2021/05/11(火曜日) 晴れ
4月の始め頃、工作を始めたバーサライタ時計2号機がやっと出来上がった。
(“完成”とはとても言えないので“出来上がった”としておきます。)
回転アームのハンダ付け不良で動作不良になったものを、「スリップリング
の工作が拙くて(まずくて)回転が偏心していてブラシとの接触がバウンド
し、電源断になる」と早とちりして回転機構部の作り直したりした。
結局、原因は回転アームに取り付けた沢山のLEDのカソードを接続する
アース線が時々断線で回転アームの回転状況で断線したり、接続したりで
正常に動作したり不良になったり不安定な動作をしていたのだった。
この原因がわかるまでには長時間かかってしまったが何とか直っていよいよ
プログラムの作成に取り掛かった。
処理の流れは単純なもの。

試行錯誤を繰り返しながらコーディング、デバッグを繰り返した。

出来上がったプログラムの走行テスト。

時計は60秒で1分、60分で1時間、1日を半分に分けて午前12時間、午後12時間で表示する。
こんなきっちりかっきりした単純な動きなのにそれを回転アームに表示するということでいろいろ
試行錯誤を繰り返してしまった。
秒針の歩進を早くして分針、時針の動きを確認した。
秒針、分針、時針の動きは正常だったので、秒針の動作を1秒(大体1秒)にして
動作確認してみた。
分針、時針の動きのもとになる1秒・・・
こんな実験をするときには1秒って結構長いもんだ。
(これなら光は地球を7.5回、回るはずだよ・・・・)
そんなテストの様子を動画でご覧ください。
何度も何度もテストを繰り返した。
その時、電源装置の温度が気になり、装置の後ろに手を伸ばして放熱板に触れてみた。
わっ! 熱い!
手では触れないほど熱くなっている。
モーターへの供給電圧電流は9V(調整器で更に電圧を下げて4Vぐらい)、1.6Aぐらいだ。
電源装置に付いているメーターには6~7Aまで書き込まれている。
だから1.6Aぐらいならなんともないだろうと思っていたが、こんなに熱くなるんでは大変だ。

この電源装置は今から50年ぐらい前のものだ。
当時HAMをして遊んでいたとき、VHFトランシーバー(送信出力1W)の電源として購入したものだ。
装置の仕様・規格などの説明書はもうどこかにいってしまった。
ただ今はやりのスイッチング電源ではなく、旧式の電源トランス、整流器、トランジスタ式のリニアーレギュレータだ。
スイッチングノイズが無いので受信機やアンプなどアナログ回路の電源には重宝している。
しかし、今回のような大電流(わずか2A足らずだけど・・・)ではこんなに熱くなってしまうのは問題だ。
何とか改造してみよう・・・・(また部品が増えてしまいそう)