立山日和。

立山連峰の山々を眺め富山県内を徘徊する日々を綴ったフォト日記。2014.11.3.までは友人の中国旅を毎日掲載した。

水路に感じる水の恵み、水の苦労・・・上市町放士ヶ瀬など

2015年05月16日 | Zenblog
 立山連峰をバックにして水を湛えた水田が広がっています。その水田には植えたばかりの苗が心細げに並んでいます。米どころ富山の景色です。

(1)水田風景

 雪解け水を流す立山連峰を背景にした、豊かな水の恵みを感じる風景です。

(2)
 田んぼに水をもたらす用水路(上条用水)が延びて、水が満々と流れています。

(3)放士ヶ瀬(ほうじがせ)新分水工

 水路に分岐点があって「放士ヶ瀬新分水工」の標識が目に留まりました。
 「放士ヶ瀬」という地名の由来は分かりません。この「分水工」は水路の水を支線へと公正に分けるための施設です。

(4)二つの水路

 本線水路を下流へ辿っていって車を止めて上流を見ると2本の水路が見えます。右と左では水位に差があります。

(5)二本の水路が集落へ

 下流は集落になっていて、二本の水路はそのまま集落へ入っていきます。

(6)右の水路は右折

 右の水路は右折して離れていきます。別の方向へ水を運んでいきます。

(7)左の水路は直進

 左の水路は満々と水を湛えて、どんどん先へ進んでいきます。

(8)大きな門の家

 道路より左側に大きな門を構えた屋敷があります。その前の水田手前にもまた別の水路が走っていました。

 複雑な水路網が縦横に走っています。要所に「上条(じょうじょう)用水土地改良区」の標識があります。
 この辺は近くに白岩川・上市川などの川が流れ、「上条」の地名からも想像されるように古くは奈良時代くらいから水田として開けた土地のようです。しかし扇状地を流れる川はしばしば流路を変えたり、洪水の氾濫が起こったりで、水の恵みを受けながら水害にもたびたび遭いました。利水と水防(用水と排水)に心血を注がなければなりません。それがさまざまに工夫された水路や水防施設・利水施設として残っています。また、子どもたちが描いたポスターも見ました。水についての啓蒙・教育も盛んです。

標題をクリックするとページが開き、下にコメント欄があります。一言書いていただくと幸せです。
右下の「コメント」をクリックしてもページが開きます。
ぜひブログランキング・にほログ村へにクリックを!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする