不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Ricetta di Frittelle di Riso

2005-01-25 04:56:17 | Squisito!
j-tentenさんからのコメントへのお答えです。

フィレンツェでカーニヴァルの時期に食べる
お米入り揚げドーナツ」のレシピです。

材料(イタリア人4人分)

- お米300グラム
- 砂糖200グラム
- 薄力粉100グラム
- バター20グラム
- 卵3個
- 牛乳1リットル
- お好みでレーズン200グラム
- お酒大丈夫な方はラム酒小さじ3杯


作り方
1.
牛乳1リットルに砂糖の半量(100グラム)と
バター、レーズンを入れて火にかけて沸騰させます。
2.
1の中にお米を投げ入れて
水分を吸い上げるまで茹で上げます。
3.
2の粗熱をとって、
そこへ卵を割って攪拌したものにリキュールを加えて
少しずつ、だまができないようによく混ぜます。
4.
3を良く混ぜ合わせたところに
薄力粉を少しづつ加えていきます。
これで生地が出来上がり。
5.
たっぷりの菜種油などで揚げていきます。
スプーンにすくって油に落としていくと
一口大の丸いものが出来上がります。
6.
揚げあがったものはキッチンペーパーなどの上に
並べて油をとり、
まだ熱いうちに、残り半量の砂糖の中でころころ転がします。

レシピどおりだと
お米はナマのまま牛乳風呂に入れるのですが
私は前日の残りご飯(炊いたもの)を使います。
日本の家庭ならお冷ご飯があるときに
いつでも作れますよね。


La chiave della bicicletta

2005-01-24 14:37:05 | 日記・エッセイ・コラム
二週間に一回くらいの割合で
仕方なく自転車に乗る。
30数年の人生で自転車の事故に二度遭遇し
あまりの運転能力の低さに
(バランス感覚のなさともいう)
両親から「自転車禁止令」が出てもう15年。
一度目は高校一年生のときバランスを失い
田んぼに墜落。擦り傷。
二度目は高校3年生のとき坂道で止まれず
そのまま走行中の車両に激突。かすり傷。
「三度目はきっと大事故になるから」
ということで出された禁止令。
それ以来、本人も怖くて
ずっと乗っていなかったのですが、
どうしても必要で、
昨年9月からこっそり乗っている。
今のところ事故なし(ホッ)。

イタリアは自転車がよぉく盗まれるので
みんなとっても頑丈な鍵やらチェーンやらを装着している。
私の場合、安く譲り受けた中古自転車で
あまり魅力的でもないと思っているので
盗まれる心配はないだろうと軽く考え
小さめのチェーンと鍵をつけてあった。
4,00ユーロで購入したシンプルなもの。
それが今朝、壊れました。
というか、壊しました。(爆)

Stamattina l'ho rotta.
immagine5.jpg
携帯からの写真で見難いのですが、
自転車のチェーンについている鍵穴。
朝、自転車置き場から引きずり出すとき
既に鍵の調子が悪かったのです。
常に外に置きっぱなしで放置してあるので
雨が降って水が入り込み
鍵穴が錆付き始めていたのは
随分前から気づいていたんだけど。
まぁ2週間に一回しか乗らないから錆付きます。

あちこちで停車させるたびに
盗まれないように(笑)
たとえ1分の停車でも自転車のそばを離れるときは
チェーンをかけて鍵を閉めるのですが、
今朝は回りの悪い鍵をゴリゴリと数回やっているうちに
鍵をねじ切っちゃったのです。
私ってそんなに怪力でした?

chiave
左がオリジナル、右が壊した鍵。
壊れたのは何回目かの停車をする前で
ハンドルにチェーンをぶら下げてあった状態で
ぐりっとまわしたらバキっと鍵が壊れたので
ハンドルには緑色のおしゃれなループがぶら下がったまま。
特徴的なマイ自転車となりましたが、
チェーンで車輪をブロックしてしまったわけではないので
動かすことは可能。(よかったぁ)

