薬屋のおやじのボヤキ

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4回目の複数日(2、3日)断食に挑戦

2018年06月10日 | 断食体験記

4回目の複数日(2、3日)断食に挑戦

 断食の種類にも様々あります。まず期間ですが、短いものとしてミニ断食とかプチ断食と呼ばれる朝食抜きがあります。そして、朝昼抜きの1日1食があります。小生は10年以上前から朝昼抜きの1日1食にしています。お陰で、間もなく古希を迎える年齢となりますが、胃腸は元気、体調良好です。
 一般的に断食といったら、最低1日断食ですし、2、3日の断食があれば、本格的な1週間やそれ以上の断食もあります。小生の断食経験は1日断食が10回ほど、2日断食が1回、3日断食が2回です。もっとも小生の場合は1日1食ですから、1日断食であっても実質2日断食に近いものとなります。
 次に、断食の質にいろいろあります。本格的な水しか飲まない純断食が一般的ですが、これはけっこうきついです。ごく低カロリーのものを何か少し口にすると楽になり、そうであっても純断食と代わらぬ効果が得られることが、断食指導50年のベテラン、亡き甲田光雄氏の指導経験で分かっていますので、断食なさる場合はこちらがお勧めです。
 何を口に入れるかとなると、小生が一番多く利用したのは甲田氏お勧めの「すまし汁3合の水に、昆布10グラム、乾燥シイタケ10グラムを入れ、沸騰させる。昆布とシイタケを取り除く。汁の中に醤油30~40グラム、黒砂糖30グラムを入れて完成。これを冷めないうちに昼に飲む。晩も同様にして作り、飲む。
この「すまし汁」は1日合計200キロカロリーになり、これでは断食にならないと思われるでしょうが、普段のカロリー摂取量の1割程度と少なく、十分に断食効果は出るとのことです。何より断食中の倦怠感を解消してくれ、普段の仕事がこなせます。)です。
 もっとも、これでは小生には甘すぎますので黒砂糖はほんの少々としました。他に甲田氏お勧めのものとして「青泥・青汁」(野菜をミキサーにかけたものそのまま、または、それをこししぼったもの。塩少々添加)がありますが、小生はやったことがありません。その代わりに塩振りトマトであったり、果物少々としたこともあります。ほかには寒天だけという方法も良く、小生もやったことがあります。いずれにしても、多少塩分を補給すると倦怠感が薄れ、小生は朝1粒の梅干を足す(1日1食の場合もそう)ことにしています。
 なお、昨年の3日断食では、夜のみ「キュウリ1本、ヤーコン芋(でんぷんを含有せず、フラクトオリゴ糖を多く含むダイエット食材で、整腸作用抜群です。)約100g」をそれぞれ醤油で煮たものをお椀に1杯ずつとしました。

 さて、小生は、毎年1回、複数日の断食をしようと考えており、昨年と同様に今年も女房が海外旅行に出かけるのを機会に、複数日間断食を計画しました。なお、昨年は3日断食でしたが、断食明け初日(実質上断食4日目)に「腹具合がおかしくなり、加えて、極端に“だるーっ”と感ずるようになる」という体調不良を経験しましたので、今年は無理せずに2日断食とすることにしました。
 その工程表は次のとおりです。断食前2日間と断食明け3日間は食事制限し、胃を慣らさねばならないので、過去の断食経験から、自分なりに組んでみたところです。
 なお、水しか飲まない純断食は苦しいので、
今回は、朝に梅干し1粒、夜にヤーコン芋約100gの醤油煮を2日とも食すことにします。
                    (食事:夜のみ)
6月 9日(土) 断食2日前  魚介類少々の腹八分 朝百姓 全日店番 
6月10日(日) 断食1日前  肉魚抜き腹五分   午前百姓 午後休養
6月11日(月) 断食第1日 ヤーコン芋醤油煮 午前アパート清掃午後休養
6月12日(火) 断食第2日 ヤーコン芋醤油煮   朝百姓 全日店番
6月13日(水)断食明け初日 肉魚穀物抜き腹三分  朝百姓 全日店番
6月14日(木)断食明け2日目  肉魚抜き腹五分  朝百姓 全日店番
6月15日(金)断食明け3日目  魚少々腹八分
   朝百姓 全日店番 
6月16日(土)断食明け4日目  通常食      朝百姓 全日店番
 このように、2日断食するとなると、前2日・後3日もかなり食事制限せねばなりません。特に断食明け初日、2日目は自制心が利かなくなることがあり、満腹に食べると胃を壊してしまいますから、初心者はいきなりの2日断食は止められたほうが無難です。先ずは、1日断食(前日は魚少々腹八分、断食明け初日の朝は少々のおかゆ程度、昼食・夕食は魚少々腹八分)の繰り返しから、です。

 参考までに、血圧・血流データなどを毎日夕刻(体重は風呂上り)に測り、以下に記録することにします。(10日、15日は測定忘れ)
           
体重 血圧(上:下)脈拍 血流判定 血流スコア 
10日:断食1日前  48.1  
11日:断食第1日  46.3  125  69  59   C-    -15
12日:断食第2日  46.1  124  75  59   C-    -19
13日:断食明け初日 46.0  124  79  61 
  C-    -22
14日:明け2日目  46.3  139  82  53   C-    -10

15日:明け3日目  48.1 
16日:通常食復帰  47.7  124  77  59    C     -1
 (注:血流スコア値は血液サラサラ度と考えてよい。ーより+が良。)

(6月18日追記:データ解析など)
・体重の増減
 断食第1日目に体重が急減したのは、排便量は前日との差はほとんどなかったことからして、汗をたくさんかいて体内水分量が減ったことと、夜に口にした量が全日比べて大きく減ったことによるものです。断食明け3日目の体重急増は、排便量がわずかだったことと夜に食べた食事量が大きく増えたことによるものです。

・血圧(上)の変化 
 最近、血圧を測ったことがないのですが、冬には上が140台になっていました。それが120台に下がっているのは何とも不思議なことです。昨年の同時期の血圧は、断食直前は140台でしたから。
 断食明け2日目に血圧が少々上がったのは、前日の三分食で気力が出たからと思われますが、通常食復帰日には再び120台になり、これまた不思議なことです。
 ちなみに通常食3日目は133でしたから、血圧は日変動があり、その範囲内であるといったところでしょうか。
・脈拍
 断食中はたいてい脈拍数が上がり気味になるのですが、今回はそうした傾向は特になく、これまた不思議なことです。
 
・血流
 断食の最後から明けにかけて、血液の貧栄養から血液がサラサラになって血流が非常によくなるのが常でしたが、今回は前回同様に全然変化なしといったところです。

 という状況でして、断食による一定の傾向というものが、今回は例外だらけになってしまいました。
 なお、
普段は前立腺肥大のせいで小便の出が良くないのですが、ここ3回の複数日断食で多少は小便の出がよくなったのを感じたものの、今回は特に変化はなかったです。これは、最近、ペポカボチャの種を毎日食べており(断食中及び前後の制限食では食べず)、以前よりは小便の出が良くなったきているからでしょう。

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 ここから先は、毎日の体調などを順次記録に留めておくこととします。
(6月 9日(土)断食2日前 魚介類少々の腹八分)
 野菜中心のおかずで腹八分を予定するも、明日からしばらく女房が出かけるので残飯整理のためタコ飯をもう1杯食べざるを得ず、満腹。でも、魚介類は野菜炒めの中のエビ少々とタコ飯のタコ少々だけで、肉は一切なし。
(6月10日(日)断食1日前 肉魚抜き腹五分)
 朝6時起床。排便は普段より若干少なめ。朝7時から庭、公園などに除草剤噴霧、9時から畑の草叩きなど軽作業を13時まで。午後はブログ記事づくりなどデスクワーク。体調は普段通りで良好。
 夕食は予定通りのもの(スーパーで買ったおにぎり1個、小皿のナス煮とポテト野菜サラダ)で済ませたが、実に物足りなく、“もっと食いてえ!”と、早くも食欲煩悩との戦いが始まる。何とか我慢。
(6月11日(月)断食第1日 ヤーコン芋醤油煮)
 朝6時起床。排便は普段より若干少なめ。朝はデスクワーク。9時から予定通りアパート清掃に着手し、4階までの3階段を、蜘蛛の巣取りを行い、階段をきれいに掃き、その後に古くなった蛍光管の取り換え。休み休み行うもけっこうハードで汗をしっかりかき、午後2時近くまでかかる。けっこうバテる。その後、ジャガイモと梅の実を少々収穫。午後3時過ぎからデスクワーク。
 午後7時半に予定通りヤーコン芋(約100g)醤油煮をゆっくり食す。その後、食欲煩悩が湧き、大粒のブドウ10粒弱を食す。この程度なら許されよう。
 風呂上がりに測った体重が、48.1kg→46.3kgと大幅に落ちたのは、汗をたくさんかいて体内水分量が減ったことも原因していよう。排便量は前日との差はほとんどなく、夜に口にした量の差が体重減の一番の原因であろう。
(6月12日(火)断食第2日 ヤーコン芋醤油煮)
 朝6時起床。排便は昨日よりかなり少なめ。いつもより若干の倦怠感があったが、6時半より柑橘類の剪定を行う。8時頃までの軽作業であるが、いつも通りの体調に戻り、断食の影響は全く感ぜず。なお、まだ生っていた甘夏の小さなものを1個食す。この程度なら許されよう。
 9時前に開店準備を済ませ、午後7時まで店番しながらデスクワーク。午後6時頃から若干の倦怠感と動悸がしてきた。これは複数日
断食でよくあることだ。
 午後7時半に予定通りヤーコン芋(約100g)醤油煮をゆっくり食す。その後、前日同様に食欲煩悩が湧き、大粒のブドウ10粒ほどを食す。この程度なら許されよう。少々口にしたことにより、倦怠感は消失。 
(6月13日(水)断食明け初日 肉魚穀物抜き腹三分)
 朝5時起床。便意が生ぜず、排便せず。5時半より8時半までの3時間、畑で草引きや草叩きなど軽作業。昨日より若干体が重い。これは当然のことだろう。9時前に開店準備を済ませ、午後7時まで店番しながらデスクワーク。午後7時半まで何も食べないから、今日は実質3日目の断食であるがゆえ、昨日と同様に午後6時頃から若干の倦怠感と動悸がしてきた。
 閉店後、スーパーへ行き、野菜総菜小皿3つと大粒のぶどうを買う。胃に負担がかからないよう総菜をよーく噛んで食す。総カロリーは300強と意外に少ない。風呂上がりにぶどうを10粒ほど食す。食欲煩悩の湧き方は思いのほか少なくて安心した。
(6月14日(木)断食明け2日目 肉魚抜き腹五分)
 朝5時前に起床。今朝はちゃんと排便でき、量は少ないが2日分出たであろう。5時すぎより8時すぎまでの3時間、畑でトマトの支柱立て、タマネギの収穫の収穫と軽作業。昨日より若干体が軽い。腹三分のお陰であろう。9時前に開店準備を済ませたが、体調は普段とあまり変わらない。午後7時まで店番しながらデスクワーク。夕方になっても前日までのような倦怠感は生ぜず。
 血圧が少々上がったのは、前日の三分食で気力が出たからだろう。なお、脈拍数が下がったのは、断食中は脈拍数が上がり気味になるからと思われる。
 閉店後、隣の蕎麦屋さんで冷やしたぬきソバをよく噛んで食べる。
 店の2階の居室へ行って、久しぶりのアルコール補給。いつもの6割ぐらいの焼酎を湯割りし、漬物で晩酌を楽しむ。酒量が少ないも、いつも通りの酒のまわり方だ。
 その後に大粒のぶどう10粒ほどを摘まみ、小さなせんべいを4枚口にする。こうなると腹六分だ。
 さて、弱った。以前の複数日断食と同様に、今回も食欲煩悩がどんどん強まってくる。ゆえに、店の2階の居室にいつまでもいると、止めどなく菓子類を食いそうになるから、早々に風呂に入り、梅干ししか置いてない自宅へ行って寝る。
(6月15日(金)断食明け3日目 魚少々腹八分)
 今朝は曇天で6時前に目が覚める。排便はほんのわずか。
 1時間半ほど軽い農作業を行ったが、けだるさは全くなく、体は軽い。昨晩の腹六分でもっているのだろう。
 その後の店番をしながらのデスクワークも普段通りの良好な体調だ。そして、前回同様に断食によって頭が冴えてきているのであろう、予定していなかったブログ記事を1本書き上げて投稿できてしまった。
 夕刻、ネットで調べ物をしていて閉店の時刻となり、血圧や血流の測定を忘れる。
 前日は肉魚抜き腹五分であったからだろう、閉店頃にけだるさを感じるようになった。
 今晩の「魚少々腹八分」は、「魚まあまあの腹八分」に少々アップして、隣の料亭で「ウナギ定食」&「フグのヒレ酒1合」とすることにしたが、アジのたたきも注文し、「魚まあまあの腹九分」となる。
 今朝の排便がわずかであり、腹九分となったから、体重が急増。
(6月16日(土)断食明け4日目 通常食)
 5時前に目が覚めるも寝直して7時前に起床。便意を催さず。どうしたことだろう。(お昼前に便意が現れ、まずまずの量を排便。)
 朝、野菜の収穫を3種類行ない、梅の実を全部
収穫。1時間半、大急ぎで行う。体調は当然のことながら非常にいい。 全日店番をしながらデスクワーク。今晩は友人と居酒屋へ繰り出す。断食制限食の解除を祝って。

