ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2011.7.18 朝湯から帰ってみたら・・・

2011-07-18 08:16:01 | 
 昨日から、太平洋を一望できる温泉付きホテル”私の癒し”という造語のネーミングホテルに宿泊している。

 今朝は、一人こっそり朝湯に出かけ、十分ふやけてゆるみきり、朝から小原庄助さん気分。再びこっそり部屋に戻ってみると、夫が興奮して「なでしこ、勝ったよ!」との一声。なんと女子サッカー世界一だそうだ。天晴だ。アメリカでは女性のスポーツといえばサッカーとソフトボールしかないそうで、競技人口も600万を超えると聞く。そんな大国を相手に小柄な大和撫子の日本女性たちが勝利。本当に大したものだ。

 家族そろって3年ぶりにやってきたこの温泉地。自宅からは在来線を乗り継ぎ、ドアツードアで2時間半といったところだ。特急に乗ればもう少し早く着くのだけれど、急ぐ旅でもなくのんびりやってきた。前回宿泊した時は、ハーセプチン開始のために2泊3日で入院する直前の土日で、少しでも気持ちをアップさせるために、という理由だった。ちょうど息子も実力テストが終わってすぐの週末、その“お疲れ様”も兼ねていた。

 今回は、一昨日が海開きということで、ホテルの目の前のビーチは既に大混雑。息子はチェックインするやいなや、駅までの坂道を汗だくで駆け上り、コンビニで大きなシャチのフロートを買ってきた。高1男子、一か月のお小遣いの4割という大枚をはたいて・・・・。数年ぶりの海水浴にかなり力が入っていた。

 夫もこの年で海水浴をするとは・・・と言いながら、息子を追って海に入ったものの、水が冷たくて早々に砂浜まで引き上げてきた。私は、砂浜で荷物番をしつつ写真を撮っていたものの、あまりの紫外線の強さにほんの20分ほどであたふたと涼しいホテルの部屋に戻り、海を見ながら読書としゃれ込んだ。

 夕食前には大浴場で汗を流した。オーシャンフロントの露天風呂やミストサウナ等を堪能。その後ダイニングでフルコースのディナーを楽しんだ。
 海を見るとなぜだかとても元気が出る。そして、美味しいものをいただけば、まだまだ死ねない、また来たい、と単純に思う。

 食後は定番の砂浜花火。真ん丸お月様の黄色い光が海面に映って、幻想的なほど綺麗だった。どこにでもある「銀座」通りをちょっと散策し、3年前に息子が入って楽しんだスマートボールと射的の遊技場を横目に部屋に戻った。お風呂好きな息子と私は再度大浴場へ。殆ど貸切状態でゆっくりした。お風呂嫌いな夫は部屋でシャワーだけで十分、とつれない人だ。

 そんなわけで、2人は朝からサッカー特番を見ながらわいわいと騒いでいる。外では早くも海水浴客が目立ち始めている。昨日の予報では、今日はあまりお天気が良くないということだったけれど、窓の外は朝日が波に当たってキラキラと輝いている。目を開けているのがつらいほど眩しい。
 これから海を臨みつつの朝食だ。
 心も体もしっかりチャージして、また明日から頑張れそうなことに感謝の休日である。
 
コメント (2)
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