折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

つしまちあるき

2020年10月31日 | 風景

津島神社 手水舎・南門



先日、名鉄電車の駅でパンフレット「つしまちあるき」が目にとまりました。愛知県内なのに津島市に有る津島神社にまだ行ったことが無かったのでパンフレットを見ているうちに行ってみたくなりました。
名古屋からなら1,240円の「つしまちきっぷ」を買えば「津島まで電車往復820円・クーポン券1,000円分・お土産引換券700円」が付くのです。これは間違いではないかと思うほどお得です!教室で話すと「いいわね。行きましょう!」となってお仲間と行ってきました。街歩きの他にももちろんスケッチもします。
よく晴れた30日、ラッシュを避けて遅めに出発。名鉄名古屋駅から普通電車で30分ほどで津島駅に着き、津島神社を目指して「まちあるき」開始です。お仲間の一人が津島にご縁がある方で街に詳しくて大助かりでした。





蔵の道の家




お参りを済ませて先ずは境内でスケッチ、外でのスケッチに慣れた方、慣れない方それぞれ気に入った場所に陣取って・・・私も含めて皆さん四苦八苦・・・今回は外で描くことが目的なのです。その後のランチはお仲間お勧めの田楽が美味しいという和食店へ。この店は都合で今回のクーポンは加入を辞退されていたそうなのですが、リストには名前が残っていて、前日に予約もしてあったのでクーポンを使わせていただけました。なので差額の430円だけの支払いになりました。津島神社のボランティアガイドさんも「あそこは田楽が有名」と言われたほど、美味しかったです。
お土産引換券も10軒の店から選べるので何にしようかと言いながら結局みんな和菓子屋さんで「おはぎ・草餅」などをお土産券で引き換えました。この店は6個選んで780円分で手作りのあんが美味しいおはぎでした。町おこしや鉄道の集客のためとはいえ、支払額の倍以上のクーポンって・・・うれしいです。




本町筋で


津島市は津島神社の門前町、交通の要の湊町として栄えた街です。熱田から津島までは東海道の七里の渡しに代わる陸路の脇街道(佐屋街道)として栄え津島神社は厄除け、災難除けの神様「牛頭天王社 ごずてんのうしゃ」信仰の総本社です。
この街の経済力を利用して天下統一に向かったのが織田信長、この街が「信長の台所」と言われる所以です。と言う事を今回初めて知りました。街の中にお寺が多いのも、津島神社の神官だった方の屋敷の立派なことにも驚きました。昔は琵琶湖の東岸から鎌倉辺りまで有力者の家に泊まり祈祷やお札の配布をして天王信仰を広めたのだとか。その昔は「疫病退散」は一番の願いだったろうと思います。

豊かさの象徴のような重々しい瓦屋根、点在する大きな蔵、細かな格子をはめた家々、くねくねと曲がる道の狭さにもここを行き来した牛や馬、旅人のにぎやかな姿を想像していました。

おしゃべりしてスケッチもして家に帰るとスマホの歩数計は15,344歩、楽しく過ごしてよく歩いた1日になりました。




津島神社参宮道石標 下街道と上街道の基点


田楽定食


おはぎ(6個のうち3個)


パンフレット





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