TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

ELEMENTS / RX

2007-04-30 22:02:04 | J-FUSION
RX活動再開後の2作目がこれ、「ELEMENTS」です。
ジャケットデザインからして、どことなくプログレロック調でASIAのアルバムジャケットを思い起こさせる雰囲気がありますが、見事その通りといった感じです。今作はフュージョンとはいえかなりプログレチック。ゲストボーカルにJOHN WETTONが参加しているというのもさもありなん。

1. TEMPEST
雷電氏の作品。ハードロック調のイントロから始まり、岩佐真帆呂のソプラノサックスが入ると今度は「マルサの女」調?かと思えば妙になごやかなストリングスのピチカート+フルートのイージーリスニングみたいなつなぎが入ったりして、でもやっぱり和田アキラのギターソロはやっぱりプログレ。いろんな要素のつまった不思議な曲です。
2. SKIP JACK
勝田一樹登場。石川俊介氏のもっちゃりしたベースソロから始まる、ゆったりとしたファンクナンバーです。前作の雷電のドラムはかなり軽めな音になってましたが、今作では再び重々しくなってます。
3. ENDLESS SPIRAL
松崎氏による5パートからなる組曲。この辺の作りもかなりプログレしてます。松崎氏のヴォコーダーによるボーカルをフィーチャー。YESの組曲をなんとなく思い出した。
4. ARCADIA
JOHN WETTON御大がボーカル&作詞で参加。聖飢魔Ⅱ時代の雷電氏の曲のリメイクだそうで。
ちなみにASIAって、まだ続いてたんですね…。西脇辰弥氏のBLOGで発見したので勝手にリンク。
5.I AM INNOCENT
続いてもJOHN WETTON氏によるボーカルナンバー。やっぱりASIAを意識したんでしょうか。めっちゃそれっぽい曲になってます。ん?フュージョンはどこいった?
6.POLAR BEAR
ちょっとイカレた雰囲気のギターリフが印象的な7拍子ナンバー。これもプログレテイスト溢れる曲です。
7.SHINING CRAZY MAN
石川氏のチョッパーとフュージョンらしいキメが冴える、ちょっと夜な雰囲気漂う勝田のサックスもカッコイイ、典型的フュージョンナンバー。福原将宣と松崎雄一の入魂のソロがまた良い。
8.FILM NOIR
石川氏によるバラードナンバー。岩見和彦のLEE RITENOURかはたまたLARRY CARLTONかというようなジャジーなギターがいい味出してます。FILM NOIR=暗黒映画ですか…。確かに決してハッピーエンドではなかった映画のエンディングのような曲です。

ELEMENTS / RX
RAIDEN YUZAWA(ds)SHUNSUKE ISHIKAWA(b)YUICHI MATSUZAKI(keys)
JOHN WETTON(vo)AKIRA WADA/KAZUHIKO IWAMI/MASANOBU FUKUHARA/YOICHI FUJII/LUKE TAKAMURA(g)KAZUKI KATSUTA/MAHORO IWASA(sax)
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Also Joseph Williams will join Toto

2007-04-29 21:15:59 | TOTO&FUSION
TOTOのミネアポリスでの公演にはFERGIE FREDERIKSENも参加なんて話がありましたが、更にL.A.公演では、なんと!JOSEPH WILLIAMS が参加するんだそうです。DAVID PAICH、そしてMIKE PORCAROもリタイヤしてしまったTOTOですが、こんな企画も用意してたんですね。うんわ~こいつはたまらん。日本でもやってくんないかな~。ぜ~~ったい見に行きたい。いやほんと、30周年にはTOTOメンバー全員揃って更にJOSEPHも、という期待が高まります。
このきっかけというのが、STEVE LUKATHERのソロアルバムにJOSEPHが参加したということのようで。BILL CHAMPLINに加えてJOSEPHも参加しているLUKATHERの新作、こちらのリリースは残念ながらまだまだ先、来年頭になりそう。
いずれにしても現在のメンバーにこだわらないTOTO人脈、これからも小生にとってはまだまだ要チェックです。
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ZEITMESSER / RX

2007-04-28 01:56:40 | J-FUSION
RXの活動は「RARE’ XTRA」のリリース以降停止していましたが、1999年、聖飢魔Ⅱが地球征服を完了するとともに、その活動を再開。ライデン湯沢殿下は雷電湯澤として、ゼノン石川和尚は石川俊介として、RX悪魔バージョンから一皮むけて帰ってきました。
そして活動再開を記念すべきアルバム「ZEITMESSER」を2000年5月にリリース。

