猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

強い子ゆえに

2006年03月10日 11時24分28秒 | 今日のちびくん
現在、輸液のため病院にいるちびくん。
昨日はとても具合が悪そうで、見ている私も辛かった。
依然食欲はまったくなく、体力が落ちているためかトイレまで辿り着く事が出来ず、おしっこが途中で出てしまうことが二度ほど。
「気にしないでね」
と声をかけ、ソファの定位置に連れて戻る。
水だけは多少飲むけれど、それもあまり気が進まないらしい。
「こんなに辛そうなのに」と、私自身、何度も自分のしていることに迷い、ちびくんに謝り続ける。

一日中をソファの定位置で横たわり過ごすちびくんは、具合の悪さもあって、眠れないこともしばしば。
午後に一度吐いた後は特に辛そうだった。
そこで、なんとか気分を楽にしてあげたくて、夕方から夜にかけ、またたびスティックやら、猫草やら鼻の先に持っていくと、それぞれに少し反応してくれる。
特に、またたびスティックで、頬をごしごししてあげると気持ち良さそうなので、しばらく頬、あご周辺をごしごしする。
少しは楽になりますように.....。

その後、ソファで一緒に眠るも、早朝にまた嘔吐。
もう、何も出るものがなく、なすすべなくそれを見守るゴンザも私も身を切られるように辛い。
どうか、どうか輸液が効いて、楽になってくれますようにと、必死に祈る。

「この子は強い子ね.....しっかりしてて偉いわ」
病院で奥さんにそう言われ、なんだかますます私も辛くなる。

一日でも長く一緒にいたいなんて願い、叶わなくていいから、どうか神様。
ちびくんをこれ以上辛い目にあわせないで。
どうか、お願いですからちびくんの行く道を、暖かな光で照らして下さい。

そう願うのは罪だろうか。

ちびくん。
揺れ続ける私を、どうか許して。
ちびくんは今日も頑張っています.....。


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12 コメント

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何だかわかるな・・・ (hanachan)
2006-03-10 15:46:25
こんにちは。



erimaさん、罪なんかじゃないですよ。

人間の延命治療と同じで、きっと揺れますよね。

残されたものの思いでこうして辛い目にあわせていいものなのだろうか・・・とか。

辛いですね・・・。



でもこれから先、何が起こっても絶対ちびくんは

erimaさんとゴンザさんと出会えた事、して貰った事に感謝していると思うから。



命・・・考えますね。
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ちびくん頑張れ! (blandine)
2006-03-10 16:07:32
こんにちは。

とてもちびくんが気になって、毎日こちらのブログにお邪魔させて頂いています。



実家の猫達は、水よりも、お白湯を好んで飲みます。ちょうどお風呂のお湯の温度と同じぐらいの温かい水が好きです。30度から40度ぐらいでしょうか・・・

体が温まるので気持ち良いみたいです。

お白湯をあげてみてはいかがでしょうか。



実家では、食事も採れないほど猫の具合が悪くなったとき、(風邪や軽い腎臓炎煩った時)母は強硬手段で、人間用の栄養ドリンクを水で薄めて、スポイトで流し込んだりしています。

甘いので、具合が悪くなった猫達もスポイトから出てくる薄められた栄養ドリンクのしずくをペロペロなめたりします。

実家の猫達は、リポビタンや炭酸の抜けたオロナミンCを薄めたのを好んでいる様です。



猫用の電気シート(人間の電気毛布みたいな、湯たんぽの様なもの)の上に敷物を敷いてあげると、具合が悪い時はその上にずっと寝ています。

体が冷えない様に、温めてあげるといいと思います。背中が冷えない様に、実家ではお布団もかけてあげてます。(タオルが軽くて負担が少ないと思います。)



我が子同然の愛しいペット達。

一生懸命病と闘って、ちびくんも頑張って生きようとしている。

erimaさんもゴンザさんも、頑張って下さい!
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大丈夫!!! (空のおやじ)
2006-03-10 20:13:12
こんばんは、

ちびくんは、ちゃんとわかってますよ。

この世に生まれたこと、erimaさんにであったこと、そして今があること、だからがんばっています。

辛いこととは思いますが、できる限りのことをしてあげてください。

うちの「空(くぅ)」(三毛です)も妻も「頑張れ~!!」って応援してましたよ。
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生きることって、迷うこと (t-cat)
2006-03-10 20:51:14
もしかしたら、同じことを毎回書いてるかもしれません。

許してくださいね。



生きることって、些細な積み重ねの繰り返しなんです。

ああすればよかった、こうすればよかったと、

後悔になってしまうことも、

たくさん積み重ねてしまうこともあるんだと思います。



でも、今、生きている、命の尊さを知っているのは、

いつも接しているerima様とゴンザ様。

そしてちゃあこちゃん。



私の目には、ちび君が精一杯生きているように思えます。

生きることって、楽しいことばかりではなく、

辛くて迷うことだってあります。



迷う時も、少しずつ生き物は前へ進んでいかなくてはならない。

同じ進むなら、

今、確かな命の強さを迷うよりは信じてみましょう。

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共に生きるということ (miauleuse)
2006-03-11 00:28:46
erimaさま、こんばんは。



erimaさまの文章を読みながら、ちびくんの写真を見ていると、「ちびくんは何を考えているんだろう」と考えます。

そして、なにもかもを受け止めることが、共に生きるということなのだなぁ・・・と思いました。

「ちびくん、がんばれ」と念じつつ、うちの猫たちをさすっています。

そしてerimaさまもゴンザさんも・・・・。



猫たちの小さな心臓がトクトクと動いているのを感じると、本当に愛おしく、尊く思います。

erimaさまも同じですよね?



