不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Tetsuya Kuroda e S.Croce

2004-07-01 15:37:07 | アート・文化
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フィレンツェのサンタクローチェ教会。
ここにはガリレオやらミケランジェロやら
フィレンツェを代表する著名人が眠ることでも有名。
教会内のCappella Maggiore(マッジョーレ礼拝堂)には
Agnolo Gaddi(アーニョロ・ガッディ)作の
1300年代のフレスコ画「聖十字架伝説」が残されていますが
このフレスコ画、実はこれまで
十分な修復というものを受けたことがなかったのです。

幅約8メートル、高さ約21メートルの大作。
キリストがかけられた十字架に使われた
木の由来を描く8枚の連作。

この修復が始まるのです。
予定修復期間は約5年。
2004年9月からフレスコ画の状態確認と分析などが始まり
2005年には高さ30メートルの足場が組まれて
本格的に修復が開始になります。
修復期間中はこの足場に上って
至近距離から作品を観ることもできそうで、
そういうイベント好きな私はいまからワクワク。

で、この修復費用(1,130,000ユーロ)を負担したのが日本人。
黒田哲也氏(70歳)。
フィレンツェの新聞では
「芸術を愛し、奥様と共にその感動を分かち、
自らも絵心があり、何より裕福であるということ以外は
何も詳細がわからない」と
謎の日本人のような書かれ方。

共同通信の記事によると
元々黒田氏はNHKの番組で
宮下孝晴金沢大学教授がフィレンツェの壁画を紹介したのに感動し
金沢大学へ2億円の寄付金を申し出たのだそうです。
そこで金沢大学が黒田氏の意向を汲んで
この度の修復に宛てられることになったそうです。

粋だな。
お金は大事だよぉ♪という感じです。


Le orme di Ciccino

2004-07-01 11:53:43 | Billy,Layla e Ciccino
「Re:blog」~にくきう祭り<3>~に
かなぁり出遅れたものと思われますがトラックバック
nikukiu.gif
「Diario」~我が家のにくきう。肉球祭3~に感謝


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だんだん暑くなってきて
寝姿がさらにだらしなくなっていくCiccino。
長めの毛が暑苦しいのはよくわかるのだけどね。
私のPCの横でだらりと寝転がる姿は愛らしいのですが
参考資料の上に横たわられると
何もできません・・・(泣)。


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ちょっと場所を変えて涼しげなところへ。
Ciccinoの肉球は基本的に初々しいピンク色。
しかし、体にもあるホルスタイン系模様が
肉球にも表れて、一部はまだら模様。
模様の規則性のなさがなんともCiccinoらしいような。


果たしてイタリア語で肉球のことを
le ormeと表してもいいものでしょうか。
ちょっと疑問に思いつつ。


Trovato nell'Elba parte 2

2004-07-01 01:48:04 | 旅行記
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いかしてます。
南国の雰囲気(??)です。
微妙な笑顔がとても気にいって
お店の前でお腹がよじれるほど笑ってしまいました。
島にはお茶目なマネキンがたくさん生存しておりました。

*Porto Azzurro(ポルト・アッツゥーロ)の街中のマネキン

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こっちもなかなかいい味出してます。
脇の下が気になるのでしょう・・・。
きれいに洗ってください。

*ナポレオンの島流し中の居城の庭園にあるヴィーナス(?)像


一月も経ってからエルバ島を懐かしく思い出し
こんなものを見つけて、また笑ってしまいました。