悪魔卒業後のRXでキーパーソンになるのが、このアルバムから参加している勝田一樹。「CHEMICAL REACTION」も聖飢魔Ⅱのリズムセクションがフュージョンに挑戦した画期的なアルバム、という意味でも話題になりましたが、この「ZEITMESSER」では勝田一樹の参加により、1曲目の「GET IT! GET IT!」や4曲目「!HAEY」が象徴するような、ますますファンキーでフュージョンの王道を行くサウンドが展開されます。雷電のドラムサウンドも肩の力が抜けたような軽~い音になってますし、石川俊介のベースも音数倍増。聖飢魔Ⅱ時代のファンを失ってしまうんじゃないかと思うくらい、全くもって悪魔の色を感じさせない本格的なフュージョンアルバムになりました。とかく色眼鏡で見られがちなRXですが、このアルバムで悪魔のフュージョンというイロモノ的な存在を超えて一つのフュージョンバンドとしての地位を築いたと思います。小生このアルバムにはハマリましたね。

ところでジャケット写真にはもちろん悪魔メイクなしの雷電と石川俊介の姿も写ってます。なんとなく雷電の顔はなるほどな~という感じですが(でも眼鏡かけてるし)、石川さん、こんな童顔だったんですね。このギャップがまた楽しかったりします。

ZEITMESSER /RX
RAIDEN YUZAWA(ds)SHUNSUKE ISHIKAWA(b)YUICHI MATSUZAKI(keys)
YUKI MIYAKOSHI(g)KAZUKI KATSUTA(sax)ROBBIE DANZIE(vo)
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バカ売れ?MY RULE

2007-04-27 00:06:26 | Weblog
DIMENSIONの新譜「MY RULE」、未だ届いておりません。
「AIR JAZZ」と一緒に事前にHMV通販で予約したんですけどね…。ステイタスによればメーカー在庫なしということで入荷待ちということで4/29出荷予定に変更されてしまいました。う~む予約した分まで全て売り切ってもまだ足りないとは…恐るべしDIMENSION。(AIR JAZZも?)…これで店頭に置いてあったりしたら暴れてやる~。

ということで今日はブーたれだけです、ごめんなさい。
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RARE’ XTRA / RX

2007-04-26 00:28:51 | J-FUSION
気を取り直して、RXネタ再開です。

1991年の「CHAMICAL REACTION」から遅れること2年半、リリースされたのがこの「RARE’XTRA」。
1993年の7月にPOWER STATIONで行われたライブ録音なんです。

日清POWER STATIONってのも懐かしいですね。小生結局行けず終いだったんですが、前を通る度にあこがれの眼差しで見ておりました。だってカップヌードル喰いながらライブ見れるんだからこんな素晴らしいことはない。(違うって?)

話を戻してこのライブはRXのライデン、ゼノン、怪人松崎様に加えて宮越雄基もRXメンバーとして名前を連ねてます。更にゲストは和田アキラ、本多俊之、井上浩一、レクターH伯爵(=石黒彰…今度また熊ちゃんとストさんで山本恭司をやりますね!)という豪華なメンバーです。
ジャケットの写真を見ると、レクター伯爵も含め悪魔の皆さんは当然にして悪魔のカッコしてやっているんですね。そんなカッコでフュージョンやっているというのもまた申し訳ないけど笑えます。
ちなみに当時、小生もRXなら見に行きたいな~なんてちょこっと思ってたんものの、その時点での客層を考えて躊躇してしまった経緯があるんですが、このアルバムを聴くとあながちそれが間違いではなかったことがわかります。いや~「らいでん~」とか「ぜのん~」とか「きゃ~」だとかね、黄色い声援が飛びまくる、不思議なフュージョンライブです。そんな雰囲気の中ですから和田アキラさんとか本多さんとか結構やりにくかったんじゃないですかね。