早速新しい鍵を買いに行きました。
今度はもうちょっと頑丈なやつを買いました。
南京錠。
今回のチェーンと南京錠で6,70ユーロ。
ぼろ自転車なのに金がかかるわ。

毎回乗るたびにポンプで
前輪の空気を入れて乗らなくちゃいけないのも
なんとか対策を練らないとなぁ…。


HN

2005-01-23 02:37:12 | 日記・エッセイ・コラム
ブログが普及して
ハンドルネームも
かなりの勢いで増え続けているのでしょう。

No Blog, No Life
ブログの考察をしているエントリを読んでいて
ふと自分のHNについて思いを馳せてしまいました。

元々私の苗字が強烈なせいもあり
(別に特に珍しいわけでもなく、
山梨県では掃いて捨てるほどいると思うのですけど)
常に苗字で呼ばれてきた。
幼稚園の頃はそりゃぁさすがに
名前で呼ばれていたように思うけれど
小学校に入ってからはずっと苗字か
苗字を簡素化したあだなで呼ばれてきた。
そして本人もそれを当然だと思っているし、
それが気に入っているので。
実生活では常に「オマタ」なのだ。

しかし、1996年から私には別の名前がついた。
それがHNというものでalbero4。
ネット生活を始めてからずっとネット上ではこれ。
時々正体をくらましたいときには
別のハンドルネームを使うこともあったけれど
結局無駄なのだ。
なぜかというと
「イタリア&ビリー&吉川晃司」という組み合わせでは
いとも簡単にメインのハンドルネームに
もしくは「オマタ」本人にたどり着けるというくらい
正体がばればれなのだ…。

そもそもこのHNの由来。
知っている人は知っているし、
これも簡単に足がつくので省略(笑)。
ただ元々は私一人が使うものではなく
同居人3人で使えるようにって作ったHNだったのだ。
あぁ懐かしく思い出した。

ネットで知り合った皆様は
いつかどこかで現実世界の私を見かけたら
どっちの名前で読んでくれるんでしょうねぇ。


La guida sui luoghi ebraici

2005-01-22 23:54:04 | アート・文化
イタリアには多くのユダヤ教信者がいます。
ファシズム政権下で
イタリアからアウシュビッツなどに
連行されたユダヤ教信者も山ほど。
当時他の国々のユダヤ教に対する偏見に対して
イタリア国内ではユダヤ教信者を匿ったり
援助したりする人が多かったという記録も残っているほどで
イタリア人はある意味では
ユダヤ教に対して親近感を抱いているのかもしれない。

フィレンツェをはじめとするトスカーナのあちこちに
ユダヤの寺院であるシナゴーグが数多く残っています。
トスカーナ州には12世紀頃から
ユダヤ教が浸透し建築物が建てられたとか。

ツーリング・クラブ・イタリアーノ(Touring Club Italiano)と
トスカーナ州が協賛して
「Luoghi ebraici in Toscana(トスカーナのユダヤ教聖地)」
というガイドブックを作成。
イタリア語バージョンと英語バージョンがあるそう。
これを求める人には無料で配布中というので、
少し気になっているところ。

ガイドブックはトスカーナ州全土を網羅したもので
大きなユダヤ教コミュニティのある
ピサ(Pisa)やリヴォルノ(Livorno)をはじめ
ピティリアーノ(Pitigliano)、ソラーノ(Sorano)、ソヴァーナ(Sovana)、
フィレンツェ(Firenze)、アレッツォ(Arezzo)、ルッカ(Lucca)、
ピストイア(Pistoia)、プラート(Prato)、シエナ(Siena)などの
ユダヤ教にまつわる場所を紹介。

フィレンツェのシナゴーグ
Museo Ebraico Firenze - Sinagoga
Via Farini, 4
Tel. 055-245252
sinagoga_firenze