平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

立憲民主党よ、補選勝利で喜んでいる場合ではない~上川陽子総理大臣で一気にひっくり返るぞ

2024年04月30日 | 事件・出来事
 衆議院補選選挙で立憲民主党が勝利。
 まずはよかった!
 でも、ここからが勝負だ。

 今回の勝利は「裏金問題(脱税)」と「岸田首相」に拠るもの。
「裏金問題」は衆議院総選挙がおこなわれる時期には忘れられているかもしれないし、
「岸田首相」は、岸田氏が辞めて他の人物が自民党総裁になれば解消される。

 以前も書いたが、僕は現外務大臣の上川陽子氏が総理になれば自民党は勝利すると考えている。
 自民党のシナリオとしては──
・9月の総裁選で上川氏が総裁に。
・国会の首班指名で「上川総理大臣」が誕生。
・上川総理大臣の正当性を問うために解散総選挙→自民党勝利。
 という流れだろう。

 先日、麻生太郎氏が米国のトランプと会談したが、これは上川総理大臣の布石。
 同じ宏池会の系譜だし、麻生氏は上川陽子を次の総理と考えている。
 今回、安倍派(清和会)の力を削いだのもそのためだろう。

 今回、立民に投票した人も、今回が補選だったからで、
 政権交代が起こるかもしれない総選挙だったら、立民への投票をためらうかもしれない。
 ………………………………………………………………………

 だから立憲民主党は政権を取った時の構想を全面に打ち出してほしい。
①政権を取ったら、どんな布陣の内閣が誕生するのか?
②経済政策は?
 現在の円安をどう考えるのか? 消費税をどうするのか?
 現在の物価高をどう解消するのか?

 でもなあ……。
 僕が知るかぎり、立民の経済政策の方向性は自民党と変わらないんだよな。
 消費税減税には否定的。
 財政再建論者。
 円安に関しては、どこが政権を取っても対応は同じだろうし……。

 自民党と違う点は、集めた税金の配布先だ。
 自民党は税金を「大企業」と「お友達」にバラまくが、立憲民主党はそれはしなさそう。
「国民」に対する配分は多くなるだろう。
 まあ、この点だけでも自民党よりははるかにメリットがあるのだが……。

 日本維新の会は失速か?
 グダグダの「万博運営」で政権担当能力がないことが露呈してしまった。
 コロナ対応でも「大阪ワクチン」「イソジン」「雨合羽」と失敗だらけ。
 基本、新自由主義の政党だから、行政サービスをどんどん切りまくる→つまり弱者切り捨て。
 そして馬場代表が象徴するように、何よりも下品。

 国民民主党もな。
 あっちへ行ったりこっちへ行ったり、何をしたいのかわからない。
 だから、どんどん人が抜けていく。
 …………………………………………………………………………

 僕は「消費税減税」を打ち出している政党に投票する。
 具体的に言えば「れいわ新選組」。
 立憲民主党が「消費税減税」を政策にするのなら立民に入れる。
 なぜなら「消費税減税」こそが一番の経済対策だと考えているから。
 仮に食品だけでも消費税が0%になれば、助かる人は多いと思うんだけどなぁ。

 ちなみに、以下が今回の東京15区の選挙結果。

・酒井菜摘 49,476票(得票率29.0%)
・須藤元気 29,669票(得票率17.4%)
・金澤結衣 28,461票(得票率16.7%)
・飯山陽  24,264票(得票率14.2%)
・乙武洋匡 19,655票(得票率11.5%)
・吉川里奈   8,639票(得票率 5.1%)
・秋元司    8,061票(得票率 4.7%)

 無所属の須藤元気氏が2位になったのは、地元に密着しているせいもあるが、
「消費税減税」を政策で打ち出したことも大きいと思う。


コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「光る君へ」 第17回「うつろ... | トップ | ゴールデンウィークに「円安... »

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
無党派層がカギを握っているんですが (半沢)
2024-04-30 19:06:12
コウジさん今晩は
記事の作成お疲れ様です

喜んでるのは今のうちかも知れませんね。なんせ忘れ易くお人好しの国民性
ですから 本とに上川氏が総理大臣にでもなれば自民大勝になるでしょう。
次の国政選挙で
維新の会は第2自民、国民民主は風見鶏で話にならない
私も消費税減税を打ち出している政党に投票します。ま、れいわ新選組も
良いですが 日本共産党に投票します。
日本共産党は真実・信念がありブレないですから。一寸 矛盾する部分も
ありますが、野党共闘で今回の補選は成功しましたね。 次は如何か?
七日関白の可能性 (2020-08-15 21:07:49)
2024-05-01 06:49:20
おっしゃるとおり、上川さんが総理となって、支持率急回復となる可能性はかなりあるでしょう。
法務大臣の時には、淡々と死刑を執行していたので、ネット愛国者の皆さんからの評判もかなりよかったわけですし、考え方もアメリカ寄りの感じなので、アメリカが難色を示すようなこともないでしょう。
しかも、世襲ではないようなので、世襲政治家ファミリーのパワーバランスはあまり考えずともよくて、ワンポイントリリーフとして採用しやすい、というところもあるでしょう。

