猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

Grotta Azzurra - アオノドークツー! -

2013年08月08日 09時15分52秒 | イタリア見聞録。

 

まだ静かな、ソレントの港。

この日の目的地はカプリ島。

二人で身振り手振り。

 

イタリアに、『青の洞窟』という場所があると知ったのは、
いくつの頃だったろう?

あれは、パスタのCMだったか、
それとも新聞広告で見た、小さな写真だったか。

いずれにしても、それは、私には、縁遠い場所だと思っていた。

 

島に着いたら、こんな船に乗り。

いざ出発!



まさか実際訪れる日が来るとは...

夢にも思っていなかった。

突然決まったイタリア旅行。

そして、ソレントへ着いてから決めたカプリ行き。

 

切り立った島の端を回り込み。

洞窟の前で、奥に見えるような、さらに小さな船に乗り換え。



Tたちはその日、ビーチで過ごすというので、
夕食を共にする約束だけして、
「じゃあ私たちはカプリに行ってくる!」と。

高速船で20分。

たったそれだけで、あっけなく、あのカプリに着く。

『青の洞窟』にも行こうと決めたのは、
カプリ行きの船の中でだったが、
二人だけで、言葉もわからず、はたしてどうすればそこへ行けるのか、
それは、そこへ着くまで、わからないままでもあった。

けれど...

心配は要らず。

カプリの港では、客引きと見られるイタリア人が、
「アオノドークツー!アオノドークツー!」と、声をあげている(笑)

 

船頭さんの足元に身を横たえ、こんな風に入ってゆきます。



「あそこの窓口でいいのかな?」

何より早いのは、商売したい側と、
金を払ってそれを利用したい側の話である。

私たちは、身振り手振りで、二人分のチケットを手に入れ、
やはり身振り手振りで、洞窟行きの船へたどり着き、乗り込んだ。

しかし、なんでも事前に聞いた話では、
青の洞窟に入るには、なかなかに運も大切なのだそうだ。

少しでも波が高ければ、
入口前まで行っててもアウト、ということもあるというし、
中には、4回訪れて、4回とも入れなかった人もいるという。

私は何しろ、史上最強の雨女でもあるし(笑)

だからそれほど期待してはいなかった。

...けれど、びっくり。

「洞窟前に着いても、長ければ数時間、船の上で待つ」といわれる場所で、
私たちは10分も待たず、洞窟に入るための小舟に乗り換えることが出来、
すんなりと中へ進むことが出来たのである。

「ウシロミテー!」

 

見た!肉眼以外では、とても伝わらない青。



船底に身を横たえ、入口をくぐり抜けたのち。

若い船頭のたどたどしい日本語に、身を起こして振り返れば...

その瞬間を果たして、どう表現したらいいのか。

ただ、肉眼でしか、伝わらない色もある、と。

入口前で、事前に私が握らせた、たっぷりのチップのおかげで(笑)

私たちが乗った小舟は船頭の兄ちゃんの大サービスを受け、
他のどの船より長いこと、洞窟内にいることが出来た。

何より早いのは、商売をしたい側と、
金を払ってそれを利用したい側の話である(笑)

それと、「ありがとう」の言葉。

 

青の洞窟は、午前中が一番綺麗らしい。



イタリアへ着き、Tが最初に教えてくれたのは、
「グラーッツェ!」と言われたら、「プレーゴ!」と返せ、ということだった。

こちらが「グラーッツェ」なら、向こうは「プレーゴ」。

面白いことに、相手がどれだけ無愛想でニコリともしない人物でも、
イタリア滞在中、こちらのグラーッツェにプレーゴと返さない人間は一人もいなかった。

小舟を降りる直前、
船頭の若い兄ちゃんは、とびきりの「グラーッツェ!」を私に言った(チップ分だね・笑)

私も彼に、ありがとうを。

 

兄ちゃん、熱唱もありがとう(笑)



カプリは、白い壁と青い空、海の島。

世界有数のリゾート地という。

 



ケーブルカーに乗り、メイン通りに出れば、
そこはブランドショップばかりで、実をいえばがっかりしたが、
その後、観光客が誰もいない展望台へとたどり着けば。

そこには素晴らしい景色が広がっていた。


広場を目指したはずが...

あれ?

あれ?あれ?あれ?

あれ?(笑)

 

『迷子になると、思いがけない発見がある』というのは、
私たちの、もはや信念みたいなものである(笑)

それが通用する、安全な場所に限り、だけれど。

 

ふと見れば、豪華な別荘越しに、お金持ちたちの船。

そして絶景。

着いた先は展望台、でも、観光客は誰もいない。



帰りに乗った、港行きのボロボロのバスは、
ガタガタ道で弾むたび、ばらばらに分解してしまいそうで(笑)

そのバスが通る、狭い道沿いに建つ家の壁はといえば、
ちょうどバスが通る高さの部分が、ところどころ削られていた(笑)


さあ、帰ろう!ソレントへ。

行きはケーブルカーで登ったので、帰りはバスで。

再び船に乗り、ホテルへ戻ってビールで乾杯!