不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Si sposano cosi'

2005-08-16 00:52:00 | 日記・エッセイ・コラム
Honda Sweet Mission
今週はフィレンツェをリサーチ!
ラジオ番組コーナー連動ブログ
ジローラモさんの不思議な日本語が愉快!

番組連動ブログとはまったく別に
私がこっちで勝手に個人的に連動させています。
放送一日目:ジェラートの話

放送二日目はウェディングの流行について。

私は自分自身が結婚や挙式にまるきり興味を持っていないし、
私の周りの日本人女性も似たようなタイプが多いので
一般的な日本女性が
「結婚&挙式」に対してどう反応するのかわかりませんが
イタリアではどうかというと。

結婚を決めたイタリア人女性はとにかく気合が違います。

みんな真剣。
ウェディングドレス選び
披露宴(身内のパーティー形式が主流)会場選び
嫁入り道具選び
招待状デザイン選び
ボンボニエーレ(Bomboniere)*選び
*結婚式に参列してくれる人々に配る
砂糖菓子が入った小さな贈り物
などなど。
とにかく隅から隅まで余念がないのです。

カトリックのお膝元ですから
神の前で誓う結婚式というのはやはり神聖なもの。
最近では後々のこと(最悪の場合の離婚)まで考えて
神前式を控えて
役所登録だけで簡単に済ませる人も増えていますが
伝統的な部分が色濃く残っているのが事実。

たとえ教会で挙げなくてもウェディングドレスは着るし
新郎新婦が妙なポーズをつけて
(傍から見るととても恥ずかしいけど、思い出には残るかも)
二人だけの愛の世界を写真に収めたり。
そういうイベントものは昔も今も欠かせません。

そんな伝統を守る中でも小さな流行はあるものです。

たとえばウェディングドレス。
初婚ならもちろん純白無垢なシンプルドレス。
最近では、しかし、再婚であっても妊婦新婦さんでも
バリバリの真っ白なウェディングドレス。
一昔前ならありえなかったことです。
そして、背中や胸元の切り込みが
かなぁりセクシーなものも好まれているみたい。
先日Francesco Tottiとの挙式をめでたく終えた
Ilary Blasiもおなかに宿してからの挙式になりましたが
彼女が選んだドレスは大きく背中が開いていて
そんなことも影響してブームになっているのかもしれません。
実際おなかの大きな新婦さんのほうが
カットの大胆なドレスを選ぶみたいで。
ilary_blasi
*写真はLaRepubblicaより拝借
残念ながら背中は見えません。

それから二人だけの思い出を詰め込んだ
オリジナル香水というのも人気。
二人の思い出を香りにして
パーティー会場や教会をほんのり香らせるのだそうで
なんともロマンティックなイタリア人の考えそうなこと。
でも香りは一瞬の思い出と強く結びつくので
とてもいい演出なんじゃないかと思います。

挙式以外に最近ひそかなブームになっているのは
「もう一度結婚しようよ!」。
同じパートナーともう一度結婚するというコンセプト。
形式的なものではあるけれど
結婚の誓いを新たにしたり、
結婚指輪を司祭さんに祝福しなおしてもらったり。
銀婚式や金婚式まで待たなくても
二人の絆をより強くするために
思い立ったら「もう一度結婚」最近人気があるみたいです。

釣った魚にえさはやらない的な
結婚したら放ったらかしなんて結婚生活は
イタリア人には似合わない。
やっぱり常にお互いの愛情確認したいのでしょうね。
日本でもそういう動き出てくるといいのにね。


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