猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

空腹は最大の調味料?

2007年06月15日 01時00分34秒 | 猫たち
我が家は男も女も、そして猫も、極めつけの食いしん坊一家であるが。

近頃この、お猫様がなかなかにご飯を食べてくれない。


     
                   え?アタクシのこと...?


季節の変わり目とか、暑さが厳しくなってくることもあって、まあこの時期は、人間も食欲がなくなりがちなときではあるが、我が家のお猫様の場合に限っては.....
『食欲がない』というのとはちと違うようだ。

なぜなら、あまりにもご飯を食べないことを心配した私が、ためしにオヤツをあげてみると、それはペロッと完食するし、他にも日がな一日、

「何かくれ~」

「腹減った~」

と、人が立ち上がるたびに、後をつけてきては訴えてくるからだ。

しかし、その訴えに応じて私が新しい缶詰を開けると、毎度、二くち三くち食べて
『もういらな~い』。

そして、また『何かくれ~』『腹減った~』が始まり.....
それが延々と繰り返されるのだ。


     
             人間のほうは相変わらず食べまくってます
               『シマエビと雲丹ひしおのパスタ』

     
    そこに、ゴンザがシマエビの頭と殻から作った濃厚エビソースをお好みで♪
               これが香ばしくて濃くって美味い!


思えば、これはちゃあこが一人っ子になってから顕著になった現象で、それは私が彼女だけに視線を集中出来る状態にあることも関係しているのかもしれない。

まあ、猫は食べ物に対し好き嫌いの激しい生き物であるし、だからといってすべての要求に応じていてはキリがないので、いくらねだられようと無視し、あるものを食べさせればいいのだが.....

これが必ずこちらの根負けで終わる。

何しろ彼女ときたら、空腹すぎて吐くようなことがあっても、絶対に気に染まないご飯は食べないし、それが以前は好んで食べていたものでも、今日の気分に合わなければやはり絶対に口にしないのだ。

いや。
それでも私が根負けせずにそのまま放っておけば、ちゃあこだっていつかは生命の危機を感じて、あるものを食べざるを得ないとは思うのだが.....

私にはそこまで彼女と根競べをするほどの忍耐力がない。
(先に具合が悪いのでは?と心配になってしまう)

おまけにゴンザときたら、あまりにもちゃあこに甘く、『まあまあ、ご飯くらいは好きなものを食べさせてあげればいいよ~』なんて、
まるっきりちゃあこの言いなりなものだから、しまいには昨日など、ちゃあこのヤツ、帰宅したゴンザに『erimaがご飯をくれない~』と、ウソの訴えをする始末(笑)
(これ、マジです)


     
      このケーキとちゃあこに対するゴンザ、どちらが甘いだろう?(笑)


んでもって、その訴えを聞いたゴンザは

「そうかそうか~。erimaちゃんがご飯をくれないのか~」

なんて言って(冗談で、だけど)、笑ってる。

んもう~~~~~~!(怒)
人の気も知らないであんたたちは!

しかし、これは言ってみれば私の自業自得でもある。

ぶっちゃんやちびくん、そしてちゃあこが我が家にやってきたころは、種類もそれほどなかったフード類が、近年どんどん多種多彩に、豪華に贅沢になってゆくのに従い、『あ、これ食べさせてあげたい』『これはどんなのかな~♪』などと、自分の楽しみ含め、次々と買い与えてきたのも私だから。
(ただ、ぶっちゃん・ちびくんはほとんど生涯、自分のお気に入りである決まったものしか食べなかった)

でも.....
やっぱり、『缶を開けて2時間以上経過したものはもう食べません』みたいなその態度ってどうなの?ちゃあこ。


     
        この、鴨居駅から程近い場所にあるケーキ屋さんのケーキは
     どれも良心的なお値段ながらとても美味しい♪まさに『町のケーキ屋さん』
      シュークリームもさくさくの皮に、その場でクリームを詰めてくれる♪


そういえば、どこかで聞いたところによると、老猫の食は著しく気難しくなるとのことだが.....。

う~ん。
ここはやはり、16歳でも元気で体力バリバリであることだけでも有難いと、多少の贅沢とわがままには(多少ではないけど)目をつむらなきゃいけないのかなぁ。

はあ~。
お母さんの悩みは尽きない。
(ゴンザは「考えすぎだよ~。食べなきゃ放っておけばいいんだよ」と言いながら、一方で「そうかそうか、これがいいのか~♪」なんて甘やかすし)


     
              ちゃあこよ、好き嫌いのない我々を見習え!