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2回目の3日間断食体験記(2017年6月)

2017年06月10日 | 断食体験記

2回目の3日間断食体験記(2017年6月)
(最新更新 2018.6.10)

 断食の種類にも様々あります。まず期間ですが、短いものとしてミニ断食とかプチ断食と呼ばれる朝食抜きがあります。そして、朝昼抜きの1日1食があります。小生は10年以上前から朝昼抜きの1日1食にしています。お陰で胃腸は元気、体調良好です。
 一般的に断食といったら、最低1日断食ですし、2、3日の断食があれば、本格的な1週間やそれ以上の断食もあります。小生の場合は1日断食は10回ほど、2日断食が1回、3日断食が1回です。もっとも小生の場合は1日1食ですから、3日断食といっても実質4日断食に近いものとなります。
 次に、断食の質にいろいろあります。本格的な水しか飲まない純断食が一般的ですが、これはけっこう苦しいです。何か少し低カロリーのものを口にすると楽になり、そうであっても純断食と代わらぬ効果が得られることが断食指導50年のベテラン甲田光雄氏の経験で分かっていますので、断食なさる場合はこちらがお勧めです。
 何を口に入れるかとなると、小生が一番多く利用したのは甲田氏お勧めの「すまし汁」  3合の水に、昆布10グラム、乾燥シイタケ10グラムを入れ、沸騰させる。昆布とシイタケを取り除く。汁の中に醤油30~40グラム、黒砂糖30グラムを入れて完成。これを冷めないうちに昼に飲む。晩も同様にして作り、飲む。
この「すまし汁」は1日合計200キロカロリーになり、これでは断食にならないと思われるでしょうが、普段のカロリー摂取量の1割程度と少なく、十分に断食効果は出るとのことです。何より断食中の倦怠感を解消してくれ、普段の仕事がこなせます。)です。もっとも、これでは小生には甘すぎますので黒砂糖はほんの少々としました。他に甲田氏お勧めのものとして「青泥・青汁」(野菜をミキサーにかけたものそのまま、または、それをこししぼったもの。塩少々添加)がありますが、小生はやったことがありません。その代わりに塩振りトマトであったり果物少々としました。ほかには寒天だけという方法も良く、小生もやったことがあります。いずれにしても、塩分を補給すると倦怠感が薄れ、小生は朝1粒の梅干を足す(1日1食の場合もそう)ことにしています。

 さて、小生は、毎年1回、複数日の断食をしようと考えており、今年は、女房が海外旅行に出かけるのを機会に2回目の3日間断食を計画しました。
 その工程表は次のとおりです。断食前2日間と断食明け3日間は食事制限し、胃を慣らさねばならないので、過去の断食経験から、自分なりに組んでみたところです。
 なお、水しか飲まない純断食は苦しいので、前回は果物少々&塩入紅茶の断食としましたが、
今回はヤーコン芋(でんぷんは含有せず、フラクトオリゴ糖を多く含むダイエット食材で、整腸作用抜群)が専用冷蔵庫に保存してありますから、これを生食で少々としたいものの、畑でキュウリが取れだしましたから収穫できたときには塩振りキュウリを加えることにします。
6月10日(土) 断食3日前 通常食          朝:百姓 全日店番 
6月11日(日) 断食2日前 魚少々腹八分    午前:百姓 午後:勉強会
6月12日(月) 断食前日  肉魚抜き腹五分      早朝出発 魚釣り
6月13日(火) 断食第1日 ヤーコン芋・キュウリ・塩 朝:百姓 全日店番
6月14日(水) 断食第2日 ヤーコン芋・キュウリ・塩 朝:百姓 全日店番
6月15日(木) 断食第3日 ヤーコン芋・キュウリ・塩 朝:百姓 全日店番
6月16日(金) 
明け初日  肉魚穀物抜き腹三分    朝:百姓 全日店番 
6月17日(土) 明け2日目 肉魚抜き腹五分      朝:百姓 全日店番
6月18日(日) 
明け3日目 魚少々腹八分         百姓
6月19日(月) 明け4日目 通常食            百姓
 このように、3日断食するとなると、前2日・後3日もかなり苦しいものとなります。特に後3日は自制心が利かなくなることがあり、胃を壊してしまいますから、初心者はいきなりの3日断食は止められたほうが無難です。先ずは1日断食の繰り返しから、です。

 参考までに、血圧・血流データなどを毎日夕刻に測り、以下に記録することにします。

           体重  血圧(上)(下) 脈拍 血流判定 血流スコア
10日:断食3日前 48.0  147
 96  59 C(45歳) -20
11日:断食2日前 48.0  140 95  65 C(45歳)  -9 
12日:断食前日  47.5  131 88  58 C(45歳) -15
13日:断食第1日 47.0  144 87  61 C(45歳) -22
14日:断食第2日 47
.1  115 73  68 C(45歳) -10
15日:断食第3日 47.0  140 83  55 C(45歳) -14
16日:明け初日  46.3  145 89  57 C(45歳) -10
17日:明け2日目 45.8  130 82  57 C-(60歳)-16
18日:明け3日目 44.9  138 90  64 C(45歳) -10
19日:明け4日目 45.3  128 87  59 C-(60歳)
-29         (注:血流スコア値は血液サラサラ度と考えてよい。ーより+が良。)

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(6月19日追記:データ解析など)
・体重の増減
 断食中は体重が減らなかったですし、その後急激に落ちたのは不思議なことですが、体重減少は「汗をかく」ことと「排便量」に大きく左右されますから、今回は汗をかいて体内水分量が減ったことが大きな原因と思われます。
 始めの体重(48.
0kg)に対し、最も減った断食明け3日目(44.9kg)の差は約3kgとなりましたが、大ざっぱに見積もって、溜め込んでいた便の量が減ったのが2kg、体内水分量の減少0.5kg、体内脂肪の減少が0.5kgといったところでしょうか。
・血圧(上)の変化 
 断食中と断食明け2日ぐらいは、過去、血圧が下がる傾向にあったのですが、今回はそうした傾向が見られませんでした。前回の3日断食もあまり下がりませんでしたが、今回ほどではなかったです。不思議です。
 なお、断食第2日の異常な低下は、動悸がして心臓が苦しく、異様なだるさがあったときでしたから、そうなったのでしょう。
・脈拍
 断食中と断食明け2日ぐらいは、過去、脈拍数が上がったのですが、前回から塩分摂取を心がけたら上がらなくなりました。今回も同様ですが、断食第2日の上昇は血圧低下と相まって起きたことでしょう。 
・血流
 断食の最後から明けにかけて、血液の貧栄養から血液がサラサラになって血流が非常によくなるのが常でしたが、今回は全然変化なしといったところです。

 という状況でして、らしい変化は体重しか見出せませんでした。
 それと、もうひとつ。普段は前立腺肥大のせいで小便の出がとんと悪いのですが、前回の3日断食では断食明け2日目から小便の出がけっこうよくなったのですが、今回は断食中から気持ち小便の出がよくなりました。この改善効果も前回同様に、普段の満腹生活に戻れば直ぐに元の木阿弥となることでしょう。 
 それにしても腹がへっこみました。ちなみに身長は157cmですから、体重45kgとなると、BMIは18.3で、痩せ(18.5未満)の判定。断食前は48kgでしたから、BMIは19.5で痩せではないということでした。
 しかし、1日1食満腹に食べるようになりますから、1か月もしないうちに元の体重に戻ってしまうでしょうね。
 本当なら、断食を契機にせいぜい腹八分に止めねばいかんのですが、食欲煩悩には勝てませんわ。この年(68歳)ともなれば、食べることだけが楽しみですからね。

 さて、昨年から年1回義務的に行っている3日断食ですが、前回も今回も漸増食となると無性に食べたくなる日があり、食欲煩悩との壮絶な戦いをせねばなりませんでしたし、今回は断食第2日と断食明け初日に体を悪くしかけました。
 よって、来年は3日断食を中止し、全く断食しないか、2日断食で止めるか、はたまた1日断食で済ませるか、といったことになろうかと思います。ご容赦ください。 

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 ここから先は、毎日の体調などを順次記すことにします。

(6月10日:断食3日前:朝昼抜きの1日1食夕食のみ:通常食)
 本当はやりたくない断食ですが、こうしてブログで宣言すればやらざるを得ないです。
 今日から10日間ほど女房がいませんし、今日が最後の通常食となりますから、何かうまいものを外食することとしましょう。ビールを飲みながら。
 なお、毎晩の晩酌は断食明け3日目の魚少々腹八分までおあずけ。

(6月11日:断食2日前:1日1食夕食のみ:魚少々腹八分の予定)
 朝4時間百姓をやり、11時から脱原発のデモに参加して2kmほど歩いたら、少々足がバテました。そのあと名古屋へ行き勉強会に参加。帰ったのが午後6時頃で、そのあと30分ほどジョウロで畑の水やり。その30分後に血圧・血流を測ったがために、まだ体が安静状態に至っておらず、脈拍がいつもより高くなりました。
 1日1食の夕食で腹八分に留めましたが、ビワのもらいものを風呂上りに少々食べたがために腹九分といったところ。

(6月12日:断食前日:1日1食夕食のみ:肉魚抜き腹五分の予定)
 朝5時半に起きて敦賀へキス釣りに。坊主に終わり、午後3時半に帰る。その後、畑で野菜にジョウロで水やりし、30分以上歩き回る。体調良好。
 1日1食の夕食は、インスタントラーメン1袋、昨日の残りのヒジキの惣菜、いただきもののビワの残りをけっこうな量食べて腹六分に。これで満足できましたが、口が寂しくなり、風呂上りに今日収穫した少々の桑の実をいただく。
 2日間にわたる漸減食は気持ち多目となりましたが、まあ許される範囲でしょう。

(6月13日:断食第1日:1日1食夕食のみ:ヤーコン芋・キュウリ・塩の予定)
 朝5時に起き、梅干を1粒白湯で食べ、畑へ行ってキュウリ第2弾とゴーヤ苗の定植、野菜にジョウロで水やりなど2時間半の百姓仕事。9時から夕方7時まで店番し接客。そのあと野菜に水やり30分。これにて本日の仕事は終了。
 昨日の食事はごく軽いものでしたが、スタミナは十分に残っていました。
 断食中に口にするものは、当初、ヤーコン芋・キュウリの生齧りを考えていたのですが、一昨日キュウリの生齧りで少々便がゆるくなり、腹具合が心配になって、どちらも煮物にすることにして3日分を作り溜め。1日分はキュウリ1本、ヤーコン芋約100gです。なお、ヤーコン芋は煮物にすれば大根と似たものとなり、お通じをグーンと良くします。
 2品とも夜にお椀1杯ずつだけですが、具沢山のお吸い物といった感じとなり、けっこうな量を食べた気がして、口の卑しさは湧いてきませんでした。なお、キュウリ1本(100g)14kcal、ヤーコン芋(100g)54kcalだそうですから、摂取カロリーは約70kcalと非常に少ないものです。