収録曲は9曲。オープニングはJACO PASTORIUSの「SOUL INTRO」という選曲がらしくっていいですね。あとはほとんどが「CHEMICAL~」からの選曲で、それぞれのソロをフィーチャーした「WAR CLOUD」から、本多さんのソプラノサックスによる「TEA FOR THREE」なんてモロジャズな雰囲気をズンチャッチャといろいろ趣向を凝らしながら再現しています。1曲だけ「オヤマニアン」なる新曲らしき曲も入っていて、これがまたファンキーなギターカッティングをフィーチャーしたなかなかゴキゲン!なナンバーでしたね。とにかく、聖飢魔Ⅱのサイドワークなどとは侮ってはいけません。レコーディングだけでなく、ライブバンドとしての演奏も申し分ないことを証明している名演です。
ラストナンバー「FUNKAHOLIC BROTHERS」のブレイクのキメをギターの誰かが思いっきりハズしてたのはご愛嬌ですけどね。

RARE’ XTRA / RX
RAIDEN YUZAWA(ds)XENON ISHIKAWA(b)YUICHI MATSUZAKI(keys)YUKI MIYAKOSHI(g)
AKIRA WADA(g)TOSHIYUKI HONDA(sax)KOICHI INOUE(perc)WRECTOR.H(keys)
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・・・

2007-04-23 23:50:26 | Weblog
あまり引きずるのもどうかとは思いますが。
佐藤竹善のBLOGでもようやく浅野さんの訃報について触れてました。

小生が初めて浅野祥之という人の存在を意識したのは、SING LIKE TALKINGでした。
LIVE VIDEO、「AMUSEMENT POCKET BUDOKAN」。オープニングで西村さんとデュオでアコギを弾く姿が強烈な印象として残っています。

まだ他のことを書く気にもなれず、手にもつかないので今日はこんだけ。
次には元に戻りたいと思います。
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遺される者の哀しみ

2007-04-22 00:14:17 | Weblog
既にBLOG界では大騒ぎになっておりますが、ギタリストの浅野祥之さんがお亡くなりになったそうです。

たまたま数日前、そういえば最近JとBはともかく、J&Bとしての新作が出ていないないな~、THE BLUES POWERに活動の軸が移ってしまったんだろうか…なんて思っていた矢先の今朝、このBLOGのアクセス解析を見たら検索キーワードに「浅野祥之 死去」という文字があったんです。ま~た、誰がそんなデマ流してるんかいな、と思いきやいろいろ調べているうちにそれがデマなんかじゃなかったことが…。THE BLUES POWERの永井隆、沼澤尚両氏のHPでは現時点においては浅野さんが急病のためライブ中止、というところまでの情報しかありません。
しかし、関わるミュージシャンの公式HPとしては唯一、J&Bの盟友梶原順さんのHPにご本人からの訃報メッセージが掲載されてました。デマなんかじゃなかったことが、ここでようやく確信できた次第です…。

思えば昨年青木智仁さんがお亡くなりになり、そして今度は浅野さん。いわばファミリーメンバーの相次ぐ訃報には角松敏生さんもさぞ辛いことでしょう。そして折りしも、お亡くなりになったのはTHE BLUES POWERの1STアルバムがリリースされた日。まさにこれからという時、このデビューアルバムが遺作となってしまいました。
特に沼澤さん、師とするJEFF PORCAROの享年を意識して制作したソロアルバムは大村憲司氏のラストレコーディングとなってしまいました。そしてFOUR OF A KINDがパーマネントなグループになろうとしていたところで、青木さんの急逝。J&Bでは浅野さんとともに大村憲司の追悼アルバムを作りながらも、今度はその浅野さんまでもが天に召された…。J&Bに限らず沼澤さんが参加していたSING LIKE TALKING、角松敏生、AGHARTA、KICKS、THREE’S CO.、SALTバンド、BIG HORNS BEEなど、様々なユニット・セッションにはいつも、と言っていいほどそこには浅野さんがいました。また新しいユニットとしてのTHE BLUES POWERの門出を祝うべきその日の出来事というのがあまりにも皮肉です。それなりの年齢にいっていれば仕方ありませんが、何しろ40代世代としては経験するにはあまりに早すぎる出来事でしょう。沼澤さんの心の痛みが心配です…。
沼澤さんを含め、浅野さんを囲んでいたミュージシャンの皆さんにとって、その喪失感は例えようもないものと思います。この悲しみを乗り越えて、これからもずっといい音楽を続けていただきたい。浅野さんの供養のためにも。 合掌

