頼れる旅のリーダーHさんは、楽しくて優しい、とても大きな人(ドリフ好き)
いよいよ、フィレンツェを離れる時がやってきて、
5人は、この後の移動の手段となる、
レンタカーを引き取りにゆくこととなる。
私たちが見た限り、イタリアを走る車は本当に小さく、
借り受けようとした車もまた、
我々の想像もしなかった小ささで(笑)
5人分のスーツケースなど、到底収まりそうにもない。
どう見ても...無理だろ?(笑)
「ちょっと...これダメだな。交渉してくる」
仕事で世界中飛び回るHさんの頼もしさは、
もう拝みたくなるほどで(笑)
女子勢が待つこと30分。
Hさんとゴンザが交渉している間、女子勢はぶどうなど摘みながら...(笑)
なんとかスーツケースと人間5人は予定と違う車に収まり、
(その分料金ははね上がったが)
一行は一路、ピサへと向かう。
高速に乗り、変わり始める景色の面白さ。
ああ、アレはマーブルを切り出している現場だ。
ああ、アレはきっと古い城趾では?
見て!あのひまわり!
あの遠くに見える町、きれいだねぇ!
高速を降り、車を停めて。暑い!
日本語と英語が混ざりあった感嘆の声。
ふざけあう夫婦、または友人、親子の会話。
思い出話や家族の話。
歩き始めれば、掘りかけの遺跡?「国中遺跡だらけだもんねぇ!」
『小さな村』といった風情のピサまでは、
あっという間のドライブだった。
「おお!思ったより斜め!」
変な感心と、自分がここにいるという、
信じられないような気持ちと。
楽しいこと好き、HさんとTもQに塔を支えさせようと...(笑)
高く昇った太陽に反射して、白く輝く斜塔は、
一様に楽しげな、各国観光客たちのために、
我慢強く斜めにポーズをとり続けていた。
とりあえずジェラートは食っとかないと!(笑)
そして、再び出発。
南へ!