あっ、それから、うちの猫たちも白湯を飲みます。

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ちびくん、こんばんわ。。。 (Tatsuki)
2006-03-11 01:15:46
入院の後、経過はいかがでしょうか・・・?



命のあり方。。。難しい問題ですよネ。

どんな生き物にも必ずあって、

そして必ず訪れる老い・・・。



けれど何人たりとも、それを絶つ権限はないと思います。

延命処置については、私もおととし先代猫を老衰で亡くした時に、

兄弟と話ししました。

「早く楽にしてあげたら。。。」

「誰が楽になるん?飼い主が楽になるだけやん!」

「けど、こんな辛い治療を繰り返して・・・猫も通院が辛くて、

 しんどいと思う・・・」

「息をしている間は、この子は生きてる。

 死にたい、楽になりたいなんて、人間だけの感情や!

 犬や猫・・・動物は、自殺なんてバカな事しないやろ!?」

「・・・・・」

永遠と続く論議。。。

その傍らで、静かに目を閉じて寝ていた先代猫。。。

猫は具合が悪くなると、寝ることで体力を温存しようとします。

生きようとしているのです。。。

それを「楽にしてあげる」という言い方・・・。

人間だけの勝手なキレイな言い方です。。。

erimaさん、ちびくんは戦っているのですよ・・・

自然に任せましょう・・・?

そしてちびくんの手助けを思う存分してあげて下さい。



ありきたりですが、ちびくんが元気になりますように。。。

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代わってあげられないから (erima)
2006-03-11 10:30:58
hanachan様



どんなに悩んでも決して答えの出ない闘い。辛さを代わってあげることが出来ないから、揺れて迷ってしまいます。必ず見送らなければならない日が来るのはわかっていても、いざその時となったら、覚悟なんてできるはずもない。もう一日、あと一日と思うたび、ちびくんの皮膚に針の穴が開き、辛い嘔吐に悩まされるのを思い、どうしていいのかわからなくなってしまうのです。

静かに、安らかに過ごさせてあげたい気持ちと、病と闘い、苦痛を和らげるために、治療を受けさせたい気持ち。どちらも私の心からの願い。

hanachan様。わかってくださってありがとうございます。ちびくん、今日も頑張っています。
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ありがとうございます... (erima)
2006-03-11 10:47:52
blandine様



ずっと見守って下さっていたのですね...。ありがとうございます。また、とても親身に考えて下さって、本当に嬉しかったです。頂いた細やかなアドバイスも、とても参考になりました。さっそくお白湯を試してみましたが、また栄養ドリンクを薄めたものも、試してみたいと思います。私、どうも考えが凝り固まってしまって、「ペット用、ペット用」と考えていましたが、そうですよね。栄養ドリンクは人間が飲んで美味しいのだから、猫だってきっと美味しく感じますよね。強制的に口に入れるのより、美味しく飲んでくれたら、もっともっとちびくんも快適に過ごせるはず。blandine様。本当にありがとうございます。

どこのおうちでもそうであるように、私とゴンザにとって、ちびくんとちゃあこはかけがえのない我が子。甚だ頼りない親の私ではありますが、出来る限り頑張るつもりです。何より、一番辛い思いをして闘っているのはちびくんなのですから...。

blandine様。これからも頑張るちびくんをどうぞよろしくお願い致します。
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心強いです (erima)
2006-03-11 11:34:07
空のおやじ様



小さなソファで一緒に横たわっていると、ちびくんがまっすぐ私の目を見つめ続けてくれるんです。それが「わかっているよ」と言ってくれているものなのかどうかはわかりませんが...そうだったらどんなに嬉しく、また辛いことでしょう。こうして毎日、治療のために嫌なことをたくさんする私に、それでも身をあずけてくれるちびくん...。どんなに感謝をしてもしきれず、胸が詰まります。

本当に出来る限りのことを出来ているのか、もっと良い方法があるのではないかと、毎日心は揺れますが...。誰より、一番頑張っているのはちびくんですものね。これからも力の限り、ゴンザも私も頑張ります。

空のおやじ様。いつも優しく心強いメッセージをありがとうございます。奥様、三毛猫の空ちゃんにも、心からありがとうございますと、そうお伝え下さい。これからも頑張るちびくんをよろしくお願い致します。
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命の重み (erima)
2006-03-11 12:47:26
t-cat様



辛い治療をすればしたで、後悔し、しなければ余計に後悔する。

たとえ、99%の人が最善だという方法をとっても、

私にとって、あまりにちびくんが大切な存在だから、後悔はついて回るのだと思います。

わかってはいるんですけど...。

ちびくんが精一杯生きている事も、わかっているから、私が間違っていないか、

ちびくんのために最善の方法をとっているのか、迷い揺れる。

必死に生きている命の横で、そんな風に揺れるのは間違っていると思いながら、

迷い続ける自分を、どうすることもできないときがあるのです。

私が望むのはちびくんが心穏やかに過ごせる時間と、彼の幸せだけ。

それだけははっきりわかっているんですけどね...。

出来る限りの事をする中で、ちびくんの穏やかな時間を

なるべく増やしてあげられるよう、力を尽くしてゆきたいです。
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