音楽の喜び フルートとともに

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楽譜フレンチコンポーザー

2021-06-22 22:43:41 | 近代
栗の実がなっていました。

栗の花も結構なインパクト!

今日はピアノのSさんが来てくれました。
前回キャンセルになった埋め合せ。

今回はフレンチコンポーザーを持参してくれました。



この曲集は、パリ音楽院のフルート課の卒業試験の曲を集めたものです。

ベーム式フルートが開発されたのはドイツでしたが、そのフルートを持って世界のフルートをリードしたのはフランスの人たちでした。

ベーム式フルートの興隆期。
1音大の作曲集と言うより、世界を席巻したフレンチコンポーザーの集大成です。

やろうと約束していたフォーレのファンタジー。
久しぶり。
6/8バルカローレのような感じで始まります。
アルペジオが細かく転調していくフォーレにしては斬新な試みをしている作品です。

「合わせたことの無いのをやってみようか。」と後は選びながら

ビュッセル(Henri Busser)のプレリュードとスケルツォ。
音楽院の作曲課の教授でドビュッシーやボザを教えました。
指揮者もしていて、フォーレのシチリアーノをオーケストラ編曲したのも彼です。
長生きで1871年に生まれ、1972年101歳に亡くなりました。
この曲はタファネルに捧げられています。

アルバート ペリロー(Albert Perillou)のバラード。
これもタファネルに献呈。
1846ー1936
サン=サーンスに学んだオルガニスト。

デュベルノイ(Alphonse Devernoy )1842-1907
のコンチェルティーノ
彼はパリ音楽院でピアノの名手、作曲家、ピアノ課の教授として活躍しました。
主にオペラやピアノの曲を残しています。

今日はこの3曲をしましたが、他にもゴーベール、タファネル、シャミナーデ、エネスコ、ガンヌというまさにフルートの輝けるフレンチコンポーザーの歴史がつまった一冊です。
久しぶりに生合奏できてすっきりしました!