もう、一週間ほど前になりますが.....
箱根、行ってきました。
♪ 箱根の山は天下の嶮 ♪
なんてーことを昔から申しますが。
現代においては、その天下の嶮さえも、
軽々と越える交通機関がございまして......。
空気の澄む冬は、富士山の姿をくっきりと浮き上がらせます。
我が家から箱根へは、普通の電車を乗り継いで約2時間の距離。
紅葉のこの時期。
「我々もそれを見に行ってみようか」などと、思いつきましたのが、
今を遡ること、一週間も前のことでございます。
古ぼけた小さなステップをのぼって。
ええ。
「いろいろさめないうちに」なんて、偉そうなことをぬかしておいて、
今や、すっかりさめちまったどころか、
そんなことを聞いたことすら、皆さんが忘れた頃に、
こうしてぬけぬけ、報告記なんぞ書いているわけでございますがね。
小田原から強羅を結ぶ、箱根登山鉄道。
急勾配を上るためのスイッチバックを三度くり返し、終点へと向かいます。
スイッチバックのたび、運転手さんと車掌さんが、
ホームを歩いて交代する光景も面白く。
早川橋梁を渡る際、そしてそれを臨める場所では、
車両はいっそうゆっくり走ります。
ま、一応、
箱根行った。
紅葉見た。
温泉玉子とシチューパン食った。
足湯カフェに浸かった。
と、まあ、これだけは言っておかねばなるまいと(笑)
強羅からケーブルカーに乗って、早雲山まで一気に上り。
温泉玉子を買ったら、再びケーブルカーで強羅公園上まで下り。
紅葉、青い空、きれいな空気。
ご主人様を待つワンコ。
それらを眺めながら食べる、温泉玉子。
いえ、何せ、いつもながら行き当たりばったりの旅ではあったんですがね。
頭の隅にメモしておいた、『あんな場所』や『こんな場所』データが、
思いのほか役立ちまして。
人間。
ちょいと何かを覚えておくだけで、楽しみは何倍にもなるもんだねぇ......と。
茶室や温室、ばら園まである強羅公園を出たら、
今度は徒歩でてくてく駅まで下り。
再び登山鉄道に乗って、「次はなにをしようか?」.....と。
「ああ、そうだ!あそこに行ってみよう」
やってきたのは、TVでよく見る、箱根・宮ノ下のパン屋さん。
『渡辺ベーカリー』さん
でもって、あとは、面倒くさがらない心と、行動力さえあれば。
心も身体もいつしかあったまるものなのかなぁと。
そんな風に思いまして。
「そうそう、これ!」
この温泉シチューパン(525円)は、
中にたっぷりの熱々ビーフシチューの入った、こちらの名物。
「美味しいねぇ♪」
でもって、さらにそれを報告すれば......
それがまた次への原動力となり、次回の楽しみに繋がる、
と、こうきたもんで。
「あっ、そういえばさっき宮ノ下の駅前で見た足湯カフェも!
このあいだTVで見たばっかりだったねぇ」
NARAYA CAFEさんは、現在進行形で、
古いものを大切にしつつ、新たな観光スタイルを提案するカフェ。
(詳しくはnaraya cafeで検索!)
足湯を楽しみながら、ゆったり飲み物がいただけます。
テーブル上には時刻表もあったり、ひざ掛けを貸して下さったり。
......とても素敵な場所でした!
あまりの気持ちよさに、エスプレッソのあと、
スパークリングワインをおかわり(笑)
「はあ~、気持ちええ♪」
この後、家に帰るまで、足はぽかぽかのままでした。
そうそう!
私は、それが言いたかったんですよ。
『こうして楽しく過ごせるのも、皆さんのおかげです。ありがとう』
『紅葉、綺麗でしたよ!』
......と。
追記: チリメンモンスターに興味のある皆さんは、『カネ上』さんを検索!
私はここで買いました。