10月29日 しまだ大井川 ラーメンは売り切れてた(泣)
23キロのエイドで和服兄さんと別れて、じょんじょりんタイム。
はああああ~生き返った!膀胱破裂するところだったー。
ここで一大決心をする。
カッパを脱いでごみ入れに入れた。よおし、これで目立つぞー!
雨がどんどん降り注いで、空手着に吸い込まれていく。ああああ冷たい。ちべたい。
冷たいが何だ、お前は仮装ランナーだろう(←ハイテンションなので支離滅裂)。
再びエイドに戻り、美人のお姉さんよりバナナを頂く。
「その格好で走られるんですか?すごーい」
ああああ、若き女性のこの声が聴きたかったー。ああ快感!脱いで良かったー!
女性に声をかけられたので、鼻の下を伸ばしております。あほうなやつです(笑)。
でも雨足は強くなり、空手着にどんどん吸い込まれていきます。袖口から水がトイのように流れ出ております。
重い、重すぎる。いったい何キロあるんや?
25キロ過ぎまで、この重い道着を背負って、走っては休憩・走っては休憩しておりましたが、とうとう25キロ地点で足が止まってしまいました。
「あかん、重くて体が動かん」
雨は小雨になったり土砂降りになったりして、時間ごとに刻々と変わっていきます。幸いなことに風はあまりありませんでした。
靴が、「ぐっちゃんぐっちゃん!」
道着が、「ぐっちょんぐっちょん!」
私と同じように、この辺りから歩き始める人が続出。確かに25キロで3時間ちょっとだから、歩いてもゴールできるもんなあ。
いつもの風船おばさんもといお姉さんです。今年も会えましたが、相変わらず元気です。
この雨でも河川敷まで出て応援してくださる人がいます。ありがたいです。手を振ると、
「重たそうだねえ」
「よく走れるねえ」
「写真撮らせて」
と声をかけられるようになりました。やっぱりカッパ脱いで良かった。
「マラソンは目立ってなんぼ」ですなあ。
次の給食エイドで軽く水を飲んだ後、多分雨に体温を取られて、低体温症の兆候が出てきた。とにかく首と肩・顔・手足が冷たくて寒いのである。
あかん、冬山で同じ症状が出たことがある。この頃から体は冷えているのに、急に眠気が出てきて、時々意識がふっと無くなって、歩きながら寝ておったのだ(笑)。
やばいよなあ。雨が滝のように道着の上を流れとる。こりゃあ体温取られるわい。
ふらふらしながら30kの小橋を越えると、増水した水が、あと30センチでコースに迫りつつあった。
わははは、こんな条件で大会開催ってのが嬉しい!主催者に拍手
台風の中で開催された事に対して、ブーブー言ってる人がおられますが(ランネット)、いやだったらDNSすりゃいいし、途中棄権OKなんですから、文句を言う筋合いはないと思う。
「前提条件が台風の中」なんですよ。コースが川になっていようが、泥だらけであっても、最終判断は自分なんだから、自己責任だと。
「いやここまで酷いとは想像つかんかった」
という奴は、想像力が欠如してる証拠。
台風なんですから、何が起こってもおかしくはないし、次回から不参加という教訓を得て良かったでしょう(と挑発的に書いてみる)。
どうせ書くなら、「泥だらけの会場に、ブルーシートを引いてほしい」「更衣室にすのこを置いて」「バス乗り場が遠いので、近くにして」というような建設的な意見を書いてほしいですね。こういう建設的な意見は、「なるほど」と私も思っております。
「開催して、電車が止まって帰れなくなったらどうするんだ!」
台風なんですよ。電車が止まるのは当たり前じゃないですか。わかってて大会に出るのは本人責任じゃないんですかね。
会社休めよ(笑)。
私の意見は・・・台風マラソンは面白い!です。色々問題はありますが、出て良かったと思ってます。
と偉そうな事を言いつつもふらふらしながら歩いておりますと、
「T岡~!大丈夫かあ~」
と焼津在住の友達が友人(ランニング仲間らしい)と一緒に手を振ってた。
「おお!俺の応援に来てくれたのかー!」
「いや違う、うちのランニングクラブの応援だ」
ガックシ!俺の応援じゃないのかあー!お前は走ってないのか?
「そんなのDNSにきまってるじゃん。しかしうちのクラブ員にしろお前にしろ、台風の中を走ってるのって気が狂ってるよ」
走って悪かったなあ。
友人の手に持った瓶は?
「何持ってるの?」
「寒いからポケットウィスキー」
「俺に一口よこせー!」
と強引に奪い取り、一口ならぬ二口グビグビ頂いた。
「効く~!」
バナナしか入っていない胃に、少量ながらニッカのウィスキーが流れ込み、胃をカーっと熱くした。
目が覚めたー!
