北大路機関

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【G3X撮影速報】横須賀軍港めぐり【4】軍港巡り遊覧船と船越地区の自衛隊新潜水艦岸壁(2024-01-06)

2024-04-21 20:23:49 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■新潜水艦岸壁
 軍港めぐり遊覧船の旅は続きます。

 うらが、あすか。名字と名前ではなく掃海母艦うらが、試験艦あすか、船越地区停泊の様子です。ぐるりと遊覧船はここ船越地区を回りまして、それから荒井掘割水路を通りまして吉倉桟橋へと戻ってゆくのですが、船越地区も年々変容を続けています。

 潜水艦岸壁、別の言い方があったように記憶するのですけれども潜水艦岸壁のほうが通りがよい、船越地区にこの数年の間に建設されました新しい地区でして、現在ヴェルニー公園から丸見えの潜水艦岸壁とはべつのところ、言い換えればここは見えにくい。

 そうりゅう型潜水艦、船体側面の吸音タイルに沿って、なにか吸盤に無数にからみつかれたような模様が見えまして、これは何なのかなあ、と思ったりするのですが、ちょうどこれをまとめている最中にBS-12にて日曜ゴジラ劇場を放映していますゆえ。

 潜水艦は海の忍者といわれますが、海上自衛隊の潜水艦は艦番号を早い時期に消しまして、艦隊行動の秘匿につとめています。なんでも昨今は2000mm級のレンズが普及して、このG3Xも2400mmだよ、識別帽から艦名が読みとられることも多くなったとか。

 潜水艦はこのために、艦名ばらばらの識別帽を準備しまして敢えて撮影された場合でも艦名を秘匿しているという。舷門にSSN777と書いていたノースカロライナとは大違い。そしてこちらは一見潜れそうにないですが、潜水艦救難艦ちよだ、停泊しているとこ。

 ちよだ、潜れそうにないように見えますがDSRV深海潜水艦救難艇が潜る。今年お正月にBSで"原子力潜水艦浮上せず"というチャールトンヘストン主演の海洋パニック映画が放映されていましたが、DSRVはこの作品と、あと"レッドオクトーバーを追え"に詳しい。

 吉倉桟橋がみえてきました、荒井堀割水路のむこうにみえます情景です。汐入駅まえのホテルなど横須賀の市街地がよく見えていまして、中心部は横須賀中央駅のあたりなのですけれども、この情景をみますとそう汐入のあたりもかなり都会になってきたなあ。

 21世紀到来、という情景がみえてきます。もがみ型護衛艦、ステルス性重視の護衛艦でこの時点では掃海隊群直轄艦という扱いでしたが、3月の改編で第11護衛隊に移管、護衛艦隊の所属となりました、護衛艦もがみ、くまの、です。さてこの護衛艦の艦番号は。

 くまの。2ですから二番艦の護衛艦くまの、ですね。しかし、多数建造するのですから02とすればよいものを2とだけ記載されていますと何か味気ないなあ、と思ってしまうところ。革新的な護衛艦でしたが、今後はさらに大型化した改良型に建造が移行します。

 もがみ型護衛艦、拡大改良型は艦隊防空用の広域防空ミサイルを搭載すると言いまして、すると当初計画の掃海隊群へ護衛艦を配備するという計画はどうなるのか、護衛艦隊に護衛隊群以外の手持ちの護衛艦を増やすという現在の方針を踏襲するのか、と。

 おおなみ、護衛艦おおなみ、が見えてきました有名な"おおなみ事件"の舞台です。おおなみ事件とは名古屋で一般公開されていた艦上にてガスタービン艦特有の上部構造物排気による強風で見学者男性のカツラが吹き飛ばされ、乗員がチャッチしたというもの。

 危機一髪とはこのことをいうものでして、いや勿論、帽子をとばされないように、と乗員の方は人が通る度に注意喚起していましたがカツラは見抜けずあわや海にカツラがおちる一歩手前をつかんだものの、お互い気まずい思いをした、ということで有名になりました。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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