街へ降りると、うって変わって、そこはリゾート客のための場所となった。
小さな通りに軒を連ねる土産物店は、
レモンや太陽を象った、色とりどりの商品を並べ、
メイン通りには、夏のセールを知らせるための、
賑やかな貼り紙。
地中海の内、イタリアのつま先側はティレニア海というらしい。
ビーチは砂浜でなく、ホテルや各施設に、こんな感じでついてます。
あちこちにあるカフェ、レストランは、心地よい日陰を作り...
カプリへ渡る船の発着場を知らせる業者の姿は、
港へ続く階段の上に。
街中にもオレンジの樹。
それとオリーブ(実が鈴なり)。
小さな路地。
Tによればイタリアの街はどこも、
ドゥオモを中心に作られているのだそうだが、
他にも、それに負けず劣らず美しい、街中の教会。
イタリアは若い男より、とにかく爺さんがかっこいい!
そして、どこでもかしこでも、誰かが立ち話をしている(笑)
ソレントは、レモンとオレンジと、海とその幸と、
寄せ木細工、リゾートファッションの街らしいが、
なるほど、どこへ行っても出されるリモンチェッロに、
どの店先にもあるつばの広い帽子、
魚屋に並ぶ、新鮮な魚介類は、
それを物語っている。
イタリア滞在中、一度しか飲まなかったエスプレッソ(からっぽ・笑)
足元には平和な街を象徴する、にゃんこ。
夕暮れには、一人で気ままに散歩をする犬。
あれほど乱暴な運転をするイタリア人たちの車が、
不思議なほどに、歩行者や、ふいに現れる犬を目ざとく発見し、
しっかり止まってくれるのは、
日常的にこういった風景が、そこここにあるからなのだろう。
想定内の、想定外...それに慣れた人々。
鉢植えまでレモン。
どこでも出てくるリモンチェッロ。
夜には歩行者天国で...まさに歩行者の天国!(笑)
夜には、歩行者天国。
昼間より多い、人、人、人の波。
老いも若きも楽しげな街、それがソレント。
街角からは歌声が聞こえ、それがいつまで続くのか、
歩く人にもわからないほど、さざめきもまた、続くのだった。
魚介類はどれも新鮮で美味い。
ヴェスヴィオ山を望む、ホテルのプール脇にも、レモン、オレンジの樹がいっぱい。