音楽の喜び フルートとともに

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仲直りの天才

2010-05-25 20:29:01 | 子ども

姫蔓蕎麦(ひめつるそば)、明治時代に日本に入ってきた、ヒマラヤ原産の花です。タデ科。茶葉のような風情に、日本の山野草だと思っていました。
日本の風土にあったようで、自生しているものもあります。

出勤すると、廊下は土くれが上がって、ぐちゃぐちゃ。すのこはどろだらけ。教室の床には、あるはずの無い輪ゴムが散乱し、8個あるはずのボールが、5個しかない。
昨日休んでいたので、恐る恐る「昨日の子ども達の様子はどうでした?」と聞くと、「大丈夫。穏やかだったよ。」と、上司の一人が言いました。意外でしたがほっとして「よかった。」と言いました。
ところが、後から来た3人の同僚は、口を揃えて「信じられない!ひどかった。もうクタクタやってん!」
どうも、同じ場にいても、人によって捕らえ方が全くちがうようです。わが職場だけでしょうか?

全体を見ている上司と、一人ずつ加配についている同僚とは視点が違うのかもしれません。
全体を維持するには、ひとりひとりの子どもをどれだけ、協力的に仲間にするかにかかっています。穏やかな表面を維持するために、同僚達はそれぞれの子どもに必死で働きかていたのかもしれません。
そうそう話してもいられないので、結局私にとっては謎の一日。

今日は1年生は遠足で、梅小路公園にいったそうです。大きな3つの滑り台があって、あんまり長くてお尻が熱くなるので、ダンボールを敷いて滑ったそうです。口々に教えてくれました。快晴でよかった。
「楽しかった?」「うん。」

今日は、本当に穏やかでした。楽しかった遠足の効果かな?
毎日遠足だといいのに。
後から下校した2.3.4年生も、楽しい空気のせいか、穏やか。
1度だけ泥団子を作っていた1年生男子二人が、けんかに。
真っ赤な顔をして、つかみかかっていくので、振り分けて聞くと、

「わざと泥んこをかけてきた。」「わざとじゃない!」と泥んこのかかった服と顔でお互いに言うのです。
「そう、それで、怒っているの。いやだったの。」

そう言っても怒りが収まらないようなので、「先に泥んこをおとそうか?」と言うと二人黙ってついてきました。
手を洗って、顔を洗って、服についた泥を拭いていると、収まってきました。

「服は、着替えようか。」
「お着替え持って来てない。」
「大丈夫、児童会の貸してあげるよ。」ぱっと顔が明るくなりました。
「お願いがあるんだけど、自分が正しくても、お友達にそれをぶつけないで、お話ししてほしいんだけど。いい?」
「うん、いい。わかった。」
二人で休養室に入って清潔な服に着替えて、そうしたら何も言わないで、忘れたようにまた仲良くあそんでいました。
子どもって、仲直りの天才。