ただ、上川さんが総理になってもおそらく「七日関白」で、次の選挙で自民党が圧倒的勝利を収めれば、また世襲男子総理に戻るでしょう。
上川総理がその路線に納得するかどうかですが、憲政史上初の女性総理という名誉を得られれば、たとえ七日関白でもいいと考えるのであれば、相当確率は上がるでしょうね。
ブレない政党 (コウジ)
2024-05-01 09:20:44
半沢さん

いつもありがとうございます。

ブレない政党というのは安心して投票できますよね。
国民民主党は今回の補選で保守層からも「失望した」と言われるようになってしまいました。

著述家の菅野完氏が語っていましたが、自民党の保守層を取り込むには、日本保守党くらいに吹っ切らないと無理なようです。

立憲民主党は「中道リベラル」くらいの立ち位置だと思いますが、中道ってわかりづらいんですよね。
政治に興味がない人は「自民党とどこが違うの?」と考えてしまう。

なので「政治改革」のみを争点や旗印にするのではなく、ぜひ政権構想や経済政策を語ってほしい。
風向きは簡単に変わりますから、風頼みの選挙はやめて地に足のついた活動をしてもらいたいと思います。
軽い神輿なら長期政権? (コウジ)
2024-05-01 09:35:06
2020-08-15 21:07:49さん

いつもありがとうございます。

「日本初の女性総理」ですからね、インパクトはあります。
マスコミも上川氏の経歴を大々的に報じるでしょうし、単独でウクライナに行ったり外務大臣としての実績も悪くありません。

「七日関白」については以前も書きましたが、上川陽子氏が、自己主張の少ない軽い神輿なら「上川のままでいいか」となるかもしれません。
そして上川氏の次は茂木敏充氏。

石破茂氏、河野太郎氏の目はなくなりましたね。
石破氏はタイミングを逸しましたし党内での人望がない。
河野氏はワクチンやマイナンバーで評判が悪過ぎる。
小泉進次郎氏は人気は高いですが、バカ過ぎるのでさすがの自民党も推さないでしょう。
有職故実 (2020-08-15 21:07:49)
2024-05-02 07:36:25
>そして上川氏の次は茂木敏充氏。

上川さんも茂木さんも世襲ではないようです。あくまで個人の感想ですが(笑)、令和の世の中で、非世襲の総理が続く確率は高くないと見ます。
やはり今の与党では、世襲議員と非世襲議員の身分差は大きいように見えます。非世襲議員が総理になるのは、つなぎとしての短期に限られるでしょう。
「世襲が主で非世襲は従」というルールはできつつあるように思えます。
小石河陽子 (コウジ)
2024-05-02 09:21:35
2020-08-15 21:07:49さん

2020さんは「世襲」にこだわりがありますよね。

確かに、ポスト岸田と言われている『小石河陽子』のうち、世襲でないのは「陽子さん」だけですが……。
ワンポイントリリーフ (2020-08-15 21:07:49)
2024-05-05 16:42:07
>2020さんは「世襲」にこだわりがありますよね。

わたしがこだわっているというよりも、現実として世襲ばかりになりかけているので、仕方ありません。
気がついてみると、21世紀になってからの総理(K泉さん以降とします)は、世襲だらけです。
昭和戦後時代の政界も、偉くなるには世襲の方が有利とささやかれていたようですが、21世紀になってからの現与党は特にその傾向が顕著です。
21世紀初頭のK泉さん以降、重複を除くと総理大臣は9人、そのうち現与党系は6人です。その6人の中で世襲ではない人はひとりだけです。
しかもそのひとりが担ったのは、新型コロナとオリンピックが重なった一番大変な時期で、世襲の人たちにとっては「苦労ばかり多いのでやりたくなかった」んでしょうね。
そして今も「やりたくない」時期だと思います。
そういうときこそ、欲のすくなさそうな非世襲の人にやってもらって、情勢が安定すればまた毛並みのいい世襲の皆さんたちにバトンタッチして長期政権、ということになるんでしょう。

ただ、そんなことでいいのかな?とは思います…
こだわり過ぎると認識を誤る (コウジ)
2024-05-06 08:20:37
2020-08-15 21:07:49さん

この話は以前もしたので割愛しますが、こだわり過ぎると認識を誤るので、敢えて書かせていただきました。
たとえば、
>新型コロナとオリンピックが重なった一番大変な時期で、世襲の人たちにとっては「苦労ばかり多いのでやりたくなかった」
あの時の総裁選では、菅氏の他に、石破茂氏、岸田文雄氏が立候補し、最後は菅VS石破の一騎打ちになりました。

「やりたくない時期」の現在でも、岸田首相は続投に意欲満々ですし、条件が揃えば、小渕優子氏など世襲議員も立候補すると思います。

コメントを投稿

事件・出来事」カテゴリの最新記事