冬山でも経験あるけど、低体温症には酒です(笑)。特効薬です。
「お前、車で来たんと違うんかい?」
「あほかあ。俺がゴールするのに、あと3時間はかかるわい。完走証受け取って着替えてシャトルバス乗って、出発するまで5時間はかかるから、とっくに抜け取るわ」
自己責任ワインエイドというのは聞いたことあるけど、ウィスキーエイドとは初めてです。良い子の皆さん、決してマネしないように(笑)。
写真を撮ろうとしたら、断られた。
「写真はアカン、仕事サボって応援に来てるからアカン」
おいおい。
ウィスキーで眠気は覚めたが、相変わらず走ったり歩いたりの連続です。雨がだんだん激しくなって来て、台風が接近してるのが伺えます。
全身シャワー状態(笑)。
♪ウルトラテンション、ハイ!ハイ!ハイ!
ハミングしながら軽く走っております。わははは!
「長女さんという事は、他にも御家族の方がおられたんですか?」と聞いたら、
「皆、私を置いて先に行ってしまいました(笑)」
との事。ここで一発ギャグ。
「台風で一家離散ですね」
受けましたよ(笑)。
沿道の少ない応援に手を振り、同じランナーと話しながら、ほとんど歩いておりました。どの方も皆さん、
「ものすごく重そうですね」
「それでよく走れますねえ」
と言われます。いえいえやけくそです。これはマラソン大会ではありません。サバイバルレースと思えば楽しめます。
「砂漠レース」「極地レース」「密林レース」と数多くサバイバルマラソンは存在しますが、「台風マラソン」はこれが初めてではないか?貴重な経験です。参加できて良かったー!
笑いながら歩いておりますと、33キロの大補給エイドに到着!
やった!これで温かいラーメンが食える!
そうなのです。しまだの大エイドでは、ラーメン・スープ・ぜんざいその他など、いっぱい食べ物があり、酒池肉林なのです(すいません、大袈裟です)。
その中でも一番のお気に入りが、ラーメン。あの温かいラーメンを食いたい。この冷たい胃袋に収めたい。ああラーメン。
「ラーメン、ラーメン」
しかし拉麺の屋台前には何も無かった。ガーン、本日終了!
俺のラーメン(泣)。しくしく。
次号予告:しまだ大井川はドロドロぐちゃぐちゃ。まるで泥んこプロレス(笑)。
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23キロのエイドで和服兄さんと別れて、じょんじょりんタイム。
はああああ~生き返った!膀胱破裂するところだったー。
ここで一大決心をする。
カッパを脱いでごみ入れに入れた。よおし、これで目立つぞー!
雨がどんどん降り注いで、空手着に吸い込まれていく。ああああ冷たい。ちべたい。
冷たいが何だ、お前は仮装ランナーだろう(←ハイテンションなので支離滅裂)。
再びエイドに戻り、美人のお姉さんよりバナナを頂く。
「その格好で走られるんですか?すごーい」
ああああ、若き女性のこの声が聴きたかったー。ああ快感!脱いで良かったー!
女性に声をかけられたので、鼻の下を伸ばしております。あほうなやつです(笑)。
でも雨足は強くなり、空手着にどんどん吸い込まれていきます。袖口から水がトイのように流れ出ております。
重い、重すぎる。いったい何キロあるんや?
