みっく・じゃがの「ひとりごと日記」

日々思うこと、考えること、時には写真も

鉄道旅が好き

2016-03-18 10:51:16 | 日記

       鉄道旅が好きです。

       私の祖父も父も旧国鉄マンでした。

       父は私が生まれて間もなく死んでしまったので、話をすることはありませんでしたが、

       祖父は国鉄マンの話をしてくれました。

       機関区に所属し、蒸気機関車の機関士でした。

       今は知りませんが、機関士というのは花形で「国鉄は機関士と保線区で持っている」と

       自慢話をよくしていました。

       そのせいかどうかわかりませんが、私は鉄道旅が好きで、それも特急などでビュワーンと行くより

       各駅停車のトボトボ旅が好きです。

       TVもそういう番組を選んで観ます。

       特に出色なのはNHK BS プレミアムの『関口知宏の鉄道旅』です。

       朝、7:30にBSで『あさが来た』を観た後、8:00までの短い番組ですが

       だいたい10日間を2週間に渡ってやります。

       以前は中国なども長々旅していたのを放映していましたが、

       知宏さんは日常会話くらいの中国語がおできになるようで、それも感心しました。

       今回は まず、オーストリア、次がチェコ と4週間たっぷり見せてもらいました。

       〈お断り:写真はすべてTV放映からデジカメで撮ったものです〉

            

             チェコのこんな可愛らしい電車です

           

           図のようにチェスキー・クルムロフを出発して

           グルッと この線路を10日間で回ります。

           昨日 9日目はこの線を乗りました。

           

           英語を話す人はたまにいますが、ほとんどの人がチェコ語で

           その中で、知宏さんは英語でコンタクトを取ります。

           彼は英語も日常会話程度はできるのです。

           なぜ、ここに注目するかというと、へプという場所は地図からもお分かりのように

           ドイツ国境に面しています。

           第二次大戦時、ドイツ・ナチスはチェコに攻め寄せ、ここへプを勝手に占領しました。

           その場所を知宏さんは訪ねます。

            

            うっそうとした森を黙々と歩き続けます

           そこで見たものは、お墓がことごとく倒されていて、終戦後のチェコ人の感情が

           わかります。

           町に戻り、知宏さんは人々に気持ちを尋ねます。

           現在、ドイツに対してこだわりはないと聞き

           それでも、この暗澹とした表情から、彼の心の揺れが感じられます。

            

           関口知宏さんは絵がとってもお上手で、旅の絵日記も書いており、

           その絵が毎回 情感たっぷりで、気持ちが伝わります。

            

             色鉛筆(?)の色使いが美しいです。

           気を取り直して次のプルゼニュではクラシックカーを見て大喜び。

           チェコ大自慢の国産車のクラシックカーに乗せてもらいます。

           

 

            

           電車は最終地で出発地のチェスキー・クルムロフへ

        今朝の放映が最終回でした。

        歴史は知っていても、なかなかその場所に行けないものです。

        民主化なったチェコの現状も伝えてくれます。

        ”プラハの春”・・・そのとき、人々はどんな気持ちだったのか、

        知宏さんは、そのあたりも伝えてくれます。

        ただ、ダラダラと場所を映すより、こんなふうに目的を持った旅を見せてくれる番組は

        とっても魅力的です。

           こんな自然も、実際に見ることができたなら・・・

            美しい車窓の風景です

 

       関口知宏さんという人は関口宏さんと歌手の西田佐知子さんのお子さんです。

       肩書は”俳優”ですが、俳優としてみたのは、はるか昔・・でした。

       寝起きのようなボサボサ髪、ボォーとした雰囲気でひょこっと現地に入り込み、

       通訳がついてはいるけど、英語くらいは自分で話し、土地の過去、現在、人々の心を

       感じたままに朴訥に語る、しかも絵が抜群にうまい!

       俳優より、はるかにいい仕事をしていると思います。

       ひとり旅は好きでも、外国でひとり旅は危なくてできません。

       この番組を見て、ひとり旅をしている気分にさせてもらうのです。

 

       さぁ、春になったら、私はイタリアへ飛びます。パック旅ですが。

 

        

           

       

コメント (13)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする