ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2011.7.29 義母との家族旅行へ

2011-07-29 06:30:50 | 
 今日から近県に義母との旅行だ。
 夫が昼にターミナル駅に到着する義母を迎えに出て、2人はそこから特急に乗って一足先にホテルに入る。私は午前中仕事をしてから、夕方、息子とともに合流することになっている。

 さて、息子の通う高校は昨日、高校野球・県大会の準決勝に勝ち進んだため、全校応援となり、予定されていた夏季講習が中止となった。
 あんなにプロ野球や野球ゲームが好きなのだから、高校野球だって興味がないわけではあるまいに、昨日は友人と遊ぶ約束をして、応援はパスしていた。全校応援に欠席の場合は担任に申し出ること、と連絡まできているが、中学時代の3年間は一度も出かけていったことはなかった。
 確かに炎天下で制服を着こみ、片道2時間近くかかるスタジアムまで行って汗だくになるのは、中学生にはちょっと可哀想かな・・・と思っていたけれど、今年から高校生になったことだし、高3になれば応援は除外であるそうだから、応援に行けるとしたら今年と来年だけ。しかも来年は準決勝以上に勝ち進むかどうかわからない。参加することで新たに愛校心が育てば、それはそれでいいことではないか。私など、高校時代にはブラバンがなかった他の都立高校の友情応援にまで出向いたのに、とふがいなく思う。何度か夫と私で水を向けたが、息子は断固として気が進まなかったようで、そんなに冷めていていいのかなあ・・・と思う。

 夫に言わせれば「あいつにとってあの学校に愛校心を持てというのは無理だよ。やっぱり自分にとっては負けた学校なんだよ。」という言葉に気持ちが塞ぐ。息子にそういう思いをさせてしまったのは、受験戦略をきちんとマネジメント出来なかった自分なのかもしれない、と。もちろん息子の周りは、その多くが第一志望で入学した子ではない。それでも皆、表面上それを出すことなく日々をやり過ごしている。それが問題なのかな、とも思う。
 第一志望とする学校に入学して、この学校が好きだ、という同級生に囲まれて6年間を過ごすのと、そうでない挫折を味わった沢山の同級生たちに囲まれて6年間を過ごすのと、大きな違いがあることは否めないだろう。もちろんどうしても嫌だとなれば、高校入学のタイミングでリベンジする機会はあったわけだから、それをしないでそのまま温く過ごしたのはほかならぬ本人であるのだが。

 私は中学受験を経験していないし、高校は都立高校が第一志望で私立の女子高を受けただけだった。運よく第一志望の都立高校に入学出来たから、本当に楽しくて有意義な3年間が過ごせたけれど、ふとあの時に万一合格していなくて併願していた女子高に進むことになっていたら、いったいどんな高校生活だったのだろう、と思う。けれど残念ながらちょっと想像がつかない。優秀だったのに第一志望の都立に失敗して、私立女子高や私立男子高に進んだ友人がいたが、その後、どうしていたのだろう。
 なんだかんだ言っても、息子も私もまだかさぶたをはがせば血が滲むのだな、と思う。

 「まあ、もし決勝に進んだら行ってみてもいいかな。」と言っていた息子だったが、今日から旅行に出るわけだから、試合観戦等していたら到着が夜になってしまう。昨日も勝って今日はいよいよ決勝戦であるが、結局2日とも行かずじまいとなった。

 義母とは5月の90歳の誕生会以来の再会だ。息子と私が到着するまで、母と息子(夫)は水入らずで何の話をするのやら。
 去年、墓地を建てた時にそのプレゼントでもらった温泉一泊券で泊まりに来た土地だ。その時にたまたまランチをして、いいところだね、とチェックしておいたホテル。100周年記念で新しく出来た露天風呂付きの1室限定の和室がラッキーにも予約できた。これから2泊3日、日常の家事から解放される揚げ膳全据え膳が何よりのプレゼントである。
 天気予報では3日ともあまりいいお天気ではないようだけれど、あちこち動き回るよりもゆっくり骨休めをすることが目的。それで十分いいかな、と思っている。
コメント (2)
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