(6月14日:断食第2日:1日1食夕食のみ:ヤーコン芋・キュウリ・塩の予定)
 朝5時に起き、梅干を1粒白湯で食べ、用足し。緩めの黒っぽい便が普段より少なく出ました。以前の例では断食2日目の朝は便通がなかったり、わずかでしたが、今回はヤーコン芋のせいか、思いのほかけっこう出ました。
 5時半には畑へ行ってトマトの支柱立て、野菜にジョウロで水やりなど1時間半の百姓仕事。その後で再び梅干1粒を口にする。スタミナ切れで少々体が重く、いつもよりゆっくり作業するしかなかったです。
 9時開店以降もけだるさは抜けず、単に店番しているだけでも、お昼過ぎから動悸もしだし“だるーっ”と感ずるように。これは思いのほか暑くなったことが大きく原因していましょう。
 なお、動悸がして心臓が苦しそうになってくるのは過去の断食で大なり小なり何度も経験していることですが、今回はかなりひどい状態です。
 午後7時に閉店し、重い足を引きずって畑に行き、いつもの半分程度の時間(約20分)野菜に水やり。爽やかな風が吹いており、けだるさを感じる程度で終えることができました。
 昨日作り溜めしておいたキュウリとヤーコン芋の煮物を食べ、ホッとしたのですが、寝る前に風呂に入っても、けだるさは取れず、明朝の農作業に支障があってはと、別の方からのいただきもののビワを7、8個口にしました。予定外の摂取ではありますが、体調を悪くしては大変ですから、若干のエネルギー補給をしたところです。

(6月15日:断食第3日:1日1食夕食のみ:ヤーコン芋・キュウリ・塩の予定)
 体調不安から6時ちょっと前に起床。梅干を1粒白湯で食べ、用足し。緩めの黒っぽい便が昨日と同様に普段より少なく出ました。以前の例では断食中は便通がなかったり、わずかでしたが、今回はヤーコン芋のせいか、今朝も思いのほかけっこう出ました。
 6時過ぎには畑へ行って、キャベツ苗の植付けと防虫ネット掛け、野菜にジョウロで水やりなど1時間半の百姓仕事。体は軽く、昨日のようなけだるさは感じませんでした。
 昨夜、ビワを7、8個口にしたからか、断食に体が慣れたのか、いずれかでしょう。
 9時開店以降も体調は良好で、けだるさを感じず、午後7時に閉店し、いつもどおり畑に行き、いつもどおり約30分野菜に水やり。爽やかな風が吹いており、けだるさを感じる程度で終えることができました。
 一昨日作り溜めしておいたキュウリとヤーコン芋の煮物を食べ、ホッとしたのですが、寝る前に風呂に入った後、けだるさが気になり、明朝の農作業に支障があってはと、いただきもののビワを6個を口にしました。昨日同様に予定外の摂取ではありますが、体調を悪くしては大変ですから、若干のエネルギー補給をしたところです。

(6月16日:断食明け初日:1日1食夕食のみ:肉魚穀物抜き腹三分の予定)
 6時ちょっと前に起床。梅干を1粒白湯で食べ、用足ししようとするも全く出ず。農作業後にやっと用足しでき、通常の硬さの黒っぽい便が昨日と同様に普段より少なく出ました。以前の例では断食中は便通がなかったり、わずかでしたが、今回はヤーコン芋のせいか、今朝もけっこう出ました。
 普段1日1食(夕食)のみの生活ですから、今日は断食開けといっても、実質断食4日目ということになり、一番苦しい日です。
 今朝の農作業は、十六豆(ササゲ)のポットへの種蒔き、干してあったタマネギをくくって軒下つるし、そして、畑へ行って野菜にジョウロで水やりなど1時間半の軽作業。体は思いのほか軽く、昨日同様にけだるさは感じませんでした。
 しかし、午後4時過ぎになって頭がボンヤリし、また、腹具合がおかしくなり、加えて、極端に“だるーっ”と感ずるようになり、弱りました。そこで、下腹部に貼るカイロを当て、それでもって腹がホッとしたものの、だるさはたいして軽減されません。
 午後7時の閉店後、だるさはけっこうあって、畑へ行っての水やりは20分程度で済ませました。
 その後、スーパーへ行って今晩の「肉魚穀物抜き腹三分」と明晩の「
肉魚抜き腹五分」の漸増食の買出し。惣菜ミニパックを8個買い、今晩はミニパック3個で済ませました。
 ところが、これでは断食中の「キュウリとヤーコン芋の煮物」と量がどれだけも違わず、けだるさが抜けなかったものですから、鞘つき落花生を10個、口の中でドロドロになるまで良く噛んで食べました。なお、惣菜も同様にしっかり良く噛みました。
 腹四分?といったところでしょうか。いやーあ、腹三分にもならんかも。なんせ炭水化物となるとポテトサラダ少々のみですから。他の2品はヒジキ煮とゴボウ炒め。

(6月17日:断食明け2日目:1日1食夕食のみ:肉魚抜き腹五分の予定) 
 5時にいったん起きるもけだるさがあり、寝直して6時半頃に起床。梅干を1粒白湯で食べ、用足し。断食中と同様な通常の硬さの黒っぽい便が普段より少なく出ました。ヤーコン芋の効果が続いている感じです。
 今朝の農作業は特段なく、少々の野菜の収穫と毎日の水やりを40分ほどで終了。
 けだるさはないものの、どうらやスタミナ切れで、開店のシャッター開けに力が入りませんでした。でも、頭はスッキリ冴えわたっています。これは昨日から感じている断食効果です。
 午後7時の閉店後、少々スタミナ不足ではあれ、畑へ行って水やりを通常どおり済ませました。
 さて、今晩は「肉魚抜き腹五分」の漸増食の晩餐。「ポテトサラダ」「おから煮」「レンコン煮」「ヒジキ煮」「ざるソバ」の5品。全てよーく噛んで胃の負担を極力減らしました。
 これで腹六分といったところ。
 しかし、ここで口の卑しさが募ってきて、昨日同様に鞘つきピーナツ10個も食べてしまい、腹七分程度となっってしまいました。これでは胃の安全上、少々まずいのですが、どれも十分に時間を取って良く噛んだから、まず大丈夫でしょう。
 しかし、しかし、“まだ腹には三分の隙間がある。何か胃の腑に放り込みたい。”という食欲煩悩がフツフツと湧いてくるではありませんか。
 “ピーナツはまだ20個は目の前に残っている。頂き物の和菓子、スルメ、魚の缶詰、採れたてのキュウリ、はたまたインスタントラーメンまである。どれを食おうかなあ…。いや、待て。これ以上食べたら胃を壊すぞ!”
 湧いてきた口の卑しさとの壮絶な戦いの始まりです。
 そこで、早速、食事した店の2階の居室で風呂に入り、そそくさと梅干以外に餌のない自宅に飛んでいき、床に着いたところです。
 こうして、口の卑しさは不戦敗となって、目出度し目出度しと相成りました。
 食欲煩悩、口の卑しさというものは、昨日まで不思議なほど湧いてこなかったのですが、漸増食2日目で突如として訪れました。幸い逃げ場所がありましたから良かったものの、自宅に菓子でも置いてあれば、つい手が伸びてしまったことでしょう。

(6月18日:断食明け3日目:1日1食夕食のみ:魚少々腹八分の予定)
 今朝は曇天で、目が覚めたのは6時過ぎ。梅干を1粒白湯で食べ、用足し。昨晩、胃の腑に放り込んだ食べ物が便を押し出す力になったのか、普段より少々多めに便が出ました。そして、お昼過ぎにも便意をもよおし、少し出ました。ひょっとすると、今日の便は宿便かもしれませんが、よく分かりません。
 昨晩の腹7分食でスタミナもつき、軽快に体が動きます。今日の百姓仕事は大したものがなく、店の定休日でもありますから、あれこれゆっくりやるつもりでいたものの、草叩きを始めると、あそこもここもということになってしまい、他の作業を加えて10時間ほどになってしまいました。
 よって、バテバテ。作業終了後、1時間半経過しても脈拍がけっこう高いです。これは明らかにスタミナ切れです。
 というのを口実にして、最後の漸増食「魚少々腹八分」は止めて、肉少々となりますがラーメン&ギョウザとビールにした次第です。なお、断食漸減食からアルコールを断って…いや断食前日に敦賀へキス釣りに行ったとき缶ビールを浜辺で飲みましたから…6日間も飲まずじまいで、今日は飲みたし!
 その結果はというと、ビールは中瓶で、いつもなら飲み切れるのですが、コップ1杯弱を残してしまいました。断食によって肝臓がリフレッシュし、アルコール分解機能がアップしていいはずなのですが、前回と同様、ダメでした。肝臓も長期休暇を取っていたのでしょうね。加えてラーメン&ギョウザなら腹八分で済むはずが苦しいほどに満腹。ビールも入ったからでしょうが、これも前回と同様、胃袋が長期休暇で縮こまっていたのでしょう。
 その後は、いつもどおりテレビを見て風呂入って寝るだけなのですが、風呂に入ったのは24時近く。テレビを見ながら酔いと満腹感から30分ほどうたた寝、これは普段どおりですが、ちっとも眠くならないではありませんか。床についても目が冴えたまま。これはどうしたわけ?…“そうだ、喉が渇いてペットボトルのお茶を随分と飲んだ。カフェインのせいだ”と判明。そこで、再びテレビでサッカーや野球を見て、やっと睡魔に襲われたのが午前4時近く。となると、それまでの間、夜食が欲しくなり、残っていた鞘つき落花生を10個とサンマの缶詰を食べることになった次第。
 そんなわけで、断食明け3日目は腹八分食にするところが、1日切り上げて通常食にしてしまったような状態になりましたが、胃のほうは大丈夫でした。

(6月19日:断食明け4日目:1日1食夕食のみ:通常食)
 朝7時に起きて睡眠時間は3時間。こうも定休日で、午後2時半まで軽い農作業をするも、暑くて暑くて、なるべく日陰で軽作業をのんびりだらだら。
 よって、疲れもしなかったし、風の通る所にいましたから、眠くもなりませんでした。
 いつもより1、2時間早く午後5時に体重など数値計測。血流が少々悪いのは睡眠不足かもしれませんが、体はイキイキ元気状態です。
 今日から通常食、つまり満腹まで食べることにするのですが、昨日の腹八分食で苦しいほどに満腹になりましたから、今晩も断食前ほどには詰め込めないことでしょう。
 女房が夜遅く帰って来ますので、蕎麦屋で軽く食べてから居酒屋へ行って一杯やってきましょう。

 これにて、断食体調記録を閉じることにします。

 

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3日間断食体験記(2016年10月)

2016年10月22日 | 断食体験記

3日間断食体験記(2016年10月)
(最新更新 2018.6.10)

 「1日3食が体に良い」というこの常識が大いなる間違いであることは、今さら説明するまでないですが、さらに、肉を食べるのであれば「1日2食も体に悪い」とういうのも確かなことです。そこまで言い切る小生ですから、ちゃんと「1日1食(夕食のみ)」の生活をしています。もう10年以上になります。 
 もっとも、冠婚葬祭の付き合いで昼の宴会があれば食べますし、宿泊旅行で朝バイキングでなければお膳に乗ったものを全部食べます。でも、胃はいたって元気な小生ですが、そうしたときは“胃がもたれてかなわん”となっちゃいます。
 特に、昼の宴会があったときは夜になっても“鼓脹=消化不良による腹部膨満?”となり、夕食が食べられなくなります。
 これが正常というものです。肉を食べるのであれば、一番体にやさしいのは「1日1食(昼食のみ)」とし、午後は特にらしい仕事をせず、ごろごろした生活をすることでしょう。
 その理想的な食生活から離れて
「1日2食(昼と夕)」にすると、“鼓脹”という病になることを、紀元前の中国で完成を見た基本古典医学書「黄帝内経素問」に明確に書かれています。詳細は別立てブログ「一日一楽日記」で紹介していますので、ご覧ください。
 https://miyake-2.blog.so-net.ne.jp/2012-09-20