なお、梶原氏のHPの「お知らせ(訃報)」の文字をクリックすると葬儀の詳細も知ることができます。
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RX@ドラムマガジンのインタビュー

2007-04-21 01:34:41 | J-FUSION
RXの「CHEMICAL REACTION」がリリースされた当時のドラムマガジンがなぜかまだ手許に残ってました。1991年の10月号。特集はやっぱり神保彰!RXはカラー2ページでもちろん悪魔のいでたちながらもフツーにインタビューに答えてます。

ちょくら抜粋して引用

ライデン:ジャンル的に言えばフュージョンってことになるけど、自分はロックドラマーだし、フュージョンドラマーとは思ってないから、ロックっぽさは必ず出ると思ってた。現にこれを聴いてフュージョンドラマーが叩いているとは誰も思わないよね。
~確かにフュージョンにしては、タムなんか鳴りすぎてますもんね。
ゼノン:ハハハハ。
ライデン:ズ太くて下劣なのが好きなんですよ。野蛮さは絶対残したかったんだ。そうじゃないと誰のアルバムなんだかわかんなくなるでしょ。

…RXの特徴はまさにこの発言が象徴しています。ヘヴィで地を這うような重々しいドラミングで演るフュージョン。やはり聖飢魔Ⅱとしての悪魔な雰囲気を意図的に残しながら、やってる音楽はライトなジャズだったりハードなフュージョンだったりノリノリのファンクだったり。それがまさにこの「CHEMICAL REACTION」のコンセプトであり、しつこいようですがRXの魅力そのものでした。
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CHEMICAL REACTION / RX

2007-04-20 00:44:00 | J-FUSION
ということで、RXのデビューアルバム、「CHEMICAL REACTION」のご紹介。

1.S.T.F
いきなりプログレチックで緊張感あふれる変拍子バリバリフュージョンが展開。ギターはなんと渡辺香津美。氏のギターもまたプログレチックな重々しいソロを披露します。
ゼノン石川のベースの軽さはメチャメチャフュージョンなんですけど、対するライデン湯沢のドラムはこれまたメチャクチャヘヴィ。この対比がまた面白い。
2.FUNKAHOLIC BROTHERS
今度はTOPS HORNSが参加するファンクナンバー。ゼノンのチョッパーがさえますが、これまた重いノリのファンクがやはり悪魔の面影を残します。妙なところで市川秀男というビッグネームジャズピアニストも参加。一瞬のソロだけなんですけどね、なんかもったいない使い方のように感じないでもない。
3.CHEMICAL REACTION
タイトルチューンはキメがバリバリの悪魔版CASIOPEAって感じでしょうか。斉藤ネコのバイオリンも入ってますンで、CASIOPEAというよりJIMSAKUか?
4.TEA FOR THREE
ピアノトリオにバイオリンが入るという、笑ってしまうようなジャズナンバー。ピアノは市川秀男でバイオリンは中西俊弘。なんともメタルッぽいドカドカとしたタムまわしの入る4ビートです。ライブでやったらドラムがうるさくて他の楽器が全然聞こえなそう。ソツなくこなすゼノンはともかく、ライデンにとってはちょっと無理があるところがまたご愛嬌。
5.LOVE FLIGHT
デーモン小暮閣下の声を無断でサンプリングして使用しているファンキーなボーカルナンバー。ヴォコーダーを使ってゼノンが歌ってます。曲もデーモン閣下によるもの。なのにファンキー。聖飢魔IIの奥深さを感じます。
6.DEVIL’S TONGUE
和田アキラのギターと斉藤ネコの狂ったようなバイオリンをフィーチャーしたライデンによるヘヴィでおどろおどろしいインストナンバー。
7.ORANGE RAIN
本多俊之のソプラノサックスをフィーチャーしたほのぼの系フュージョン。怪人松崎様のさわやかで軽いシンセに対するライデンのドラムの重いこと。でもそれがなんともいわれぬ味なんです。
ちなみにエース清水長官もギターで参加。本多さんが天使に見える~。この曲のコンセプトは天使と悪魔か?
8.CHICKEN OR BEEF
この曲も本多俊之フィーチャー。一瞬本多さんの曲か、それともDIMENSIONか、はたまたT-SQUAREかいなと思うようなサックス系ジャパニーズフュージョンの典型のようなナンバーです。
9.BAD AGAIN
ジョー・リノイエのボーカルナンバーです。曲はSgt.ルーク篁III世による壮大なバラード。このあたりは聖飢魔IIのアルバムに入っていてもおかしくないかもしれない。決してヘヴィメタじゃないんだけどね。
10.WAR CLOUD
ライデン独特のプログレチックでCHICK COREA ELECTRIC BAND風なフュージョンナンバー。ライデンのドラムソロもしっかりフィーチャーしてます。
11.信天翁
Sgt.ルーク篁III世の壮大なギターと、ゼノンのフレットレスをフィーチャーした、アルバムのラストを飾るに相応しい文字通り世紀末を思わせるような寒々としたバラードインストです。

