不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Cave di Maiano

2005-08-23 19:32:40 | まち歩き
Sotto Fiesole c'è la cave, e adesso il luogo della Scalata.

immagine7.jpg

フィエゾレの麓辺りには
その昔(ずっと昔)、採石場だった場所があります。
La Cave di Maianoと呼ばれる一帯。
山半分くらいが切り出されている状態。

友人とジェラートを食べる約束が
ひょんなことからこんなところまで行く羽目に。

残念ながらジェラートを食べに行くだけのつもりだったので、
出掛けにデジカメをわざわざ置いていったので
こんなめったに行かない場所なのに、
携帯のカメラしかなかった…。残念。

この採石場から切り出した石材で
フィレンツェの街の道は作られたとも言われています。
現在は採石はされていないので
ロッククライミングの隠れたポイントとなっているみたい。

火曜日の15時過ぎ、
ついたときには荒々しい山肌に張り付いている人は
たった二人だったけれど
そのうち続々と愛好家が集合。
最終的には7人でわさわさと岩肌に張り付いていました。

普段見かけぬ光景にしばし見とれてしまいました。
小さいころから「マイナー」なスポーツが好きだった私。
実家の目の前にある山肌に張り付く人を見て
ボーっとしていたこともあったなぁと思い出しながら。





Il Gioco molto intellettuale

2005-08-23 01:36:05 | 日記・エッセイ・コラム
この世にはまだまだ未体験のものが山ほどある。
私は好奇心が強いわりに
実は食わず嫌いな面も強くて
これまで敬遠してきたものというのが数え切れないほど。

囲碁・将棋。
古臭くてやってられないと思っていたので
ずっと興味も持たなかったし、
やってみようなんてこれっぽちも思わなかった。

友人に誘われて
イタリア囲碁クラブ・フィレンツェ支部」主催の
親善試合に出かけることになった。
もちろん囲碁のいの字も知らない私が
試合に参加するためではなく
ただ単に、その開催場所となる
トスカーナの山の上にあるというアグリツーリズモに
ちょっとした休暇のつもりで行きたかったのだ。

今年は夏休みをとらなかったから。

ちょっとフィレンツェを離れてみたくなった。
それがたとえ日帰りでも。
自然の空気を胸いっぱい吸えるならと思って。

話を聞いた2週間前くらいはまだ暑かったので
アグリツーリズモのプールで
一日中ぶらぶらしていようともくろんでいたのだけれど
日に日に涼しくなってきたフィレンツェ。
前夜は雨嵐、当日も薄曇りで日光浴のチャンスもなさそう。
それでも、この夏唯一の
水辺で過ごすチャンスかもしれないと思って
水着も準備して出発。

この時点で自分がプールに行くのか
囲碁の親善試合に行くのか勘違い(爆)。

フィレンツェから車で1時間ちょっとの山の上。
Colleoliというは、
もう夏の色はすっかり消えて秋の入り口。
とてもプールに入る気分になれない。

夏のヴァカンス断念!

周りはオリーブとぶどうの畑、見渡す限り緑だけ。
他にすることもないので必然的に囲碁の試合を観戦。
試合の前には簡単なレクチャーもあって
初めて囲碁に触れる私には新鮮なことばかり。
そして、真剣なまなざしで
囲碁に取り組むイタリア人を観て感動。
日本文化がイタリアでもこの上なく愛されている。
これまで興味を持たなかった自分がちょっと情けない。

説明してもらって何局か見たけれど
未だそのルールと仕組みがよくわからない。
それでもすごい頭脳ゲームだというのはわかった。
私のようなタイプの人間がやりだしたら
一気にはまりそうだという予感も。

もしかしたらそのうち
囲碁にすごく詳しい人になっていたりして。
プールは堪能できなかったけれど、
新しい発見をして充実した一日でありました。

人生はどこにでもいろんなチャンスが落ちているのだ。
go

この日、夏を堪能しようと思ってくじけた私。
夏の終わり」というタイトルでフォトアルバムまで作りました。
左サイドバーからどうぞ。


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