 現代の日本人は「1日3食」で、朝食を世界一と言っていいくらいたくさん食べます。
 これでは体にいいわけがありません。まずは朝食を抜きましょうよ。
 そして、次に夕食も抜き、昼食だけにして午後はゆっくりくつろぐ、これが理想なのですが、昼からも何だかんだ忙しい方が多いでしょうから、昼食を抜いて夕食だけにし、夕食後はゆっくりくつろぐのがよろしいでしょう。
 毎日、こうしてミニ断食をすることによって体調はぐんぐんよくなっていきます。

 この食生活に慣れたら、時々「1日断食」を取り入れることです。
 そういう小生、「1日断食」は、今までに10回もやっていません。平均して1年に1回にもなりません。少なくとも1か月に1回はやらねばいかんのですが、「1日断食」しても空腹感は出ないものの、口の卑しさが異常に高まり、行動が起こせません。

 「断食」というと、水しか飲まない「純断食」を思い浮かべますが、これは少々きついですから、「すまし汁断食」や「寒天断食」という、ほんの少々食べ物を口にする方法があり、これらであっても「純断食」と同様な効果が得られますから、やらねばいかんのですが。

 「1日断食」を最初にしたときは「純断食」であったこともあって、幾つかの体調変化をきたしたのですが、2回目から数回は1か月に2回ほど定期的に「すまし汁断食」にしたところ、体の慣れもあって、日常生活はどってことなかったです。

 ということで、「1日断食」は面白くない、やるなら「2日断食」だ、と思い立ち、2013年11月に「2日断食」の1回目をやりました。その報告記事は次のものです。
 今日明日「2日間断食」に初挑戦:世界糖尿病デーによせて…その結果は?
 その後、2015年7月には2回目の「2日断食」(トマト断食)に取り組もうとしたのですが、2日目は女房に無理やり夕食を少し食わされてしまい、頓挫してしまいました。

 さて、今日(10月22日)から3日間、女房が旅行に出かけました。3日目の帰りも深夜になりますから、これ幸い「3日断食」が可能です。
 「3日断食」に初挑戦!
 今日から順次実施状況を書いていきますから、お楽しみに。

 通常食から、いきなりの断食は体に悪いと聞いています。「3日断食」ともなると、少なくとも2日前から減食する必要がありましょう。
 でも、2日前は通常どおり腹いっぱい食べてしまいました。これでは本当はよくないでしょうが、食欲の秋につき、口の卑しさもあって食欲煩悩に負けてしまいました。
 しかし、前日となると、ここはぐっとこらえ、動物性たんぱく質は魚を少々とし、野菜を多くして、御飯は少し、と腹八分に止めました。本当は御飯もなしで腹五分程度に納めねばいかんのですが、断食慣れしている体だからと横着を決め込みました。

(断食初日:10月22日)
 断食初日、と言っても、いつも朝昼抜きの夕食だけですから、19時までは普段と全くかわらぬ食生活ですから、まだ断食に入った気分はしません。
 今日は土曜日で、朝6時前には女房を岐阜駅まで送っていき、6時過ぎから8時過ぎまでの2時間、軽い農作業をしました。
 9時から19時まで店番です。客はまばらですから、ブログを叩いたり、来月のセール準備のデスクワークでほとんど体を動かさずに1日が終ってしまいました。
 ところで、出だしに別のことでつまづき、少々心配しました。というのは、昨日の午後にいらっしゃったお客様がひどい風邪で、どうやらそのウイルスに感染したらしく、夕べはクシャミが出て少し寒気がし、今朝は鼻水が少々でます。ただし、こうしたことはよくあり、たぶん何てことなく終る風邪だと楽観視しましたが、念のため体を温めようと、9時過ぎに生姜湯を1袋飲みました。黒砂糖が入っており、想定外の72キロカロリー
摂取ですが、これぐらいの砂糖の量は「すまし汁断食」以下ですから許されましょう。
 小生、コーヒーが好きで、断食中もブラックで何杯か飲むのですが、今日は風邪ウイルスを早急に殲滅せんと、コーヒーは2杯までとし、その後は体を温める効果がある紅茶に切り替えました。そして、紅茶には塩を入れました。塩は体をうんと温めますし、塩分補給すると体のだるさがかなり防げますからね。こうしたことは、「1日1食」の小生ですから、明日からでよいのですが、何も入れない紅茶より塩入の方がおいしいですから、この夏以降、大汗をかいたときには塩分補給のために、そうしています。
 風邪っ気は直ぐに取れ、お昼前に何ともなくなりました。
 閉店後は、口の卑しさをそらすために夜遅くまで来月以降のチラシや新聞作り、何本か立てているブログの記事作り溜め、といったデスクワークに集中する予定にしていましたが、日本シリーズが始まったのを知って、開幕戦をじっくりテレビ観戦し、時間を潰しました。同じ集中するなら、仕事より、このほうが楽しいですからね。
 なお、今回の断食は、水しか飲まない「純断食ではなく、「すまし汁断食」や「寒天断食」と同類の「果物断食」にしました。小振りの柿1個、梨1個、ぶどう1房の3種類を、3日間に分けて、毎日ほんの少々ずつ口に入れるだけです。そして、塩分補給の梅干です。
 口寂しさは残りましたが、予想したほどの口の卑しさの高ぶりはなく、ホッとしたところです。23時前に入浴、23時半に就寝。

(断食2日目:10月23日)
 一夜開け、朝7時の寝起きは爽快でしたが、やや体がだるいと感じました。
 今日明日は店は連休でお休みですし、また、明日も断食だから、今朝は少々ゆっくりしようと、梅干を1個口にしてから店に降り、ブログに付いたコメント2件のコメント返しをしたりして時間を潰し、8時半から
予定した百姓仕事に取り掛かりました。
 この段階では、体のだるさは完全に消えていました。
 なお、いつもなら朝起きてしばらくすれば便通があるのですが、今日はなかなかもよおさず(断食したときはいつもそうで、便秘して出ないことが多いです)、1時間半後にやっとお通じがありました。大便の量はいつもの半分程度。
 農作業は、まず草刈機による草刈を3時間。小休止してから、畑で干しておいた稲藁をからげ、自宅の納屋に収納。ここで正午になって、少々バテバテになってきましたが、小休止の後、野菜の収穫をし、そして庭や屋敷周りに除草剤を噴霧。時刻は13時半。
 5時間の農作業が終わったところで、柿を収穫。鳥に突かれた1個(小振りな大きさ)をその場で食べ、夜の「果物断食」の前倒し、ではなくて追加摂取。
 思いのほかスタミナ切れせず、少々余力がありましたが、明日も断食だから、これにて農作業は終了とし、その後の4時間ほどは予定どおりのデスクワーク。
 18時半となって、昨晩と同様に日本シリーズの第2戦をじっくりテレビ観戦しながら、果物を予定どおり少々口にしました。しかし、試合は21時前にほぼ決着が付き、テレビを見ていても面白くなく、これでは、口の卑しさを抑え付けられませんから、2階の居室から1回の店に降り、ブログ記事を書いたりして時間を潰し、23時前に2階の居室に上がり、入浴して23時半に就寝。
 寝るときまで
空腹感は全くなし。体のだるさもなし。体調はいつもどおりの良好な状態を保っていました。

(断食3日目:24日)
 今朝目が覚めたのは6時。まずまず爽やかな目覚めでしたが、体が少々重だるい。
 今日の予定は、店が定休日に付き、魚釣り。ゆっくり準備し、ブログも少々叩いて7時過ぎに出発。この時刻には、体のだるさは完全に消えていました。
 なお、今日も便意はななかなもよおさなかったのですが、出発前にちゃんと出ました。ただし、量はわずかです。
 豆アジ釣りで一日を潰す予定で、三方五湖の日向湖へまず行ったのですが、豆アジは寄って来ず、次々と場所を変え、ついに13時過ぎに7箇所目でやっと豆アジに出会え、餌がなくなった15時すぎまで豆アジ釣りを堪能しました。
 なお、正午ごろに持っていった柿を1個(小振りな大きさ)食べました。
 帰宅したのが18時過ぎで、体調はいたって良好です。空腹感もありません。
 女房の帰宅予定は23時半ですから、ちょうど就寝予定時刻になり、それまでの間、釣り道具の片づけ、豆アジ洗いをした後、わずかばかりの果物を予定どおり食べ、そして店内でのデスク
ワークで時間を潰し、口の卑しさを抑え付けることにしました。
 ところで、豆アジ釣りは、一昨年から今年(2週間前)にかけ、3回連続坊主でしたが、やっと今日リベンジでき、気分爽快ですから、体調も良好、口の卑しさも軽減、3日目の断食は無事に計画どおり進みました。

(断食明け初日:10月25日)
 今日が
最も肝腎です。
 例によって朝昼抜きの夕食だけですから、それまで体がもつか少々心配でした。
 朝6時に目が覚めたのですが、曇天ということもあって、あまり爽やかな目覚めではなく、体は前日より重だるく感じます。梅干を1個口にし、店に降りてブログ記事を書いたりして、その後にトイレに行き、用足し。便の量はわずかですがすっきり出ました。
 7時に畑に行き、小1時間軽作業。こうして少々体を動かすと、体の重だるさはほとんど取れました。
 9時前に開店準備を済ませ、9時から営業。女房もいますから、特段やらねばならない仕事はなし。配達を1回、接客を少々。セールの準備も終っていますから、ほとんど体を動かさず、ボンヤリしながら閉店の19時を間もなく迎えます。
 お昼前から冷たい雨が降っていることもあってか、小寒く感じますし、お昼過ぎから少々体がだるく、動きたくありません。少々息苦しさも出てきました。
 3日間、食事らしい食事をしていませんから、スタミナ切れになってきた感がします。
 体が冷えてきて、体を温めるためには塩分摂取がいいですから、塩入紅茶を2杯飲むも、たいして実感できませんでしたが、塩分補給のせいか息苦しさは軽減しました。
 19時閉店、待ちに待った待望の夕食です。しかし、断食開けの回復食ですから、肉・魚はご法度で、野菜中心で御飯はほんの少々にせねばなりませんし、せいぜい腹五分で止めねばなりません。これは思いのほか苦しいです。しかし、それ以上食べると、胃を壊しかねませんから、グッと我慢。そうしないと、断食した意味がなくなります。
 女房もそのことをよく知っていますから、食卓に上った料理はいつもよりうんと量が少なく、肉・魚抜きです。おかずは、大根選り菜の炒め物、ナス煮、ゆでオクラの3品。塩分補給に昆布の佃煮。御飯は軽く1膳。口に入れてゆっくり3、40回噛み、よく味わっていただきました。うまい、うまい。そして、いつもの半分の量、腹五分で、ごちそうさま。
 これで終ればいいのですが、食後にいつも菓子を食べますから、その誘惑に勝てず、せんべいとチョコレートを、これまたいつもの半分の量を食べてしまいました。
 “胃は大丈夫か?”と少々気になりましたが、一切の違和感はなく、安心しました。でも、いつもの半分の量しか胃に入れなかったのですが、なんとなく満腹感がしました。
 ところで、腹五分で止めるのは実に困難なことで、食欲煩悩との凄まじい戦いとなります。そのあたりのことは、別立てブログで書きましたので、ご覧になってください。
  10.26 断食開けの食事は実にうまい
 夕食は日本シリーズをテレビ観戦しながら取り、その後、入浴し、23時過ぎに就寝。
 なお、入浴後にいつも果物を食べるのですが、食べるのを我慢できましたから、口にはしませんでした。 