事件は毎日起きている

2007年06月14日 03時55分52秒 | 
すっかり日課となってしまった、自転車での畑通い。

おかげでここのところ、汗をたくさんかくのがクセになってしまって、じっとしていると気持ちが悪い。

今までの職業柄からか、未だ顔には汗をかかないが、それでも家へ帰りついた頃には、Tシャツがびしょびしょになるくらい、体には汗をかく。

すると、なんだか体も軽くなった気がして.....
安心してまた、『これで美味しいものをたらふく食べても大丈夫かも』と思えてくるのだ(笑)

で、だ。

今日はまず、昨日我が家の畑で獲れた美味しいものなど。

あれは月曜日だったか。

私が畑へ行くと、隣の畑のおじいちゃん(お兄さんのお父さん)がいて、『もうそろそろたまねぎを収穫しちゃいなさい』と言うので、『こりゃあプロが言うのだから急がねばなるまい』と、翌日の晴れた朝を狙って急いで収穫。


        
          この後あちこちに飛んでいったたまねぎ(笑)
        いきなりこの臭~いたまねぎを送りつけられたあなた!
               驚かせてごめんね(笑)


んで。
なんでも、たまねぎは束ねて風通しの良い場所へ吊るしておくと保存が効くとのことで、一応その真似事などしてみる。


     
                   こんな感じでいいのかな?


初めて育てたにしては、とっても大きく立派なたまねぎは、葉を切り落とせば水がしたたるほどにジューシィで、ずっしりと重い。

この苗は、こだわりの野菜苗を販売している庄内(山形)のショップからネットを通じて買い求めたものだが、やはり、プロがこだわって売るものだけあって、その後我が家でも作ってみた苗とは勢いが違う。


     
 こ、これは...!?買った苗に追加して、私が種から育てたペコロス、ではなくたまねぎ(爆)
 種を播いた時期が遅すぎて、こんなに小さなままたまねぎになってしまった(笑)
         でも、お鍋に丸ごと入れたりすると甘くて美味しいの♪


そして。
収穫といえばこちら。


     
 もうすぐ終わりのいちごに、今が盛りのラズベリー、これから色づくブルーベリー


このラズベリー(現在花盛りのブラックベリーも)の木は、ここ数年ベランダで育てていたのを畑に移植したものだが、やはり地植えパワーはすごく、この数ヶ月で木がベランダ時代の数十倍の大きさに育っては、毎日数粒ずつ、甘酸っぱく薫り高い恵みをもたらしてくれている。


がっ!
しかーし。

やはりこれだけいろいろ育てていると、すべてが順調とはいかないわけで、たまにはこんな事件も起きていたりする。


     
    「ふふふ~ん♪獲れごろになったきゅうりちゃんを収穫~♪しゅうか...く!?」
      「ああああ~~~っ!誰じゃ~俺のきゅうりを食ったヤツは~!!!」

     
                  「しかも残しとるやんけ!」


カラスの仕業か、それともときおりここに足跡を残してゆく犬の仕業か.....

とにかく、こりゃあ早急に何か手を打たねばと、一人もくもくとネットを張ったりなんかして.....
(上の写真はネットを張った後に撮った)

畑での時間はあっという間に過ぎてゆく。


     
                     カボチャも順調♪

     
  畑にたくさんあるアリの巣の中でも、この場所にある巣のアリ達は特に働き者で
  同時に大物狙い。先日は大きなクモを協力して運んでいたが今日はハサミムシ。
   ちなみに、ハサミムシの母親の最後の仕事は自分が産んだタマゴから孵った
 我が子に食べられることだそうだ。生き物がただ生きるということは、気高く、美しい。


一見単調でありながら、実はドラマに溢れている畑の中の小さな宇宙と、通い道。

毎日繰り返す中でも、風に揺れる花の顔ぶれは日々変わり、季節は移ろう。

そしてまた、繰り返す。


        
     「あっ!ザクロの花だ~♪」と、チャリンコを止めては写真を撮り

     
       「おっ♪カモ~!」と、またチャリを止めては写真を撮る(笑)
                 これでいいのか、私!?
       (社会人としてはまるで失格であることだけは一応自覚・笑)

     
       いつものサイクリングロード脇では色とりどりのあじさいが満開!


人間は飽きっぽいし、とかく不平不満を言いがちだけど。
本当は、世の中は見るべきもので溢れていて、退屈したりしかめっ面をしている暇はない。

毎日事件は起きている。

.....楽しめ。

楽しめ!


