったら、ここをカラ揚げかじりながら歩いた楽しい思い出はなかったんだよね~』と答え、その後は二人で
『うふふ♪』『うふふふふ♪』
『楽しかったねぇ~♪』『ありがとう』『こちらこそありがとう』
なんてキャイキャイ言ったりする(笑)
(本人たちはこれで幸せだが、周囲から見たらただの馬鹿・爆。こんな調子だから、いつも我々は友人たちに『こ~のバカップル!』と、言われる)


     
            畑へ行く前に食べた立ち食いそばセット(ゴンザ)

     
             シンプルでとっても美味しいラーメン(erima)


歩いたり、自転車だったり、時には車に乗ったり。

同じ道を通るにだって、条件が違えば様々、違うものが見える。

そして、それぞれの人生に様々なことがありながら、それでもああして、みんな犬の散歩に出たり、歩いたりしているのだ。

時の流れと共に顔ぶれは変わっても、あの光景はずっと変わることがないのだろう。

夕暮れ時の河川敷で。

小さな犬がお尻を振って歩くのを眺め、二人で齧ったカレーパンのカケラをスズメに投げてあげながら、我々は、どちらともなしに『これ以上は何もいらないね』と、つぶやき、自分達の幸せをしみじみ実感したのだった。


        
          自宅へ戻れば今度は階下で『子猫祭り』開催中(笑)
   上の段に5匹(アメショー&スコティッシュ)下の段に1匹(ロシアンブルー)

        
                 集めたベリーをミキサーにかけ...
               さて、これはいったい何になったでしょう?