大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

宮部みゆきの「荒神」

2014年11月01日 | その他
予報通りに朝から雨になった、夜はどうにか保ったのに。

仕方が無いから読み終えた宮城谷のを返して、新刊本コーナーにあった二冊と他三冊を借りた。

その新刊が宮部みゆきの「荒神」と高村薫の「四人組みがいた。」だったが、両方共面白くない。

前者は朝日新聞の連載小説で一年ちょっと掲載で今年4月に終わったばかり。

これでよく一年以上載ったもんだと呆れたが、宮部大丈夫かよと心配になった。

一体何を言いたいのだかサッパリだし、全く引き込まれないというか、どんどん引っ張り込む力が無い。

江戸物と犯罪物は面白いが、他はイマイチな作家なんだが、これはちょっと酷いと思う。

一応江戸期のある地方での化け物退治の話なんだが、これが先を読もうというワクワク感が全く湧いて来ない。

連載に大幅加筆したとかだが、あまり意味無かったみたいだ。

毎日新聞の宮城谷の「劉邦」は面白くて楽しみなんだが、島に居る間は読めないし、早く単行本になって欲しい。

高校時代に読んだ毎日の司馬遼の「峠」は面白くて切り抜いたが、あの「竜馬が行く」も新聞小説だったろう。

歴史物が新聞小説には向いてるかもだな。

それにしてもこの作品は俺にはガッカリだった。
コメント
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