(断食明け2日目:10月26日)
 朝は7時に起床。先晩は野菜中心の腹五分の食事であったが、十分にエネルギーチャージされたようです。気分爽快、体のだるさなし。体が良く動きます。
 起きて直ぐに梅干を1個食べ、白湯を飲む。その後、30分ほど野菜の収穫。一作業終わった後に、用足し。便の量はほんのわずかですが、何とか快調に
出ました。
 9時前に開店準備を済ませ、9時から営業し、早々に仕入れと配達を1回行い、接客を少々して、正午となり、セールのDMに一言書き加えながら封筒詰めし、15時には発送完了。この間、まずまず仕事があり、体調は良好で、頭も冴えています。
 その後は、ほとんど体を動かさず、ブログを打ったりするデスクワークが中心。
 昨日は一日中、かなり寒かったのですが、今日は一転して暑いくらいです。顔がほてり気味で、体温もけっこう高そうな気にもなります。これでは、毎日の血圧や血流比較ができそうになく、腕まくりしたりネクタイを外したり外の空気に当ったりして体を冷やし、18時頃にやっとデータをとりました。
 19時閉店、待ちに待った待望の夕食、断食明け回復食の2日目です。
 いつも1日1食夕食だけですが、夕食前に空腹感を覚えたことはなかったですし、断食期間中も空腹感は全く出ませんでしたが、このときばかりは空腹感らしきものを少々感じました。前回の2日間断食のとき、どうだったかというと記憶になく、この空腹感は初めてのことのようです。もっとも、そのように断定することはできません。単に口の卑しさが極度に高まっただけかもしれませんからね。
 さて、断食明け回復食の2日目、本来なら腹五分、せいぜい腹八分に止めねばなりません。それも、
肉・魚を控え、野菜中心で御飯は少なめです。そうしないと、まだまだ胃はフルパワーで働くことができず、胃を壊す恐れがあるからです。
 女房の協力を得て、腹八分とすることとし、昨日の残り物3品プラス野菜炒め少々と枝豆少々です。御飯は1膳で止めようとしたのですが、おいしい漬物があり、軽くお代わりしてしまいました。昨日ほどはよく噛まなかったのですが、それでも一口一口いつもより意識してよく噛むことにしました。
 なお、断食中は毎日飲んでいたアルコールを断っています。でも、いつも晩酌していますから、今日は焼酎の湯割をいつもの半分いただきました。久し振りの飲酒のせいか、半量であっても、いつもどおりの酔いが回ってきた感がしました。
 そして、昨日同様に、菓子を少々。
 これで、ボリューム的には腹八分となり、満腹とはなりませんでしたが、しばらくしてけっこう満腹感がしてきました。
 よって、食欲煩悩との凄まじい戦いというものは全然なく、それ以上食べることは十分に我慢できました。また、入浴後の果物も食べずに済ませました。

(断食明け3日目:10月27日)
 今朝は6時半に起床。先晩は野菜中心の腹八分の食事で、これが本来あるべき姿でしょうから、気分爽快、体のだるさなし。体が良く動きます。
 起きて直ぐに梅干を1個食べ、白湯を飲む。今朝は直ぐに便意をもよおし、用足し。2日前の腹五分食が全部出たのでしょうが、便の量は普段と変わらないです。断食前の宿便が出たのであろうか?長期断食すると何日か後に宿便が大量に出るといいますが、3日間断食中、毎日どれだけかは便が出ていましたから、よく分かりません。
 それにしても、腹がへっこみました。体重測定をしようにも、体重計が狂ってるようでして、測定しませんでしたから、どれだけ体重が減ったのか不明です。
 今日は早朝に1時間半ほど畑仕事をし、2時間置いてからアパートの清掃を4時間行いましたから、少々疲れました。でも、疲労度は普段と同じです。
 その後は店の雑用がけっこうあったりして、いつの間にか閉店を迎えたのですが、前日のような空腹感はでませんでした。
 閉店後は、待ちに待った夕食です。断食明け回復食の3日目ですから、本来なら肉・魚を控えて、せいぜい腹八分に止めねばいかんでしょうが、通常食にしてしまいました。
 なんせ肉・魚はここ1週間ご無沙汰していますから、食いたいです。食卓に上ったのは、メバルの煮付け、鶏肉が入った五目飯、あとは枝豆と野菜料理2品にお吸い物。ほぼ満腹に食べ、さらに菓子も少々口に放り込む。この程度ならいつもより総量は少ないはずだと捉えていたのですが、しばらくして腹が膨れすぎて苦しいほどになりました。胃袋がちょっと縮んだか?といった感じです。
 なお、晩酌として焼酎の湯割をいつもの7分程度いただきましたが、酔いはいつもと同程度で、酒が弱くなったのか?と思わせられました。
 満腹の苦しさが消えた22時過ぎ、入浴前後に例によって夜食のおにぎり1個と果物(柿)1個を食べてしまいました。満足! 
でも、胃は大丈夫でした。
 これでは断食をした意味がない、と言われます。断食を契機に腹八分の食生活とし、肉・魚を控えめにした正しい食に改めねばならないのです。
 しかし、食欲煩悩、口の卑しさには勝てません。ここは開き直って“食欲の秋だ、飽食を楽しもう!”と間違ったことをやっている小生です。

<体調の変化>
 今回の断食で、体調の変化が2つありました。
 一つは、先に書きましたが、酒にめっぽう弱くなったことです。断食によって肝臓がリフレッシュし、アルコール分解機能がアップしていいはずなのですが、逆です。
 もう一つは、前立腺肥大のせいで小便の出がとんと悪いのですが、断食明け2日目から小便の出がけっこうよくなったことです。この改善効果がいつまで続くか、もう普通食にしてしまいましたから元の木阿弥となるでしょうが、少しでも長く改善効果が続いてくれるのを願っています。

 参考までに、血圧・血流データを毎日夕刻に測っていますので、載せておきます。

            血圧(上)(下) 脈拍 血流判定  血流スコア
22日:断食1日目   135  80  53 C(45歳)  + 4
23日:断食2日目   127  75  57 C(45歳)  -12
24日:断食3日目   128  76  59 C(45歳)  + 5
25日:断食明け1日目 125  71  52 A-(19歳)  +53
26日:断食明け2日目 119  70  52 A-(19歳)  +36
*27日:断食明け3日目 -   ー   ー    -       -
*28日:断食明け4日目 129  78  52 A-(19歳)  +29
*29日:断食明け5日目 136  76  54 C(45歳)    +7
  (*:通常食)(注:血流スコア値は血液サラサラ度と考えてよいです。)

 断食すると、血圧がもっと下がり、脈拍がうんと増え、血流は若干良くなるのですが、今回は様子がだいぶ違います。ちょっと不思議です。
 断食2日目、3日目は、血液が貧栄養状態になっているはずですから、血流がもっとよくなっていいと思われるのですが、変化がないのは解せません。
 25日の急激に良くなった血流測定結果の読み取りは、血液が貧栄養状態つまりシャビシャビになり、めちゃサラサラ流れるようになったからに違いないです。前回の2日断食ではあまり顕著ではなかったですが、過去の1日断食では顕著に良くなる
傾向がありました。ただし、そのときは貧栄養がためか脈拍がグンと上がったのですが、今回は逆に下がりました。これは今までになかったことで、原因不明ですが、塩分摂取を多くすると、脈拍はあまり上がらないのかもしれません。
 26日も血流は同様の傾向です。野菜中心で肉・魚抜きの腹五分ですから、まだまだ血液はサラサラ状態が続いているのでしょう。なお、血圧の低下は、急に暑い日になって、体がけっこう温かかったからでしょう。
 27日は、小忙しく1日が終ってしまい、測定するのをうっかり忘れ、欠測。
 通常食2日目の28日、3日目の29日のデータを参考までに記載しておきました。飽食が進んだからでしょう、血流は22日の断食1日目(これが断食前の通常値)に戻ってしまいました。

 以上でもって、今回の断食体験記録を終ります。
 ただし、前立腺肥大の改善がその後どうなったか、これについては1週間後ぐらいに報告することにしましょう。
(11月16日追記)
 あれから2週間以上経ちましたが、前立腺肥大の改善は数日間は感じましたが、それ以降はだんだん元に戻っていく感がします。やはり飽食の毎日が続くとだめなのでしょうね。断食を機会に腹八分生活にせにゃいかんのですが…。 

 

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昨日今日「2日間断食」実行中、しかし残念ながら1日で終了

2015年07月27日 | 断食体験記

 昨日、別立てブログ「一日一楽日記」で、次の記事を投稿しました。

(7月26日)
 今日明日1泊2日、女房が実の姉妹2人組でバスツアーに出かけた。
 となれば、今晩誰かと何処かへ一杯飲みに行く手がある。そうしようかと思ったが、今、論文のブログへの投稿が忙しい。
 飲むのは止め。
 じゃあ、どうしよう。
 そうだ、断食をやろう。そうすりゃ、ブログ投稿もはかどる。
 そう決めたのは、2、3日前。
 どんな断食にしようか。昨日考えた。純断食(水だけ)は苦しいから、準断食にしよう。昼間は百姓をやり、水分補給にトマトをかじるから、今日はトマト断食。畑ではトマトに塩を振れないから、梅干を家で食べる。
 1日1食生活だから、今日の夕食を抜いても、どってことない。
 多少けだるさが明日出るだけのことだ。
 ところで、明日の女房の帰りは遅い。どこかで食べてくる可能性が高い。
 となると、明日も断食し、2日断食にしてしまおう。店番せねばならぬから、寒天菓子を2、3個食べての寒天断食がよかろう。
 と、まあ、こんなことを考えた次第。2日断食は経験済みで、案外簡単にできてしまったから、今回も問題なかろう。

(7月27日)
 ということで、今、2日間断食の真っ最中です。
 1日断食は何度も経験があるのですが、2日間断食は、これで2回目です。前回は、約2年前の2013年11月で、『今日明日「2日間断食」に初挑戦:世界糖尿病デーによせて…その結果は? 』と題して記事にしました。
 このときは、慎重を期して、断食前2日間と断食明け2日間は通常食よりうんと量を減らして胃に負担がかからないようにしました。
 でも、今回は急に決めたものですから、断食2日前は腹いっぱい食べてしまいましたし、断食前日は腹八分と少々食べすぎです。
 最も肝腎なのは、断食明け初日も断食と変わらぬ食事をすることです。肉魚・脂肪はダメ、炭水化物もなしか極少量とするのが基本で、これが一番苦しいです。翌々日も暴食はダメです。こうしないと、一旦長期休暇に入っていた胃が急には再稼動できないために胃を壊しかねないからです。
 これを頭に置いて、断食2日間、断食明け2日間の食事を吟味せねばなりません。

 さて、断食初日の昨日、1日1食生活ですから、夜までどってことありません。昼間には7時間も農作業を行い、その間は畑に生っているトマトを3、4個、水分補給で食べ、終ってから梅干を1個口にしました。
 随分と汗をかきましたから、夕刻に塩水を1杯飲み、夕食はたっぷり塩を振ったトマト1個と寒天菓子1個を食べました。
 たったこれだけですから、今朝は倦怠感が少々ありました。でも、今日は粗大ゴミ出しの日で、あまりに重過ぎる物は見送りましたが、軽トラ1杯のゴミ出しをし、その後、野菜の収穫をしてきました。
 体を動かし始めれば倦怠感も和らぎ、どってことなく開店準備も完了。トマト1個に塩を多めに振って、これを食べ、好きなコーヒーを2杯飲んで、店番をしているところです。
 今日の予定としては、夕刻にトマト1、2個と寒天菓子1、2個で済まそうと思っています。
 とりあえず、今時点までの経過報告とします。明日、また追記しましょう。

(7月28日追記)
 残念。2日断食が1日断食で終ってしまいました。
 
というのは、女房に2日断食すると告げてあったのですが、旅行の帰りに2人分の調理パンを買ってきてしまったのです。「今日も断食だ、俺は食わん!」と拒絶すればいいのですが、そうなると明日以降ちゃんと飯を食わせてもらえるかどうか保障の限りにあらずで、不安になります。
 そこで、「今回は1日断食で止めておくか。断食明けの少食として調理パンをいただくことにするわ。」と、あいなったところです。
 調理パンだけでは胃によくないから、予定していたトマトの塩降りと寒天菓子2個を食べ、腹4分程度に留め置きました。
 さて、今朝は6時に起きて畑仕事。鎌で草刈し、手で根っこを引き抜くという作業。途中、開店準備をはさみ、11時まで行いました。断食日は腹1分、断食明けが腹4分ですから、少々体が重く、力があまり入らない感がしました。
 今晩は肉気を避け、腹8分で留め置き、胃を労わることとします。

 今までの断食と一つ大きな違いがありましたので付記しておきます。
 断食すると翌朝、便が全く出なかったのですが、今回は出ました。今までの断食は純断食か、澄まし汁断食でしたから、食物繊維がなかったからでしょう。今回はトマト・寒天ですから食物繊維が豊富で、それによって便が出たのでしょうね。

 もう一つ付記しておきます。血流・血圧・脈拍の記録です。残念ながら断食前日の記録を取っていませんので、十分な比較が出来ず、申し訳ありません。
 過去の例からして、血流は、血液が貧栄養となりますから、断食するといつも良くなる傾向を示します。脈拍は、血液が貧栄養のためか、高まります。血圧測定は、今回が初めてです。
                 血流       脈拍   血圧
通常時の平均    パターンC(45歳)   58   ?-?

