音楽の喜び フルートとともに

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フォーレのファンタジー

2021-06-09 23:00:10 | 近代
ご近所の子どもをサポートして小学校から塾まで送りました。
桃色山紫陽花を見つけて「おばあちゃんの好きな花!」と指差します。
他にも

ザクロの花や、

こっちの紫陽花も。
おばあちゃんが大好きなんですね。

鷺もいました。
昨日はピアノのSさんと約束の日でしたが、諸事情でキャンセルされました。
ガックリしましたが、Lineで「フォーレのファンタジーやりたいです。また日程調整しましょう。」と来て、気分アップ。
単純!

ガブリエル フォーレは1845-1924年フランス王国に生まれ、フランス共和国パリで亡くなりました。

1789年にフランス革命が起きて一挙に民主化したのでは無く、帝政と共和政を行ったり来たりしながら現代の共和政に近づいて行ったのです。

フォーレが生まれた時は7月王政。
三歳の時に二月革命で第二共和政に、四年で倒され第二帝政、18年続いて亡くなった時は第三共和政でした。

流動的な社会において、音楽も大きく変化したのでした。

1795年に設立されたパリ国立音楽院は革命後共和国の軍楽隊を養成したり、祭典の演奏家を育てるために王立音楽学校などを廃止、統合して作られました。

フォーレはここで作曲を受け持っていました。
同僚にフランク、ドビュッシー、サン=サーンス、マルタンなどなど、彼らが育てた音楽家には、ラベル、ケクラン、ブーランジェなど多数。

フォーレのファンタジーはこの音楽院のフルート科の卒業試験のために書かれています。

フォーレ自身は、古典的な形式を利用しながら、転調を繰り返すスタイルでドビュッシーやラヴェルへの橋渡し的な捉え方をされています。