今日はネタがないので、蔵出しスペシャル再び。
白いドレスは以前に出したので、今回は打掛で。
.....昔々、おばさんは、こんなお仕事をしていました。
日本中が浮かれまくっていたバブル真っ只中。
撮影の合間に。
おばさんにも実は、若い娘さんの頃があり.....
その娘さんは、この仕事をして初めて、
打掛というものを着たのですが、
初めてそれに袖を通したときは、さすがの娘さんも、
仕事とはいえ、なにやら神妙な心もちになったものでありました。
簪が素敵~♪
しかし、娘さんもだんだんそれらのことに慣れてゆき.....
ど、どこの演歌歌手だ!?
いつしか歳を重ね、演歌歌手のような雰囲気に(笑)
こんな色、誰が着るんだ!?
ときには内心、「ちょっとこれは着たくないなぁ」なんて、
贅沢を思いながらも、長いこと、この仕事を続けたのでした。
仕事の合間のスナップとはいえ、なぜトイレの前で!?(笑)
そして思う。
人間って歳をとるとなぜ顔がでかくなるの?(爆)
そして、娘さんは、ある日気がつくのです。
自分がもう娘さんではなく、おばさんであるということを。
打掛やドレスも似合わなくなってきて......
それを脱ぐ日がやってきたことを。
すっかりこういった着物のほうが似合う歳になりました。
(これはもうずいぶん前だけど)
それでも、娘さんは幸せでした。
娘さんがおばさんになっても、
美しい衣装や舞台が過去になっても.....
女として生まれてきて、このような仕事に携わることが出来て、
心底楽しかったし、ありがたいと。
今は昔.....
遠く、懐かしいお話でした。
蔵出しスペシャル、また続くかも。