     
    帰り道。ふと見ると、よその畑の真ん中になぜか靴が片方だけ落ちていた。
               .....!?こりゃあ本当の事件か!?
      (靴の持ち主らしき人物の姿どころか、周囲には人影すらなし)
                   いったいなぜ.....?

ちょっとエコ、もっとエコ

2007年06月12日 23時27分01秒 | お出かけ
ここ最近。

す~っかり自転車で出かけることにハマっている私であるが。

今朝、ゴンザと話していて『ダイエット・運動不足解消・気分転換』以外の、意外な効用が、その自転車にあることに気が付いた。


        
       日曜日。往復30km弱もの距離を自転車で移動した私たち。
         こ~んな場所を通って...ひたすら走りました
               『ランドマークタワー』


近年の深刻な地球温暖化で、温室効果ガスの早急な削減が大いに叫ばれる中、私が今までしていたことといえば、徹底的にゴミを分別するとか、過剰包装をなるべく断るとか、石鹸家事をするとか、その程度であったが。

実は自転車でのお出かけは、かなりのエコになることに気づいたのである。

ゴンザに頼んで車であちこち連れて行ってもらわずとも、自転車があれば、かなりの距離を排気ガスを放出せずに移動出来る。


        
               帝蚕倉庫の一部『北仲ブリック』
         ここは期間限定で若い芸術家たちに貸し出されていた。
            でも...森ビルに壊されちゃうのかな。

     
            道路の反対側にあるのは『元第一銀行横浜支店』
 今は近代的なビルが昭和4年建築の柱(左の部分)にくっつけて建てられているが
        かつては一時期この柱だけがボロボロのままボーっと建っていた
        帝蚕倉庫とこの柱が左右に浮かびあがる闇の中、遊びに出かけ、
       朝方、また同じ景色を帰りのタクシーの中から見るのが好きだった。


車を運転しない私は、車の排気量だとか、そういったことに詳しくはないが、環境のために低排気車が増えていることくらいは知っているし、だからこそ、我が家も低排気の新車に乗り換えたのだが、よ~く考えれば、『低排気自動車』よりも『排気ゼロの自転車』のほうがもっと環境には優しいに決まってる。

しかも、私の場合、自転車に乗るには必ずリュックを背負うから、買い物の際に、必ずレジ袋を断ることが出来、購入した商品は全部そのリュックの中に詰め込んで帰ってこれるのだ。

これが歩きや車であれば、年中マイバッグの持参を忘れ、その上買い物もしすぎて、結局、大量のレジ袋に商品を入れてもらうことになるのだが、自転車なら、リュックに入る分だけしか買い物も出来ないから、不必要なものまで『あれもこれも』と、買い過ぎることもない。

そう。
実は、環境に少し優しい、は、自分にも結構優しかったのである。


     
      『神奈川県立歴史博物館[旧横浜正金銀行本店本館]』(1904年築)

     
         『横浜郵船ビル[日本郵船歴史博物館]』(1936年築)

        
       こんなのやってるらしい...見たい!今度またチャリで来よう♪


んでもって、今のところ、私にとっては自転車でのお出かけが何より楽しいときてる。

と、なれば、今日はここまでの距離を自転車で行けたのだから、次回はあそこに行く時も自転車でチャレンジしよう!
なんてことにもなる。

つまり、ちょっとエコのつもりがもっとエコに。

自転車楽しい→車の利用減る→温室効果ガス少し減る&買い物しすぎない→家庭から出るゴミ減る→嬉しい。

といった具合に、楽しんでしていたことが、実は気づいたらエコになっており、それが嬉しいからもっとエコがしたくなる、という、楽しみながらの小さな輪っかが.....
いつしか私たちの暮らしの中に出来ていたのである。


     
           こんなのを横目に見ながらまだまだひた走ります
            『神奈川県庁本庁舎[キングの塔]』(1928年築)

     
                  大桟橋へ続く道を横切り...

        
               山下公園の中を、左に氷川丸

     
       右にホテルニューグランド(確か今年で開業80周年)を見ながら走り...


