不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Spirali

2004-07-07 23:31:28 | 日記・エッセイ・コラム
「日本の夏」といえば「キ○チョウの夏」。
それはさておき、
イタリアにも蚊取り線香は存在します。
日本の蚊取り線香のように
和風でしっとり感のあるパッケージではなく
このような感じ。
spirali.JPG

私が使っているのは大手メーカーのものですが
他の弱小メーカーからも
似たようなパッケージでいくつも発売されています。
色々な香りを選択できたので
今回はゼラニウムの香り。
ゼラニウムの香り自体を蚊が苦手としているので
イタリアの夏はベランダや庭に
たくさんのゼラニウムの花が咲き乱れます。

これまでビリーがいるので
煙のでる「線香」タイプは避けていたのですが
ビリーも大人になったし
お香を焚くような感覚で(?)楽しんでみようかなと思って
今年初めて買ってみました。

我が家はさほど広くはないものの
キッチン、リビング、寝室があって
寝室にはタイマー式の蚊取り器を設置。
しかし、寝室に行くのはたいてい明け方近くなってからなので、
実はそこに設置してある意味はほとんどなし。
でも寝ているときに線香に火がついているのは
やっぱり小動物がいるから何かあっては怖いので
(特にうちには好奇心旺盛でいたずら好きが二匹いるし)
タイマー式のほうが安心。
たまに早く寝室に行って寝ようと思うときにも
タイマー式で既に稼動しているので付け忘れの心配もなし。

で、リビングにいるときに蚊が近寄ってくるので
これの対策に蚊取り線香を焚くことに。
私が起きているので、火も心配しなくていいし
キッチンでニンニクを炒めたあとなどは
強烈なニンニクの香りを消すためにも
それ以上に強烈な線香の香りはもってこいかもなぁと思い。

さすがにビリーは一回近づいていって
煙で鼻がむずむずして
くしゃみを連発したのが相当不快だったらしく、
それ以降は決して近寄りません。
が、しかしチッチーノ。
煙がゆらゆら揺れるのが気になるらしく
常にそばで見張っている。
そして時々手を出して、蚊取り線香に触りそうになっている。
いつかやけどしたら学習するのだろうか・・・。
そして火が消えた後の蚊取り線香。
待ってましたとばかりにチッチーノは手を出して
灰をもてあそび、真っ白な手足を灰色に染めて
にこやかに颯爽と家中を歩き回る。
チッチーノに学習を望むのは無理があるのだろうか・・・。

学習といえば、
この蚊取り線香は日本のものと同じように
二つの渦が互いに組み合うようにして入っているのですが
これを上手に二つの渦に分離できない。
必ず最後の最後で落とすか、力が入りすぎるかで一部破損。
私も学習しないのだ・・・。