音楽の喜び フルートとともに

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質をみる。

2010-05-07 22:03:27 | レクチャー、マスタークラス

蔓薔薇も満開。花がいっぱい。良い季節になりました。
しかし、今日は朝から雨。

朝はレッスン、児童会そして、夜は心と体のワーク
ウレタンスポンジの長いロールの上に仰向けに寝て、両足、両手は床につけてバランスをとります。片手を片足を順番に上げて、3本足でバランスをとり、次に両手、両足、片手と片足と、2本足でバランスをとって、仙骨や、骨盤、首がどのように動くか見ます。

その後、右足を上げ、ロールを少し転がして、首を左に落とします。脊椎や、骨盤がどう動くかみます。

最後にロールをはずして、両膝を立てて、足をしっかり床につけたまま、尾てい骨からゆっくり脊椎を一つづ上げていきます、首の付け根まで上げたあと、またゆっくり降ろしていきます。

その時、動きの質をみること、なめらかか、ぎこちないか?どういう動きをしているかを見ることが大切です。外側ばかりだと、中味が無い、質を見てばかりだと、外に向かっての表現が無いので、伝わらない。どちらも必要で、両方のバランスが大事。

私は、そう言われても、何度もわかっていながら、ついつい、足をあげることや、ちゃんと行うことに注目が行ってしまいます。

それほど、私は結果や目的、人からどう見られるか?という外側から、気持ちが離れないらしい。
2時間は、動きの質を見ているかどうか?と問いながらおこないました。

ワークの前にフルートで早春賦を演奏してみました。
初めの演奏に対してみんなからのコメントは「うまいねぇ。」
終わってからした演奏のコメントは「もっと、聴きいていたい。」

これが外側だけの音楽と、質も充実した音楽の違い。
毎回ながら、びっくりしてしまいます。テクニックは何も変っていない。
頭で考えていても、この変化は起きない。質を見る経験を自分に保障することが大切です。