大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

道迷い脱出法

2013年02月15日 | 山技術
前にも書いてるが再度書いておく。

冬山のエキスパート達の遭難と違い、
我々一般の登山者の遭難では道迷い遭難と滑落・転倒が双璧だ。

滑落・転倒は文字通り“事故”だが、道迷いの場合は
正しい道を歩いているつもりなのに、いつの間にか
ドツボに嵌まっているのだから始末が悪い。

道標完備の一般道で何故道に迷うの?
と山をやらない人が聞くかな。

道標というのは原則分岐点に設置されている。
途中どうでもよい所に「登山道」と馬鹿なのが立ってたりするが。

だから道標と道標の間で迷うのだが、正規の道から外れてしまう訳だ。

その外れる原因は色々だ。俺の場合を挙げておこう。

大昔、丹沢表尾根を塔からヤビツに歩いていてやらかした。

今は無くなってしまったが、書策小屋の先で水で抉られた溝に
引き込まれ谷へ降りかけてしまった。

あまりに急だし、とても道には思えなかったから
右上を見たら小さな木橋があった。
慌てて引き返して無事だったがヤバかった。

後は獣道に迷い込んだり、間違い道(よくある・特に雪山)
に引き込まれたりだろう。

俺の例でも分かるがめちゃくちゃ難しい道?になり
不安になる筈だから、そのまま歩かず必ず立ち止まる事。

喫煙者ならゆっくり一服し、非喫煙者は水でも飲む事。頭を冷やす訳だ。

岩場でもない一般道で、あなたが難しいなあと思う道は無い!

そして正気に戻って、元来た道を引き返せば良いだけだ。
その元来た道を外しても大丈夫。

よく考えて欲しいのだが、山はほとんどが“尾根歩き”という事なんだ。

迷った地点から降りると正規の道とぶつからないが、
上に登れば必ず正規の道と交わる。

「迷ったら登れ」の根拠なんだが、
あまりに当然過ぎてかここまで書いてない。

とにかく道に迷ったら「登って道に戻る」ようにしよう。
コメント
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