不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Cinema Sotto le Stelle

2005-08-17 02:31:43 | 日記・エッセイ・コラム
Honda Sweet Mission
今週はフィレンツェをリサーチ!
上記番組サイトのMission&Reportsから
レポートの確認ができます。
ラジオ番組コーナー連動ブログ
ジローラモさんの不思議な日本語が愉快!

番組連動ブログとはまったく別に
私がこっちで勝手に個人的に連動させています。
放送一日目:ジェラートの話
放送二日目:ウェディングの流行


放送三日目は私の親友可愛いジュエリーアーティストのレポートで
野外映画館の巻!


フィレンツェ郊外に近年立て続けにできた
大型シネコンを除いては
街中の映画館はどこもかしこも「夏季休業」!
8月末にならないとみんな戻ってきません。
イタリア中がこの調子なので
夏に公開の映画も秋に回されちゃったりします。


しかし野外映画館という強い味方が!

ヴァカンスに行かず、街に残る人々の憩いの場。
星空の下、天然クーラーで観ることができるので
野外映画館はこの上なく快適。
イタリアは日中の日差しが強いのですごく暑いけれど
いったん日が落ちるとすっと涼気がやってくる。
だから外に居ると肌寒いほどなので。
今年は蚊も少ないし、快適快適。

一年分の映画のなかから大当たりしたものを選りすぐって
日替わりで上映するので、見逃した映画をじっくり観たり
一回ロードショーで観たけれど、
再度感動したいなんてときにはもってこい。
それに8月半ば過ぎには
秋冬公開の映画の先行上映もあるのでお得。

フィレンツェにはあちこちに野外映画館があって
それぞれ違うプログラムで上映しているので
観たい映画と自分の都合を簡単に合わせることができます。
ただ上映開始時刻は21:30。
ちょっと長い映画だと真夜中越えてしまうので、
遠くの野外映画館だと帰りのバスがなくなります。

昨年は中央駅のすぐ裏手に会場があったので
毎日のように通うつもりで映画定期券まで買った私。
今年はその会場がオープンしなかったので
ちょっと足を伸ばして、アルノ川向こうにある
山のふもとの木々に囲まれた会場へ通ってます。
こっちは通しの定期券のような割引がないのでちょっと残念。
でも我が家からなら歩いていけるし
帰りのバスの心配は要らない。

その会場はChiardiluna(月明かり)なんて洒落た名前ですが
スクリーン向かって右手が鬱蒼と木の茂る山。

暗闇苦手な心臓小さい私には怖いのです。

先日はそんなシチュエーションで
ホラーものなんか見てしまい最悪。
観た映画はThe Amityville Horror
通常の劇場で見たらさほど怖くないはず・・・。
コメントは控えておきます。思い出したくないので。
B級ホラーだと思います。落ち着いて考えると。

そして昨夜はNella Mente del Serial Killer - Mindhunters
このサスペンスものも
通常ロードショーで観たら、そんなに怖くないはず・・・。
なんとなく途中で犯人に当たりがつくので
期待していたよりは出来悪し。
でも結構複雑でした。

こういうタイプの作品に関してはすごい臨場感と
過剰な特殊効果が期待できるのも野外映画館ならでは。

野外だけにワンコも入場可。
おとなしく飼い主の膝の上もしくはいすの下で一緒に映画鑑賞。
オープンエリアだからタバコも吸い放題だし
併設のバールで買い込んだアイス食べたりビール飲んだり。
自分の家のリビングに居るようにくつろぐイタリア人。
そういう雰囲気も夏の夜の楽しいひと時に
欠かせないスパイスかも。


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