正直言ってライデンのドラムは全然フュージョンっぽくありません。多分ヘヴィメタそのまんま。でもそこにテクニシャンであるゼノンのベースが乗っかることで醸し出す絶妙なミスマッチ感こそがRXの味です。面白みです。そしてそれを活かしているのが怪人松崎様こと、松崎雄一のアレンジ。この三位一体感が唯一無二のフュージョンバンド、RXなんですな。

WIKIPEDIAによれば、ゼノンは元々フュージョンバンドのベーシストだったそうですね。なるほどですね。聖飢魔IIが紅白歌合戦に出場した際、いきなりベースソロから始めたという伝説もまたゼノンならではの勲章です。

RX are RAIDEN YUZAWA(ds)XENON ISHIKAWA(b)YUICHI MATSUZAKI(keys)
DEMON KOGURE/JOE RINOIE(vo) YUUKI MIYAKOSHI/KAZUMI WATANABE/AKIRA WADA/MASAKI SUZUKAWA/ACE SHIMIZU/LUKE TAKAMURA(g) HIDEO ICHIKAWA(keys) MITSURU KANEKUNI/TOSHIYUKI HONDA(sax) TAKASHI KUDO(tb)SHIGERU TERAUCHI/JYUNICHI KAWASAKI/SHIN KAZUHARA(tp) NEKO SAITO/TOSHIHIRO NAKANISHI(violin)
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RX

2007-04-19 00:32:13 | J-FUSION
こないだN/F FUNK SHOT!のニューアルバムがどうのこうのと書いていてふと気付いたんですが、そういやRXについて今まで書いてなかったな~。ということで、しばらくRXについて書いてみますか。
ちょっと解説。RXってのはご存知悪魔のヘヴィメタバンド、聖飢魔IIのライデン湯沢殿下とゼノン石川和尚によるフュージョンユニットです。(RXとはRAIDENとXENONの頭を並べたまんまのものです)聖飢魔IIのソロ活動が一時期さかんだった1991年に「CHEMICAL REACTION」というアルバムでデビューしました。そりゃびっくりしましたよ、現役ヘヴィメタのミュージシャン、というか悪魔がフュージョンやるっていうんですから。

……

遡れば小生が京都で学生をやっているころに、聖飢魔IIはデビューしました。当時は「拾得」だったか「磔磔」だったかでライブをやってたのを、サークル仲間が見にいってたりしてましたね。ただ、小生はといえば…当時幅を効かせていたLOUDNESSだのEARTHSHAKERだのVOWOWだの、まあストイックなまでにヘヴィメタはこうあるべし、というようなスタイルにこだわる姿勢に違和感があったんで、個人的にはヘヴィメタというジャンルは守備範囲外だったんです。
そんな中、この聖飢魔IIは同じころにデビューした米米CLUBなどと同様に、ヘヴィメタすなわち音楽を楽しもうという姿勢、というかイロモノ的なアプローチではありましたが、そこがまた面白い存在ではありました。実際アルバム買ったりして聴いていたわけではないけども、いわゆる典型的なヘヴィメタよりはPOPでファンキーな一面もあり、ヘヴィメタというスタイルにこだわらない、見てくれも含めてファンキーでおもろそうなバンドという印象をとりあえずは持っていたものです。(ライデン氏の当時の頭、みっともないくらいのモヒカンヅラが笑えましたし、ゼノン和尚がチョッパーバリバリという意外性もまたカッコ良かった。)

そんな聖飢魔IIのリズムセクションがフュージョンバンドでデビューすると聞いたもんですから、こりゃ面白そうだ、ということでそれこそ発売日に買いに走ったのがデビューアルバム「CHEMICAL REACTION」です。
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