猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

美しい力。

2008年12月24日 06時30分00秒 | つぶやき

日曜日。

ゴンザと共に買い物へ出かけた私は、一瞬、異様な光景にたじろいだ。

大きなショッピングモールの、中央に設えられたステージ上から、
聞こえる美しいソプラノに、聴き入る人を見回して。

 

この日のお昼は、こちらで拝見した情報をもとに、美味しいラーメンを。
どっさり乗った鳴門わかめの香りもたまらない、
あっさりシコシコ麺と、さっぱり鶏チャーシュー、そばつゆ風スープが
「おおっ、なんだこりゃ、美味いっ♪」と。

 

いや。

『異様』というのは、あれを表現するのに適さないだろう。

ただ、いつもは、場所も場合も構わず、
奇声をあげ、泣き叫び、走り回るはずの小さな子供たちが、
ひたすらステージに見入っているのに驚いただけなのだから。

 

こちらはもっちもちの太麺、そして、スープも少しこっくり、
チャーシューはスタンダードな豚さん。
「おおっ♪これも美味い~~!」

 

ステージを取り囲む、各階の手すりと、
その下の透明なボードを透かし見える彼らの表情は、
確かにそれが「美しい」と、そう感じている顔だった。

真っ赤なドレスに身を包み、アヴェマリアを唄うその人を、
うっとりと、ただ見つめながら。

 

記事の内容と著しく添っておりませんが(笑)
この羽根つきの餃子もジューシーでなかなかでした♪
羽の部分が少しねっとりむちっとしてるのは、
そういう食感を狙っているものと思われます。

 

本来なら、その前を駆け回り、親の手を引っ張り、
1分とじっとしてないはずの彼らは、私が見つめている限り、
皆、微動だにしなかった。

エスカレーターに乗り、2階、3階と登るまで、
ずっと観察し続けても、本当に、微動だに。

 

驚いたのはこのかき揚げ!
人の顔ぐらい大きくて、美味しい小エビが結構乗ってるのに、
なんとそのお値段150円!
そういえば大学生グループが頼んだフライ(盛り合わせ?)の定食も
ものすごいボリュームだったし(学生さんには嬉しいよね)、
彼らも入るなり「また来ちゃいました~♪」なんて店員さんに言ってたから、
リピーターがどんどん増えるかも.....一品料理もリーズナブルで多くあったし、
一見立ち食いそば風にも見えるけど(テーブル席と立ち食いカウンターがある)
ゴンザ曰く、「ちょっと飲みに来ちゃいたいぐらい」な場所かも。

 

音楽の持つ力は、彼らの、生まれたときから備わっているどこかに、
圧倒的に働きかけるのだろう。

「そういえば」と、遥か遠い昔の記憶に、私ははたと行き当たる。

小さな頃、母が連れて行ってくれた、韓国舞踏団の公演。

鮮やかな黄色のチマチョゴリに身を包んだ、肌の白い、美しい人たち。

帰りには、彼女らを模した、きれいな人形を買ってもらった。

おそらくあれは、妹が生まれる前だと思うが......
夢中になってステージを見続けたことを、今はっきりと思い出す。

 

あ、そうそう!先日買ってきた、ソルレオーネの
『エスプレッソパスタ』シリーズ。
まずはブロッコリ&チーズを食べてみましたが.....これがまた美味いっ♪
思ったより量もあって、こりゃ買い占めにまた出かけないと!(笑)
(まあ、他の味もまだ試してみないとわからないけど)

 

「子供はねぇ、美しいものが好きだよ」

そういえば母は、そんなことも言っていた。

.......聴覚も視覚も。

もしかすれば彼らは、なんでも本物を見分けるのかもしれない。

アヴェマリアに聴き入る彼らを私は見渡し、なぜだか涙がこみあげる。

音楽だけが出来ること。
美しさだけが出来ること。

 

怒涛の食べ物シリーズ(笑)
最後はららぽーとに出店してた、たい焼き屋さんで『お好みたい焼き』。
これがまたしっかり味がついてて、ボリュームもあって美味いの!
「もっと買ってくればよかった」と後悔(笑)

 

今、私には美しいソプラノを持つ友人がいるが。

彼女の歌を、目の前で初めて聴いたあの日のことを思い出す。

それは、なにものをも圧倒する、ものすごいパワー。

録画や中継だけでなく、本物を体験することの大切さを、
人は体験するまで知らないものだ。

 

今日はクリスマスイブ。
皆様、よいイブを過ごされますように。