音楽の喜び フルートとともに

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クーラウのトリオop119

2011-03-10 21:39:43 | 音楽

これは、しめじ。近江八幡のお店で夫が買ってきました。天然に育つとこうなるらしいです。
フライパンで姿のまま、蒸し焼きにすると、水分たっぷりで、癖が無く、とってもおいしかったです。きのこ嫌いの次男は「なにそれ!ゾンビ、化け物!」と叫んでいましたが。

クーラウのトリオop119を4月25日のサロンコンサートでやります。
他の演奏を聴かない人もいますが、私はいろいろCDを聴いて思い悩む方です。

ランパルとクラウディ・アリマニィ、ジョン・スティール・リッターの演奏。
ランパルは生きが良くて、1楽章から軽快で、3楽章は疾走しているようです。2ndはよくついていっています。ピアノが、キラキラしていてとても華やかにフルートを支えながら、ソロをさらっていきます。
とにかく明るくって華やかで、楽しい。

マクサンスー・ラリューと、アンドラーシュ・アドりアン、占部さんのピアノは、ラリューの音がとにかく、信じられないほど美しい。
生でも聴きましたが、つやつやしていて、ルーブル宮殿の洗練された豪華なサロンが目に浮かぶような音です。
アドリアンはマスターコースに出た時、「アンサンブルで、自分の音が通らないような気がするのですが、どうしたらいいのでしょうか?」と言う質問に「アンサンブルで誰かの音だけが特別に通って聴こえたりしたら、そのアンサンブルは成功したとは言えないです。」と応えていました。

その通りの演奏で、影のようにラリューを支えています。ソロには、キャラクターを一瞬にして変え、華やかなラリューの演奏を踏襲して見事です。

フレンチスクールの、音と言うことで、二組の演奏は、ともに、明るく、軽妙ですが、3人のキャラクターの絡み合い方は違いがあります。

ソロもいいですが、アンサンブルは人と対峙したときに、役割をあたらえられたとき、どういう表現をするか?ということが、示唆的に垣間見えてとてもおもしろいです。さて、私達はどう組むのでしょう?
楽しみです。