不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Ballare e ballare

2005-08-19 02:25:00 | 日記・エッセイ・コラム
Honda Sweet Mission
今週はフィレンツェをリサーチ!
上記番組サイトのMission&Reportsから
レポートの確認ができます。
ラジオ番組コーナー連動ブログ
ジローラモさんの不思議な日本語が愉快!

番組連動ブログとはまったく別に
私がこっちで勝手に個人的に連動させています。
放送一日目:ジェラートの話
放送二日目:ウェディングの流行
放送三日目:野外映画館
放送四日目:フェスティヴァル・バール2005

Honda Sweet Mission、フィレンツェからの最後のレポート。
放送5日目は熱いダンス・ヴェントレについて。

私はリズム感がない上、
ステップというものがちゃんと覚えられない。
ラジオ体操だって覚えるのに一苦労なのだ。
だから複雑なダンスなんて最初から諦めている。

そんな私がこのテーマでラジオでお話しするとは…。


イタリア人は食べるのも歌うのも踊るのも大好き。

友人に誘われると本当にたまぁに出かけるディスコ。
イタリア人の若者がうやうやいますが、
中に結構な年配の方々もいて驚きます。
がんがんの音楽に合わせてみんなが同じような振り付けで
揃って踊っている景色を客観的に観察していると
「小学校の体育の授業」を思い出します。
強制的に同じ動きをさせられているような・・・。
実際は日本の小学生と違って
踊るイタリア人は積極的に同じ動きをしているわけですが。
でも、なんか体育の授業な感じがするのは
みんながあまりに健康的だからなのかしら?

みんなどこでそんな振り付けを覚えるのかなぁと思うのですが
もちろん最初はビデオクリップで見たり、ディスコでナマで見たり。
そうして動物的勘でどんどん学習していくわけですね。

ジムやダンススクールもどんどん増えていて、人気。
ユーロ導入後、物価激変が起きたイタリア。
いろんなところで節約している人が多いわりに
ジムやダンススクールへの投資は
惜しまないという人もかなりいます。
そういうところできちんと習う人は
さすがにうっとりするようなきれいなフォームで踊っています。

でもお金をかけずにダンスを習得する方法もあり。
自宅でみんなで踊って教えあう。これに尽きます。
それぞれが夜な夜なディスコに通っているので
少しづつ覚えてきては音合わせしながら
ステップや手の動きをあぁでもないこうでもない・・・。
真夜中まで大賑わいのパーティーではよくある光景。
そうやってみんな我流でも
ある程度「様になるステップ」を習得して
ディスコで披露するわけですね。

先週、フェッラゴースト(8月15日:聖母被昇天祭)の前日。
うちの中庭をはさんで向こう側の一室がやたら賑やかでした。
休み前だったので、きっとパーティーしているのだろうなぁと
特別不快にも思わず流れてくる音楽を聴いていたのでした。
私がベッドに入った時間でもかなりの盛り上がり方。
大音量のダンスミュージックが中庭に反響していましたが
それでも気にせず眠りに落ち…。
明け方4時半過ぎ。
おやじの大きな怒鳴り声で覚醒。
なんだろうと思って聞いていると、
そのダンスミュージックのボリュームを落とせといっている。
しかし盛り上がりまくりの若者は聞く耳もたず。
(たぶんおやじの叫び声なんて聞こえなかったのだろうな)

まぁいいじゃん。
夏の休日前くらい騒がせてあげたらと思う私。
というか、
その大音量のダンスミュージックがBGMでも眠れた私の
安眠妨害したおやじの声のほうが私には迷惑だわっ。

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