断食翌日の昼    パターンB(30歳)   62  118-75
断食明け翌日の昼 パターンB(30歳)   64  120-74

(注)脈拍が、断食明け翌日の昼の方が早くなったのは、前の晩は腹4分、翌日4時間の農作業で、血液の貧栄養が進んだのかも。なお、塩分補給を意識的に行うと、今回のように脈拍はさほど上がりません。塩分補給しないと、脈拍が68程度になります。

 

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今日明日「2日間断食」に初挑戦:世界糖尿病デーによせて…その結果は?

2013年11月13日 | 断食体験記

今日明日「2日間断食」に初挑戦:世界糖尿病デーによせて…その結果は?
(最新更新 2018.6.10)

 4日前に「 家庭でできる断食健康法 」を紹介し、小生もまだやったことがない2日断食に思い切って挑戦することにしました。
 もっとも、断食といえども水しか飲まない「本断食」ではなく、「すまし汁断食」であって、200キロカロリー程度の極少食を取る「準断食」です。
 それでも「本断食」とほとんど効果が違わないそうで、何と言っても倦怠感がうんと和らぐことは、小生が過去にこの方法を変則的に取り入れた1日断食で経験済みです。 
 4日前に書きましたように、断食日の前2日は漸減食、後3日は漸増食とせねばなりませんから、1週間かけて普段の食事を変えねばならず、女房にその旨配慮してもらうことにしました。
 それでは、ここに小生の取り組んだ断食を毎日記録して紹介することにします。
 ところで、小生は普段は夕食のみの1日1食生活(ただし、朝は梅干1個を食べる)でして、毎日がミニ断食ですから、それを念頭においてお読みください。

前々日(11月11日)
 1泊2日の親睦旅行の2日目で、普段1日1食生活だが、この日は朝食、昼食も食べ、2回ともビールが付いた。朝食は生卵を残し、肉気のものを残した。昼食は軽めのものであったから全部食べる。
 夕食は外食とし、ラーメンを食べる。麺が気持ち少なめの店であるから、腹八分にもならない程度である。なお、いつもギョウザを注文するが、これは止め。
 家に帰ってから、小さめのリンゴと柿を半分ずつ食べる。これはいつもと同じ程度。
 そして、毎日食べるヨーグルトと寒天菓子はこの日は手を付けず。
 3食合計すれば、普段よりカロリーは多いだろうが、動物性食品は少ない。
 本当は、この日からもう少し漸減食にせねばならないが、次の日曜日月曜日とまた1泊2日の温泉旅行があるから、この日をスタートとするしかなかった。
 夕食を少なくしたから、これでよし、と勝手に解釈。

前日(11月12日)
 普段どおりの1日1食(ただし、朝に梅干を1個)だが、半減食とする。
 夕食はおでん。なお、いつも晩酌をしており、これなしでは寂しいから、少なめに焼酎の湯割を作り、チビチビやりながらゆっくり食べる。おでんは、はんぺんを避け、野菜・芋類だけをいつもの半分食べるだけとした。
 そして、煮汁での雑炊を食べる。ここには卵が入るがいつもの半量程度で済ます。
 最後に、小さめのリンゴと柿を半分ずつ食べる。
 昨日からの冷え込みで、食事をしても体が温まらず、9時半には風呂に入り、10時過ぎに布団に潜り込む。遅くまで起きていると、ヨーグルトと寒天菓子が食べたくなるし、旅行でもらった駄菓子(未開封)をつまみたくなるから、早く寝ることにした次第。

断食1日目(11月13日)
 昨日の少食のせいか、毎朝の便通がない。これは過去何回かの1日断食(前日は半食)のときもよくあった。でも、お昼前にどれだけかの排便があって、ほっとした。
 朝は梅干を1粒食べる。塩分補給とクエン酸補給で活力が出るからだ。これは普段どおり。店に降りて薄めのブラックコーヒーを少々飲み、あとは昼まで白湯で通す。
 なお、愛煙家の小生のゆえ、タバコは普段どおり吸うものの少しは控えることにした。
 「すまし汁」を昼・晩の2回飲むのが基本だが、小生の場合、1日1食生活に胃腸が慣れているから、晩だけにする予定にしていたが、あまりの冷え込みに体が冷えてきて、生姜湯を1袋飲む。カロリーは70強もあり、「すまし汁」の代わりになってしまった。
 なお、今日は午後から製薬会社の会合があり、コーヒーが出たから、それはブラックで飲み、少々残す。過去の1日断食でも、好きなコーヒーは1日に何度か少量ずつ飲んでおり、どれだけか胃に負担がかかろうが、完璧でなくても断食効果は十分あろうと、勝手に解釈しているところである。
 会合から帰って薄めのブラックコーヒーを少々飲み、閉店後に「すまし汁」を自分で作って飲むことにした。
 作り方は、「家庭でできる 断食健康法」(創元社)に従って次のとおりとした。
  3合の水に昆布10g、乾燥シイタケ10gを入れて沸騰さす。
  しばらく置いて昆布とシイタケを取り出し、醤油30~40g、黒砂糖30gを入れる。
 これを時間をかけてチビリチビリ飲む。
 美味しそうに夕食を取る女房の方向を見ず、視線をテレビにくぎ付けにし、“口の卑しさ”と戦う。ところが、「すまし汁」だけで案外と食欲煩悩が満たされるのには驚いた。これは、黒砂糖による甘みの効果かもしれない。(従前に行った変則的な「すまし汁」断食は砂糖抜きであったせいか“口の卑しさ”に悩まされた。)
 もっとも、1時間もすると、果物ぐらい少しは食べてもいいのでは、という“口の卑しさ”が現れ出てきて、それを封じるために夜も梅干を1個食べて気を紛らせた。
 10時半に就寝するも、前日十分に寝ているから、なかなか寝つけなかったが、1時間もして寝入ったようだった。

断食2日目(11月14日)
 3時頃にトイレに起き、6時前に目が覚めたが7時まで布団の中にいる。
 起きてから、白湯で梅干を1粒食べる。
 体調に異常は全くない。1日本断食のときのような湿疹などのトラブルもない。
 ただし、便意は全く生ぜずトイレに行かず。
 畑に出かけ、イチゴの手入れ(これは軽作業)とネギ4畝の土寄せ(少し労力を要する作業)を1時間ほど行う。
 着替えて開店準備した後、少し脱力感があり、予定していた当店新聞チラシのポスティング(チャリンコで1時間半かかる)は止めることにした。
 郵便局や銀行に行ったりし、あとは少々の雑用と店番だけで椅子に腰掛けていることが多い一日であった。
 少なめ薄めのブラックコーヒーを3、4杯飲み、また、玄米茶で水分補給した。 
 規定どおりの「すまし汁」を昼と閉店後に飲んだせいか、倦怠感は全く感じなかった。
 さて、“口の卑しさ”だが、昨日同様に女房が夕食を取っている間に高まりをみせてきた。でも、“これは修行である”と心に言い聞かせ、明日は食べられるのだからと思ったら、案外と楽に過ごすことができた。なお、梅干は1個フルーツ代わりに食べた。
 今日も10時半に就寝したが、直ぐに寝入ることができた。

断食翌日(11月15日)
 5時頃に目が覚めてトイレに行き、7時までうつらうつら布団の中で過ごす。
 梅干を1粒食べ、トイレに行くも便通はない。脱力感があり、着替えも少々おっくうであり、その状態が続いたが、9時前に開店準備で体を動かしたら、脱力感は消えた。
 午前中は雨で、店番するだけで体を動かすのは少なかった。その分、体が冷え、お昼過ぎに「すまし汁」を飲もうかと思ったが、面倒で、生姜湯を1袋飲んで体を温めた。
 なお、水分補給として、好きなコーヒーを夕方までに少量ずつ4、5杯、そして玄米茶を
飲む。
 14時頃にトイレに行ったが、排便はほんの少しあっただけだ。
 14時過ぎに晴れてきたので、250世帯ほどポスティングをするためにチャリンコで出かけた。半分ほど終えたところで右足の筋肉が張ってきた。筋肉細胞中のグリコーゲンがなくなっているなかで右足を多用するからそうなったのであろう。以後はなるべく左足に力を入れることにし、ゆっくり回り、通常1時間半のところを2時間程度かけて終わらせることができた。多少のだるさを覚えたが、思いのほか体が動く感がする。
 本断食をすると脈拍は安静時でも70を超えるのだが、今日ポスティング1時間後に測ってみると63であり、通常時より3~4高いだけである。やはり黒砂糖入りすまし汁(100キロカロリー)なり生姜湯(70キロカロリー)の補給によるものであろう。
 なお、血流はどの断食であってもグーンと良くなる。今日もそうだ。血液中のエネルギー物質がうんと少なくなっていて、血液の粘性が落ちているからであろう。
 ちなみに実年齢65歳、通常の血流年齢45歳、5本指靴下(サポーター)を履くようになったら血流年齢30歳、今日は20歳(以前の本断食のときも20歳)。
 閉店後の夕食は、断食前日と同様に野菜中心で半量とし、焼酎も半量とする。
 最初の一口の何と美味いこと。何を食べても美味しい。ゆっくりとよく噛み、30分掛けていただく。でんぷん質はジャガイモの煮付けだけでご飯は食べず。それでも満腹となる。胃がもう結構と言っている。
 しかし“口の卑しさ”は残る。頂き物の小さな薄焼きせんべいを2枚食べる。実に美味い。食べだしたら、これは止まらない。6枚も立て続けに食べてしまった。
 ここで、“ダメだ、胃を壊す!”と言い聞かせ、手を付けるのを止めた。
 胃が落ち着いた1時間後に、中ぐらいの柿1個の4分の3を食べる。
 そして、風呂上りに小さなヨーグルトと寒天菓子をそれぞれ1個ずつ食べる。
 こうして、半食のはずが、6~7分食ぐらいになってしまった。

断食翌々日(11月16日)
 朝の目覚めは爽快で、体がよく動く。梅干を1個白湯でいただく。
 しかし、胃が少々重だるい感がする。昨日食べ過ぎたからだろう。そこで漢方胃腸薬を1包飲む。排便は通常の半分程度で、これは断食前のものだろう。たったの2日断食では腸内に停滞していた宿便が出るのは無理というもの。
 午前と午後の2回に分けて残りのポスティング2ブロックを3時間掛けて行った。軽い疲れを感じたのだが、これは断食明けで、まだフルパワーが出ないからか?

