不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Eco Tour al Monte Fuji

2005-08-27 02:04:37 | うんちく・小ネタ
日本ではエコツアーって流行っているのですね。

DMでそういう紹介があったので
気になってネット検索したら、たくさんヒットしました。

青木ヶ原樹海を中心に富士山麓のごみ拾い。
こんなのもエコツアーのひとつ。

自分のおうちや庭はきれいにしている人が多いのに
日本人って人が見ていないところだと
平気でごみ捨てますよね。
富士山麓もごみの投げ捨てや不法投棄が多いというのは
今に始まったことではなく、以前からの解決すべき問題。

静岡県民として
富士山はずっときれいであってほしいし
やっぱり、きれいになって整備されて
世界遺産に登録されるようであってほしい。
「富士は日本一の山」なのに
世界遺産に未登録なんて寂しい!

富士山ネット

とか思いながら夜の映画鑑賞に出かけた。
その途中、
ポケットからタバコを取り出して火をつけ
自転車にまたがり、
発進と同時にタバコの空箱を投げ捨てたやつ発見。
一瞬文句を言おうと思ったけれど、
なぜか躊躇した。

フィレンツェをはじめ、イタリアの街は
夜間に道路清掃が行われるところがほとんど。
街をいくつかの区域に分けて曜日設定で巡回清掃。
一週間に一度は道路がきれいに清掃される。
そのたびに路上駐車の車を移動させなくてはいけないので
清掃区域区分けと曜日設定は慎重に行われる。
移動させる先の路上は遠すぎてはいけないし
また許容量を超えていてもいけないわけで。

上記のタバコの空き箱ポイ捨て場面を見かけたのは
金曜日の清掃指定地区。
そう、ポイ捨てを見かけた数時間後には
清掃車がきてきれいさっぱり掃除していくのだし
と思ったら、どうも文句が言い難くなってしまった。
そういう問題じゃないのになぁと歩きながらも思いつつ。
あと数時間で掃除されるから許される問題じゃなく
やっぱりモラルの問題だし。

妙に自己嫌悪に陥って、映画を観た帰り道。
同じ道を通り、まだ清掃車が来ていないその場所に
そのまま放置されている空き箱を見つけて
やっぱりな、と思って自分で拾って捨てました。
ちょっとだけすっきり。

ごみを捨てないのは当然。
捨てそうな人を注意するのも大事。
捨てられているものは
拾って所定の位置に捨てるのもモラル。

しかし、フィレンツェでは
清掃業に携わっている人、年々移民が増えています。
イタリア人はそういう汚い仕事に就かなくなっているのですね。
それで失業率が高いと嘆いているようではいかんよなぁ。

自分の街は自分で守りたい!

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