しかし。
実は我が家の場合、ここにひとつ重大な問題がある。

私がめっきり持ち帰ることの少なくなったレジ袋。

これは我が家のある方にとっては何物にも代えがたい宝物であるからなのだ。

そう。
小さな頃から、どんなオモチャよりも、レジ袋を丸めたものが大好きなちゃあこにとっては、私のちょっとエコは、断然ありがたくない。

何しろ彼女ときたら、2~3日で一枚はその丸めたレジ袋をヨダレでガビガビにし、自分のご飯の中に突っ込み、ダメにしてしまうのだ。


          
  行き着いた先、本牧の友人宅では、こんなTシャツを着た奥様がお出迎え(爆)
         ちなみにダンナ様はこちら←(クリック)

            
        現在6ヶ月になる赤ちゃん(可愛いの~♪)のいるTちゃん。
           公園デビューはぜひこのTシャツで!(爆)



しかも、彼女にとって、その丸めたレジ袋こそが、『狩り』の本能を呼び覚ます『獲物』代わりなのであり、私やゴンザにそれを投げてもらい、走ってとりに行けば行くほど、食欲も湧くようだときているから、これは深刻だ(笑)
(彼女は走ってレジ袋を取りに行き、それを咥えて持って帰ると、自分のご飯入れに入れてガジガジと獲物を解体するがごとく噛み、その感触を楽しんでから、ご飯を食べる)

つまり、我が家でもっともっとエコを進めるためにはちゃあこの協力が不可欠なのである。

でもなぁ.....
ちゃあこにはエコなんてわからないよなぁ。

あ。
いやしかし。

温室効果ガスを撒き散らしているのは、やはり人間に大部分責任があるのだし(牛や羊のゲップもかなり大量の温室効果ガスを排出するというけど、その牛や羊も人間が増やしたものだもんね)、やっぱり私たちが頑張るしかないよなぁ。

う~ん。

ちょっとエコ。
もっとエコ。

もっとちょっと、楽しく色んな方法が見つかるといいな♪


        
               帰り道は、お祭りに寄りました♪

     
                トッポギ、美味しかった~♪
      たこ焼きも美味しかった♪けど写真撮るの忘れて食べちゃった(笑)

被害者A

2007年06月11日 23時27分32秒 | ゴンザも隣人!?
近年。
新しい車に搭載された機能の進化には著しいものがあるが。

その中でももっとも便利なのは、言わずと知れたナビゲーションシステムと、それに付随した諸々の機能だと思う。


     
                  落花生の花、咲きました♪


そして、そのナビゲーションシステムを映し出すモニターは、今やTVやDVDの再生をするにとどまらず.....
運転者が車を駐車する際に安全を確認するため、ギアをバックに入れれば、自動的に車載カメラによって、その後方の様子が映し出されるまでになっている。


     
                 いんげんの花と赤ちゃんインゲン
      ちょっと目を離すと育ちすぎてしまうので、毎日チェックが欠かせません。


が。

しかし、その便利なシステムは、使う者によって、便利どころか、危険なシロモノとなりうることが、今回、我が家の3歳児ゴンザによって証明された。

なんと、彼は。

こともあろうに、同僚Aの車の。
バックモニタに繋がっているカメラに、こっそり自作のドラえもんの絵を貼り付けたのである。


     
                 ブラックベリーは今が花盛り


.....つまり。

同僚Aが、車を停めようと、ギアをバックに入れると。

いきなりバックモニタに大写しになるドラえもんのドアップ(爆)

本来、そこには無機質なコンクリートや塀や、駐車場の車輪止めが映し出されるはずなのに.....

なんの前触れもなくドラえもんが映し出されるとは!

そのときのAの驚きようを、私は実際に見ていたわけではないが、ゴンザによれば、

「速攻Aから電話がかかってきて、『ギアをバックに入れたらいきなりドラえもんが映るんですもん!マジ焦りましたよ!(泣)』って言ってた(笑)」

そうだから、その衝撃たるや、ものすごいものだったのだろう。


        
           水に濡れたにんじんの葉がきらきら綺麗♪


しかし.....

ゴンザよ。
その小学生並みの発想からなるイタズラ。
どうにかならんか?

っつーか、バックモニタに頼って駐車する人が相手だったら危険じゃないか!

ホントにもう!

.....あ。
でもね。

一応、『バックをする際は、モニタを見ながらではなく実際に肉眼で後方確認しながら行って下さい』と、いった趣旨のことが、ギアをバックに入れると、モニターに毎回出ます。


     
            夏野菜も収穫、始まりました(まだ少しだけだけど)

        
                      天ぷら~♪


ん~、しかし。
よく考えたら、『じゃあ、なんのためにバックモニタってあるの?』
って話だよね。
(答え = たぶん、余計な機能をつけて車の値段をつり上げるため・笑)

ま。
とにかく。

ゴンザよ、反省しろよ!
(良い子は絶対真似しないでね)


     
         JR『鴨居』駅前にある『鴨池橋』の下にいた『鴨』(笑)