不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

La chiave della bicicletta

2005-01-24 14:37:05 | 日記・エッセイ・コラム
二週間に一回くらいの割合で
仕方なく自転車に乗る。
30数年の人生で自転車の事故に二度遭遇し
あまりの運転能力の低さに
(バランス感覚のなさともいう)
両親から「自転車禁止令」が出てもう15年。
一度目は高校一年生のときバランスを失い
田んぼに墜落。擦り傷。
二度目は高校3年生のとき坂道で止まれず
そのまま走行中の車両に激突。かすり傷。
「三度目はきっと大事故になるから」
ということで出された禁止令。
それ以来、本人も怖くて
ずっと乗っていなかったのですが、
どうしても必要で、
昨年9月からこっそり乗っている。
今のところ事故なし(ホッ)。

イタリアは自転車がよぉく盗まれるので
みんなとっても頑丈な鍵やらチェーンやらを装着している。
私の場合、安く譲り受けた中古自転車で
あまり魅力的でもないと思っているので
盗まれる心配はないだろうと軽く考え
小さめのチェーンと鍵をつけてあった。
4,00ユーロで購入したシンプルなもの。
それが今朝、壊れました。
というか、壊しました。(爆)

Stamattina l'ho rotta.
immagine5.jpg
携帯からの写真で見難いのですが、
自転車のチェーンについている鍵穴。
朝、自転車置き場から引きずり出すとき
既に鍵の調子が悪かったのです。
常に外に置きっぱなしで放置してあるので
雨が降って水が入り込み
鍵穴が錆付き始めていたのは
随分前から気づいていたんだけど。
まぁ2週間に一回しか乗らないから錆付きます。

あちこちで停車させるたびに
盗まれないように(笑)
たとえ1分の停車でも自転車のそばを離れるときは
チェーンをかけて鍵を閉めるのですが、
今朝は回りの悪い鍵をゴリゴリと数回やっているうちに
鍵をねじ切っちゃったのです。
私ってそんなに怪力でした?

chiave
左がオリジナル、右が壊した鍵。
壊れたのは何回目かの停車をする前で
ハンドルにチェーンをぶら下げてあった状態で
ぐりっとまわしたらバキっと鍵が壊れたので
ハンドルには緑色のおしゃれなループがぶら下がったまま。
特徴的なマイ自転車となりましたが、
チェーンで車輪をブロックしてしまったわけではないので
動かすことは可能。(よかったぁ)

早速新しい鍵を買いに行きました。
今度はもうちょっと頑丈なやつを買いました。
南京錠。
今回のチェーンと南京錠で6,70ユーロ。
ぼろ自転車なのに金がかかるわ。

毎回乗るたびにポンプで
前輪の空気を入れて乗らなくちゃいけないのも
なんとか対策を練らないとなぁ…。