 夕食は動物性食品をなるべく避け、よく噛んで腹八分とするつもりだったが、腹九分となってしまい、駄菓子にも手が伸びてほぼ満腹。やはり“口の卑しさ”には勝てぬ。
 胃が落ち着いた1時間後に、大き目の柿1個の4分の3を食べる。
 そして、風呂上りに小さなヨーグルトと寒天菓子をそれぞれ1個ずつ食べる。

断食3日後(11月17日)
 朝の目覚めは爽快で、便通も十分あった。全く普段どおりの体調で、昨晩は満腹に食べたが胃もすっきりしている。
 この日は暴飲暴食を避けねばならないが、温泉旅行で1泊。
 でも、家族旅行であるから、マイペースでいける。
 酒はちょうど良い程度に納まったし、料理も腹九分で事なきを得た。
 断食前後の体重を測るのを忘れており、最近は48キロ程度であったと思うのだが、夕食後に風呂で測ったら47キロ弱であった。どうやら1キロ程度落ちたようだ。

断食4日後(11月18日)
 宿でのバイキング朝食、ご飯が美味しく、野菜っ気だけのおかずにしたのだが、けっこう食べてしまった。便通は気持ち少なめであった。
 夕食は、軽く済ませたいと思っていたが、よく噛むも、ほぼ満腹までいってしまった。
 なお、明日からは普段どおりの食生活となる。しかし、断食を行ったら、本来は腹八分を続けなければ意味がない。何のために断食したのか。それは日頃の食べすぎを戒め、これからは少食でいくよう諭すためであるのだから。
 でも、ここは屁理屈を通す。小生は1日1食に付き、夕食は苦しいほどに食べなければ満腹であってもよいと。畑で取れたサツマイモがたくさんあり、これを焼き芋にして夕食後に食べたいという食欲煩悩が湧いてくる。これには勝てませんわ。

 こうして2日断食は無事に終わり、漸増食は予定より少々オーバーするものの、少しはブレーキが掛けられたかと思っています。そして、断食3日後、4日後は“苦しいほどまで食べてはいかん”という意識がしっかり持てましたから、これは今後も守ることができるのではないかと思っています。また、断食開け後、胃を労わろうと毎食よく噛んでゆっくり食べるという習慣が身に着いたのは、何よりの成果です。
 よって、小生の2日断食はまずまずの成功であったと自己評価しています。
 ここでお断りしておきますが、初めて断食をなさる方は、これを真似しないでください。
 2013.11.09に投稿しました「 家庭でできる断食健康法 」に基づいて、まずは1日断食から慎重にお始めなさってください。
(2013.11.19 連日の追記終了)

 

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2010.11.14 11月14日「世界糖尿病デー」は「断食デー」?! ちゃんとやりました1日断食

 

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家庭でできる断食健康法に取り組んでみませんか:世界糖尿病デーによせて

2013年11月09日 | 断食体験記

家庭でできる断食健康法に取り組んでみませんか:世界糖尿病デーによせて
(最新更新 2018.6.10)

 小生の断食経験は10回もないのですが、全て1日断食です。
 これじゃ断食とは言えない、ミニ断食だ、とおっしゃるかもしれませんが、それでも46時間(日頃1日1食につき、前日の夕食から翌日の夕食まで)にわたって食を断つ(かつ、前日・翌日の夕食は動物性食品抜きで腹五分)のですから、ちゃんと断食したと自己満足しています。

 小生の断食方法を紹介する前に、1日1食(毎日がミニ断食)について説明します。
 店頭に立つようになった20年近く前から1日3食を順次改めていきました。
 まずは朝食を抜く。それもいきなりではなく、半減半減更に半減と減らしていきました。
 切っ掛けは、遅い夕食につき朝は食欲が湧いてこないということと、毎日仕事にぼわれて食事に時間を取られるのが惜しいというもの。
 また、当時は「朝食を抜くと体に悪い」という常識に縛られていて、少しは食べなきゃ、という思いがあり、ほんの少し口にするだけになっても、その状態が何年か続きました。そして、朝食抜き1日2食健康法に出会い、直ぐに朝食抜きにしたのですが、しかし、水(のち白湯)で梅干を1個食べるということは今でもやっています。
 これじゃ、朝食抜きとは言えないじゃないか、というご批判も受けましょう。
 でも、これは鎌倉時代に始まったことですが、武士は出陣に当たって食事は抜きにし、梅干だけを食べたということです。出陣すれば汗をかくから先に塩分を補給しておく必要があるのと、梅干の酸っぱさ(クエン酸)がエネルギー回路を円滑に回してくれますから力が出るのです。これは武士の生活の知恵として生まれたものでしょう。(参考までに、当時は日本人皆、朝食抜きの1日2食でした。)
 よって、梅干だけを食べることは、食事には該当しないと解釈しています。
 小生が朝食抜きにしたものですから、女房も朝食を作らなくて済み大いに助かるからと、朝食抜きに付き合ってくれました。
 次に昼食ですが、当時当店には昼休みを利用してサラリーマンがけっこう来店されていましたから、11時半頃から13時頃までは昼食を取ることができません。昼食を取るのは13時半以降となります。また、それ以降も来店客はけっこうありますから、身軽に動き回るには昼食は軽く済ますしかないです。そして、毎月のセールともなると午後もひっきりなしにお客様がいらっしゃいますから、昼食は15時過ぎということも度々でした。でも、空腹感はなく、遅めの昼食を軽く取るだけで済ませることができました。
 朝食抜き、昼食を軽く、という食生活に馴染んだ頃、1日1食健康法に出会いました。
 じゃあ、軽い昼食も止めて夕食だけにすればいいじゃないか、ということになり、女房と相談して昼食も抜くということにしました。でも、いきなりは体を壊すかもしれないと思い、半減また半減と減らしていき、何か月もしないうちに昼食なしとしました。
 1日1食で夕刻に空腹感が出るかというと、これが全く出ないのです。
 小生の場合、これは、どうやら1日3食時代に克服されたと思われます。
 店頭に立った20年前、遅めの昼食でも19時過ぎともなると、やたらと空腹感が出てきます。同業者の場合、ここで軽く夕食を取る方もみえましたが、女房は取らないものですから、ここは我慢するしかない。当時、店は20時閉店、残務整理をして夕食は20時半頃となります。この2時間弱の空腹感との戦いのなかで、皮下脂肪や内臓脂肪をエネルギーに変換する機能がスムーズに働くようになったのでしょう。
 店頭に立って3か月もしないうちに夕刻の空腹感が和らいできたと記憶しています。
 ですから、1日3食から1日2食へ、更に1日1食へと、少しずつ歩を進めていく間にあっても、空腹感を覚えるということは全くなしに達成できてしまいました。
 これに要した期間は数年かかったかと思いますが、今から思えば、何となく1日1食になってしまっていたという思いが強いです。
 体重は小生も女房も数キロ減りましたし、何と言っても体がよく動き、頭も冴え、昼間眠くなることがない、という非常に健康な体になりました。
 そして、仕事が食事で中断させられることがないですから、効率がものすごく良くなります。朝起きてから直ぐに、あるいはお昼前から2、3時間連続して行う仕事にスムーズに着手でき、やり遂げることができます。
 また、これはまれなことですが、閉店後に引き続き2、3時間仕事をしなきゃいけない、という場合にあっても空腹感が生じないため、仕事を仕上げてから遅めの夕食を軽く取って風呂に入って寝る、ということも難なくできてしまいます。
 このように、いいことづくめの1日1食ですが、一つだけ問題があります。
 まれの残業日は別ですが、普段は、“食べ出したらどうにも止まらない”のです。
 今やグルメ時代。夕食だけの生活だから、毎日晩酌しながら豪華にいこう、デザート・フルーツも欲しい(これは朝食の代わりだ)、頂き物の菓子も後で食べよう(これはおやつの代わりだ)、畑で取れたサツマイモもあるし(これは昼食の代わりだ)、…ということになってしまい、毎晩苦しいほどに食べてしまいます。
 空腹感が全くなくても、こうした“口の卑しさ”は、1日1食になってから明らかに高まってしまいました。“腹が減った”ということと“口の卑しさ”とは全く別物なのです。
 幸い、胃腸は今のところ夫婦ともまずまず健康ですが、いずれや暴飲暴食のたたりが来て体を壊すかもしれません。それが気がかりではあります。

 1日1食生活に慣れてから、1日断食に夫婦で挑戦しました。10年近く前のことです。
 普段の生活を続けながら、だいたい10日置きに連続して6、7回やってみました。
 その効果は残念ながら特になかったのですが、これは、1日1食だけでもミニ断食と言えますから、その期間が少々長くなっただけで、それ以上の効果を期待するのは無理があったのでしょう。もっとも、最後には2人とも体重は2、3キロ減りましたが。
 夫婦で行った1日断食のやり方は、冒頭で述べましたが、前日・翌日の夕食は動物性食品抜きで腹五分に止め、当日は絶食というものです。ただし、梅干は1個食べ、好きなコーヒーはブラックで薄いものを3、4回飲み、あとは水なり緑茶としました。
 前日・翌日を半減食にし、動物性食品抜きにしたのは、断食を行う場合は漸減食、漸増食にしないと胃腸を壊す危険性が非常に高いと物の本に書かれていたからです。
 特に漸増食は必須とのことで、翌々日も腹いっぱい食べるのは止めました。
 胃腸、特に胃は急激な変化には対応できないとのことです。
 小生が行なった1日断食での体調の変化を紹介しましょう。1日1食ですから、断食当日は何ら変化はなく、翌日の朝から夕食までのことを記します。
 ・倦怠感があって力が出ず、畑仕事(ビッチュウでの起こし)をすると息があがる。
  (誰しも断食時はこうなるようです。)
 ・安静時の脈拍が60弱であったものが、70強となる。
  (これは物の本にも書いてないです。小生特有か?)
 ・普段は毎朝便通があったのに、丸一日便意が生じない。
  (これも物の本にも書いてないです。小生特有か?)
 ・第1回目に皮膚に小さな赤い斑点があちこちに出た。
  (これはけっこうあるようです。毒素が出ている証拠とのこと。)
 ・2、3回目までは皮膚の弱い所がかゆくなった。
  (皮膚アレルギーのある方は必ずと言ってよいほど症状がひどくなるとのこと。)
 この中で倦怠感には参りましたので、後半の2、3回は「すまし汁」(詳細は後述。小生のやり方は変則)を午前中に飲むことにしました。昆布とシイタケで出汁を取って醤油を適量入れたものを200ml程度飲んだだけですが、これだけで随分と楽に過ごすことができました。そして、脈拍も70を切りました。
 その後、3年前に小生だけ1日断食(「すまし汁」は飲まず)をしましたが、結果は以前に行ったときと同じようなことで、断食日は夕食が食べられないですから、空腹感はないものの、どんどん高まってくる“口の卑しさ”を紛らすために、眠くなるまで店で一人仕事に没頭せざるを得ませんでした。

 以上が、小生が取り組んだ1日断食の概要です。
 さて、たいていの方は1日3食取っておられ、そうした方が1日断食をどのように行ったらいいか、それを説明しましょう。
 本断食(水しか飲まない)は、たとえ1日であっても勝手にやるのはお止めください。
 思わぬトラブルが発生することが多いようです。倦怠感に止まらず、動悸、頭痛、胃痛、アレルギー症状など何が起きるか分かりません。たいていは、普段気付かない悪い所が思わぬ炎症を起こしたりするようです。
 小生がお勧めする「1日断食法」は次のとおりです。なお、基本は甲田光雄監修「家庭でできる断食健康法」(創元社 1985年)を元にし、私の経験を交えました。
<前々日>
 暴飲暴食を避けること。宴会などがあった場合は日延べすること。
 翌日からの3日間は仕事が忙しくならないことを確認しておくこと。
<前日>
 3食とも半量にし、よく噛んで食べ、動物性食品は極力避けること。おやつはダメ。
 胃は食事量の激変に対応できず、炎症を起こす恐れがあるからです。
 翌日の断食に胃が順応できるよう、少食にせねばなりません。
 ※空腹感がひどくて眠れないようでしたら、断食は中止した方が無難です。
<当日>
 朝から水分補給に心がけます。冬期は白湯がいいでしょう。夏期は冷たい水は避け、常温の水とします。お茶であってもかまいません。なお、
いずれもチビチビ飲みます。
 塩分は補給せねばいけませんから、朝、梅干しを食べると良いでしょう。
 昼と晩に「すまし汁」(作り方は後述)をゆっくり飲みます。
 ※体に大きな変調をきたしたら断食を中止し、翌日のメニューに飛びます。
<翌日>
 朝食:おかゆを軽く、ゆっくり食べます。梅干しを添えると良いです。
 昼食:普段の半量とし、ゆっくりよく噛んで食べ、動物性食品は極力避けること。
 夕食:普段の半量とし、ゆっくりよく噛んで食べ、動物性食品は極力避けること。
 この日が最も肝腎で、完全に休息している胃のアイドリング運転の日と考えてください。当然におやつは厳禁です。なお、水分補給に努めてください。
 ※前日以上に体に変調をきたすことがありますが、このメニューに従ってください。
 なお、胃が受け付けないようでしたら、おかゆに梅干し程度にし、食べられるだけに止めてください。白湯で水分補給をしながら、日にちを掛けて通常食に戻します。
<翌々日>
 まだ胃はフルパワーを発揮できませんので、通常食にしてかまわないものの、動物性食品など胃に負担が掛かる物は少なめにし、何もかもよく噛んで食べます。
 この日は、断食を終えたという解放感と“口の卑しさ”から、苦しいほどに食べてしまう傾向が大です。そして、胃腸を壊し、何のための断食だったか分からなくなります。
 翌々日であっても“今日は断食の最終日、腹八分”でいく、と強い信念でもって食事してください。なお、おやつは解禁してよいですが、少量に止めることです。
 くれぐれも、“断食したんだから、今日は食ってやる”などとは考えないでください。