25キロ過ぎまで、この重い道着を背負って、走っては休憩・走っては休憩しておりましたが、とうとう25キロ地点で足が止まってしまいました。
「あかん、重くて体が動かん」
雨は小雨になったり土砂降りになったりして、時間ごとに刻々と変わっていきます。幸いなことに風はあまりありませんでした。
靴が、「ぐっちゃんぐっちゃん!」
道着が、「ぐっちょんぐっちょん!」
私と同じように、この辺りから歩き始める人が続出。確かに25キロで3時間ちょっとだから、歩いてもゴールできるもんなあ。
いつもの風船おばさんもといお姉さんです。今年も会えましたが、相変わらず元気です。
この雨でも河川敷まで出て応援してくださる人がいます。ありがたいです。手を振ると、
「重たそうだねえ」
「よく走れるねえ」
「写真撮らせて」
と声をかけられるようになりました。やっぱりカッパ脱いで良かった。
「マラソンは目立ってなんぼ」ですなあ。
次の給食エイドで軽く水を飲んだ後、多分雨に体温を取られて、低体温症の兆候が出てきた。とにかく首と肩・顔・手足が冷たくて寒いのである。
あかん、冬山で同じ症状が出たことがある。この頃から体は冷えているのに、急に眠気が出てきて、時々意識がふっと無くなって、歩きながら寝ておったのだ(笑)。
やばいよなあ。雨が滝のように道着の上を流れとる。こりゃあ体温取られるわい。
ふらふらしながら30kの小橋を越えると、増水した水が、あと30センチでコースに迫りつつあった。
わははは、こんな条件で大会開催ってのが嬉しい!主催者に拍手
台風の中で開催された事に対して、ブーブー言ってる人がおられますが(ランネット)、いやだったらDNSすりゃいいし、途中棄権OKなんですから、文句を言う筋合いはないと思う。
「前提条件が台風の中」なんですよ。コースが川になっていようが、泥だらけであっても、最終判断は自分なんだから、自己責任だと。
「いやここまで酷いとは想像つかんかった」
という奴は、想像力が欠如してる証拠。
台風なんですから、何が起こってもおかしくはないし、次回から不参加という教訓を得て良かったでしょう(と挑発的に書いてみる)。
どうせ書くなら、「泥だらけの会場に、ブルーシートを引いてほしい」「更衣室にすのこを置いて」「バス乗り場が遠いので、近くにして」というような建設的な意見を書いてほしいですね。こういう建設的な意見は、「なるほど」と私も思っております。
「開催して、電車が止まって帰れなくなったらどうするんだ!」
台風なんですよ。電車が止まるのは当たり前じゃないですか。わかってて大会に出るのは本人責任じゃないんですかね。
会社休めよ(笑)。
私の意見は・・・台風マラソンは面白い!です。色々問題はありますが、出て良かったと思ってます。
と偉そうな事を言いつつもふらふらしながら歩いておりますと、
「T岡~!大丈夫かあ~」
と焼津在住の友達が友人(ランニング仲間らしい)と一緒に手を振ってた。
「おお!俺の応援に来てくれたのかー!」
「いや違う、うちのランニングクラブの応援だ」
ガックシ!俺の応援じゃないのかあー!お前は走ってないのか?
「そんなのDNSにきまってるじゃん。しかしうちのクラブ員にしろお前にしろ、台風の中を走ってるのって気が狂ってるよ」
走って悪かったなあ。
友人の手に持った瓶は?
「何持ってるの?」
「寒いからポケットウィスキー」
「俺に一口よこせー!」
と強引に奪い取り、一口ならぬ二口グビグビ頂いた。
「効く~!」
バナナしか入っていない胃に、少量ながらニッカのウィスキーが流れ込み、胃をカーっと熱くした。
目が覚めたー!
冬山でも経験あるけど、低体温症には酒です(笑)。特効薬です。
「お前、車で来たんと違うんかい?」
「あほかあ。俺がゴールするのに、あと3時間はかかるわい。完走証受け取って着替えてシャトルバス乗って、出発するまで5時間はかかるから、とっくに抜け取るわ」
自己責任ワインエイドというのは聞いたことあるけど、ウィスキーエイドとは初めてです。良い子の皆さん、決してマネしないように(笑)。
写真を撮ろうとしたら、断られた。
「写真はアカン、仕事サボって応援に来てるからアカン」
おいおい。
ウィスキーで眠気は覚めたが、相変わらず走ったり歩いたりの連続です。雨がだんだん激しくなって来て、台風が接近してるのが伺えます。
全身シャワー状態(笑)。
♪ウルトラテンション、ハイ!ハイ!ハイ!
ハミングしながら軽く走っております。わははは!
「長女さんという事は、他にも御家族の方がおられたんですか?」と聞いたら、
「皆、私を置いて先に行ってしまいました(笑)」
との事。ここで一発ギャグ。
「台風で一家離散ですね」
受けましたよ(笑)。
沿道の少ない応援に手を振り、同じランナーと話しながら、ほとんど歩いておりました。どの方も皆さん、
「ものすごく重そうですね」
「それでよく走れますねえ」
と言われます。いえいえやけくそです。これはマラソン大会ではありません。サバイバルレースと思えば楽しめます。
「砂漠レース」「極地レース」「密林レース」と数多くサバイバルマラソンは存在しますが、「台風マラソン」はこれが初めてではないか?貴重な経験です。参加できて良かったー!
笑いながら歩いておりますと、33キロの大補給エイドに到着!
やった!これで温かいラーメンが食える!
そうなのです。しまだの大エイドでは、ラーメン・スープ・ぜんざいその他など、いっぱい食べ物があり、酒池肉林なのです(すいません、大袈裟です)。
その中でも一番のお気に入りが、ラーメン。あの温かいラーメンを食いたい。この冷たい胃袋に収めたい。ああラーメン。
「ラーメン、ラーメン」
しかし拉麺の屋台前には何も無かった。ガーン、本日終了!
俺のラーメン(泣)。しくしく。
次号予告:しまだ大井川はドロドロぐちゃぐちゃ。まるで泥んこプロレス(笑)。
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