 断食当日に飲む「すまし汁」の作り方は次のとおりです。
  3合の水に、昆布10グラム、乾燥シイタケ10グラムを入れ、沸騰させる。
  昆布とシイタケを取り除く。
  汁の中に、醤油30~40グラム、黒砂糖30グラムを
入れて完成。
  これを冷めないうちに昼に飲む。
  
晩も同様にして作り、飲む。

 この「すまし汁」は1日合計200キロカロリーになり、これでは断食にならないと思われるでしょうが、普段のカロリー摂取量の1割程度と少なく、十分に断食効果は出るとのことです。何より断食中の倦怠感を解消してくれ、普段の仕事がこなせます。
 醤油を随分使い、塩分を9~13グラムと多くするのは脱水症状に陥るのを防ぐためのものです。人によってはむくみが出ますが、3、4日で引くそうです。ただし、腎臓が悪い方はむくみがひどくなり、この断食法は避けた方が良いとのことです。
 なお、高血圧の元だからといって塩分は極力控えよと言われていますが、これは間違った栄養学でして、この程度の塩分量は全く問題ないです。
 黒砂糖を30グラム入れると、
かなり甘いようですが、これによって筋肉が痩せるのを防ぎ、脂肪だけを燃焼させる効果が期待できるとのことです。
(備考:小生がやった変則「すまし汁断食」は、1日1食生活に慣れていますから、このレシピに従わず、水、昆布、シイタケは半量以下、しょう油は適量、黒砂糖なしで、1日1回だけにしましたが、それでも倦怠感は随分と軽くなりました。でも、普段1日3食の方は、この真似をしないでください。) 

 さて、この1日断食に成功したら、機会を捉えて何度もくり返されると良いでしょう。
 回数を重ねるに連れ、少しずつ健康体を取り戻していくことができましょう。
 併せて、この機会に「朝食抜きの1日2食」にされると、より健康になります。
 また、この1日断食に慣れたら、次の段階として「すまし汁断食」を2日連続なさるのも良いと思います。この場合、断食明けの漸増食に特に
留意なさってください。翌々日は腹八分にするのは当然ですが、その翌日も腹八分にせねばなりません。
 3日以上の断食となると、他に注意せねばならない問題が多々出てきますから、先に紹介した本を取り寄せるなどして下調べをし、慎重に行ってください。
 いずれにしても、断食明けに湧いてくる“口の卑しさ”は尋常なものではなく、自分は意志が固いと思っている人ほど“食べ出したらどうにも止まらない”となってしまう傾向にあるようですから、複数日の断食を実行する際は慎重の上に慎重になさってください。

 ここまで書いてしまうと、小生もまだ挑戦したことがない「すまし汁2日断食」を実体験せねばなりませんね。11月14日は世界糖尿病デーです。その日の前後に日頃の食べ過ぎを戒め、健康を祈念してやってみることにしますか。
(4日後に追記)
 今日明日「2日間断食」に初挑戦:世界糖尿病デーによせて…その結果は?


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11月14日「世界糖尿病デー」は「断食デー」?! ちゃんとやりました1日断食

2010年11月14日 | 断食体験記

11月14日「世界糖尿病デー」は「断食デー」?! ちゃんとやりました1日断食
(最新更新 2018.6.10) 

 11月14日は、世界糖尿病デーです。
 
歴史が新しくて、ご存じない方が多いですが、うまいことに食欲の秋にあわせて定められました。詳細は前号( 世界中に糖尿病が蔓延 )をお読み頂くとして、小生は、本日1日断食を決行しました。
 数年前に、毎月1回、何回かこれを行ったのですが、口が卑しいものですから、そのしんどかったこと。何か仕事を見つけて、深夜まで夜なべをし、眠くなったらバタンキューするしかありませんでした。今回もそうしたいのですが、たいした仕事がないものですから、ブログでもするしかありません。

 さて、今回の結果を報告しましょう。
 朝、いつもどおり起きて、ブラックコーヒーを1杯。コーヒーぐらい、いいでしょう。
 その後、2時間かけて、チャリンコで、当店の毎月発行の新聞をポスティング。
 再びブラックコーヒー1杯。
 来週の仕事の準備を少々行い、11時半に名古屋へ出発。昼飯は当然なし。
 製薬会社のセミナーを受けて、休憩にブラックコーヒー1杯。5時までビッチリ受講。
 家に帰ってから、女房に「今日は予定通り断食する。店で夜なべするからな。」と宣言し、定休日ながら入店!
 当店1月号の新聞の原稿を早々と書き上げたり、雑用をこなしていたら、けっこうな時間になりました。その間、のどが渇いたからコーヒー・・と、思ったものの、ここはお茶にしておこうと、緑茶を3杯。
 そして、あくび。そろそろ眠くなるか。じゃあ、ブログを書くか、と、あいなったところです。
 口が卑しいですから、「なんぞ食いてえ!」と、なるかと思っていたのですが、全然そうならず、自分でも不思議です。
 読者の皆さんは、「はらが減って死にそう!」と、なるものと思われたでしょうが、全くそういうことはありません。
 不思議に思われるでしょうが、小生は5年ほど前から、1日1食(夕飯だけ)にしています。その前の5年間は1日2食(朝食抜き)です。
 数年かけて少食にし、空腹感からの脱却を少しずつ図ってきましたから、朝昼抜きで重労働しても、空腹感が出ることは全くないのです。
 今までに数回は1日断食したのですが、いつも空腹感は出ませんでした。
 でも、次の食事は15日の夕食ですから、それまで持つかどうか多少は心配です。もっとも、日中は仕事に注意が行ってしまい、多分、大丈夫でしょう。ただし、この不景気で、店は暇ですから、閑古鳥の来襲と戦い続けねばなりませんが。

 ここで、空腹感について、小生の経験を踏まえて、述べておきましょう。
 夕飯を食べて寝ると、明け方前に血糖値がだいぶ下がります。そうなると、肝臓に蓄えられたグリコーゲンがブドウ糖に変換され、血糖値が上がります。そこで、目が覚めます。
 目覚めた時、皆さん、空腹感はないでしょう。
 通常、そこでたいてい朝食をとりますが、私のように朝食を取らないと、9時過ぎには血糖値が下がり、空腹感が出るのですが、それを我慢すると、再び肝臓のグリコーゲンがブドウ糖に変換され、空腹感が消えます。
 さらに、昼食も抜くと、グリコーゲンは底をつき、脂肪細胞から脂肪をブドウ糖やケトン体に変換して血液中に放出してくれるようになります。
 こうして、血糖値は下がりすぎることがなくなり、所々で少々の空腹感が出ますが、容易に我慢できるようになります。
 この状態が半年も続くと、体が慣れてきて、少しでも血糖値が下がれば、簡単にブドウ糖やケトン体が放出できるようになり、以降、空腹感から「おさらば」できるのです。
 1日3食食べている方は、脂肪をブドウ糖やケトン体に変換する機能がさび付いていて、容易には変換できず、空腹感に悩まされることになるのです。
 さらに1日3食しっかり食べる上に、おやつまで食べている人は、グリコーゲンをブドウ糖に変換する機能までさび付いて、絶えず何かを口にせねば、空腹感が出てしまうことになるのです。小生は、これを「エネルギー変換失調症」と呼んでいるのですが、大多数の日本人が、そのようになっていて、だれも、そのことに気づかずにいるのです。
 このように、空腹感は、胃が空っぽで起きるのではなく、血糖値が一定の値より下がることによって起きるのです。なお、口の卑しさは、食べることを生き甲斐としている方・・小生がそうです・・が、旨い物があれば胃の腑に放り込みたくなる感情が高ぶることによって生じます。この2つの違いをしっかり認識しておいてください。
 ダイエットしたい方は、数年掛けて、1日3食から、1日2食へ、そして、1日1食へと歩を進め、仕上げに1日断食を取り入れれば、必ずダイエットは成功します。
 これを1年でやろうとすると、必ず失敗します。まず、いきなり朝食を抜くと、昼食を食べ過ぎてしまい、ダイエット効果がでませんし、早々に1日1食にすると、夕食をどか食いして、胃腸を悪くします。特に、1日断食は危険なことが多いですから、お勧めできません。
 短期間のダイエットで体を壊す方が多いですが、ダイエットは気長に取り組むしか方法がありません。まずは、朝食を半分に。それに慣れたらご飯(パン)抜きといった具合に。
 ちなみに、小生は数年掛けて、12キロのダイエットに成功しました。一時、1日断食の繰り返しで、さらに2キロの減量をしましたが、体重が48キロでは、いかにも病弱に見えてしまい、これでは健康を売り物とする薬屋の亭主の風貌にふさわしくないと思い、50キロまで戻し、今日に至っています。もっとも、冬場は体をあまり動かさないので、1~2キロ体重が増えることがありますが。

 ああ、ねむた。あくびがまた出た。もう、風呂に入って寝ます。

(追記)11月15日18時40分
 朝は、体が重だるいなあ、と、感じました。そして、案の定、動悸がします。心臓に負担がかかっているのでしょうね。血圧を測定すると、正常ですが、脈拍が高くなっています。小生の脈拍は、通常、約60ですが、断食すると70台に跳ね上がります。血流を調べてみると、非常に優秀な数値になっています。これは、過去に断食したときと全く同様です。
 多分、これは、血液中の栄養が少なくなって、血液がサラサラになり、流れが良くなるものの、あまりにも栄養物が少なくて、心臓の筋肉に十分な栄養が供給されないからではないかと、思うのですが、よく分かりません。
 と言いますのは、空腹感が全く生じませんから、血液中にブドウ糖がけっこうな量存在すると考えられるからです。血糖値の検査をしてもらえば、どれだけかはっきりするでしょうが・・・
 その動悸も、午前10時を回れば感じなくなりますから、これも不思議なことです。しかし、脈拍は70台のままですが。
 そろそろ午後7時。当店の閉店の時間です。店を閉めれば、晩飯だ!
 でも、腹5分程度で止めます。胃腸が完全な休息状態になっていますから、今晩は慣らし運転に止めねば、胃腸を壊すからです。
 なお、断食前日も、同様に腹5分とする必要があります。なぜだか、不勉強で分かりませんが、そうしないと体調を悪くするとのことです。
 1日断食と言えども、前後の日もミニ断食になりますから、けっこう大がかりな食事制限になります。
 7時を回った!さあ、閉店。満腹食いてえ!この口の卑しさと戦わねばなりません。

(追記2)11月17日10時20分
 15日の夕飯は、口の卑しさに耐え、腹5分で乗り切ることができました。
 その翌日は、天気予報では北陸は久しぶりの晴れ、風
も弱し! 絶好の釣り日より。
 店を女房に任せて、若狭湾へ釣りに出かけました。朝8時出発。小生のホームグランド「日向湖」へ直行。
 サヨリ狙いで、駄目なら豆アジ。午後4時に納竿。
 こんな簡単な釣りでも、けっこう体力を使います。断食明けの少食で、スタミナがどれだけ持つか少々心配でしたが、全く問題ありませんでした。ホッ!
 なお、当然のことながら、朝昼抜き。ただし、昼に缶ビール1本。これが楽しみで釣りに行っているくらいです。海を見ながら飲むビールほど旨い物はありません。
 ところで、釣果のほどは? 久しぶりに、まずまずの豊漁。
 サヨリは、17日にてんぷらに。豆アジは南蛮漬けに。
 はよ、食いてえ! 口の卑しさが、またまた高ぶってきました。

 

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