薬屋のおやじのボヤキ

公的健康情報にはあまりにも嘘が多くて、それがためにストレスを抱え、ボヤキながら真の健康情報をつかみ取り、発信しています。

トイレ掃除で心も洗われる(三宅薬品・生涯現役新聞N0.316)

2021年05月25日 | 当店毎月発刊の三宅薬品:生涯現役新聞

当店(三宅薬品)発行の生涯現役新聞N0.316:2021年5月25日発行

表題:トイレ掃除で心も洗われる

副題:トイレ掃除で成功した有名人目白押し。あなたもそうなる!

(表面)↓ 画面をクリック。読みにくければもう1回クリック。裏面も同様です。

(裏面)瓦版のボヤキ

    不良ジジババ蔓延防止のなか湯治に出かける

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やっぱり話題に上るコロナワクチン

2021年05月12日 | 風邪・インフルエンザ・コロナ

(別立てブログ「一日一楽日記」5月8日付で投稿した記事をこのブログに再掲するとともに、その後の話題を追記しました。)

やっぱり話題に上るコロナワクチン

 お客様は、高齢者、特に老婦人がほとんどの当店である。生き残っている個店の薬屋は、まあそうしたものだが。今月のセールは今日で終わりだが、ゴールデンウイークということもあって、いつものセールより来店客は少なめだ。
 お客様も暇、こっちも暇、ということもあって、ゆっくりおしゃべりしていかれる方が多い。高齢者はどなたもコロナワクチンの案内が届いているから、その話題が必ずといっていいほど出る。早速打ちたいという人、様子見しようという人、怖いから打ちたくないという人、様々である。なかには、どうしていいか分からず相談される方もいらっしゃる。
 小生はというと、“打たない。新型コロナも旧型コロナもインフルエンザも、みんな風邪に変わりはない。たとえそれらのウイルスを浴びたって、日頃養生しているから、くしゃみ1発でウイルスを跳ね飛ばしてしまえる。もし、喉がイガイガして風邪かなと思ったら、お茶でうがいしてゴックンと飲んでしまえば、喉のウイルスはあらかた死ぬし、胃に入ったウイルスは胃酸で殺せる。”と、お客様に説明。
 そして、お客様に“めったに風邪を引かないんだったら、新型コロナも発症力は旧型コロナと同じだから全然怖くないですよ。”とお話しする。これで、安心される方もあれば、まだまだ不安な方もいらっしゃる。
 そこで、“ウイルスもどんどん変異しているから、風邪が流行る真冬には今のワクチンが効かなくなっているかもしれんので、もうちょっと待ったら? 今は一番気候がいいから、風邪ひくなんてことないし。様子見したほうがいいんじゃないの。それに、日本人の年寄りに副作用がどの程度出るか、全く分かってないんだから。”とお話ししたり。
 “自分はワクチンは打たない”というお客様は少ないが、そうした方はインフルエンザに罹ったことないし、インフルのワクチンも打ったことがないという方だ。 “そうそう、それでいいんですよ。風邪引かんように気を付けていればいいだけのこと。”と相槌を打つ。
 ところが、若い方(めったにないお客様)だが、“いずれやワクチン証明書を携行していないと、どこもかも入場を断られる、ということになりはしないか。ワクチンは打ちたくないが、それが問題。”とおっしゃる。“さもありなん。困った世の中になりそうですなあ。”と、そんなことはあり得ないと思いつつ話を合わせた。しかし、考えてみるに、これは直ぐにでも海外旅行はそうなるだろうし、やがて大混雑する大規模レジャー施設やビッグイベントは、これを入場の条件にしやしまいか。
 マスクといい消毒スプレーといいワクチンといい、何とも余計なものがあれこれわんさと出回るもんだ。まあ資本主義経済というものは、いかにして無駄なことに需要を生み出すかで発展を遂げてきたのだし、今般のコロナ騒動も倒産の危機にある一部業界もあれば、笑いが止まらない業界も数多くあって、総需要は高まっているかもしれぬ。
 町医者も、ウイルス干渉によってインフルエンザが影を潜めて儲けそこなった分をコロナワクチン接種で元が取れそうだし、めでたしめでたし、といったところか。
(ここまで再掲。以下、関連して追記)

 ところで、町医者も様々。その後、最近ご来店のお客様の弁によると、次にようであった。
<働き盛りの、ある町医者の場合>
 定期的に通っている医院に大きく張り紙がしてあったとのこと。新型コロナワクチン接種予約受付中と。積極的に接種を呼び掛けておられるそうで、勧められるまま予約してきたそうな。
<年老いた別の町医者の場合>
 ここもワクチン接種をするそうで、自分もそうしようかと先生に聞いてみたら、次のように言われたという。“打ってほしかったら打ってやってもいいが、2回目は副作用で高熱が出ることがけっこう多いワクチンだ。高熱が出て何とかしてくれぇと泣きついてきても、わしゃ知らんでぇ。あんた歳だから見合わせたほうがええんじゃねえの。”とのことで、ワクチンは当面打たないことにしたそうな。
 お医者様もいろいろ。医院建設の借金がまだまだあって、必死に稼がねばならない先生もいらっしゃれば、借金の返済がとっくに終わっていて、あと何年か働けるだけ働くかという先生もいらっしゃる。これも、資本主義経済が、かような行動を取らせるのであろう。面白いものである。

参考情報(2021.5.18)
 年寄りはさておき、若い人や働き盛りの方(特に女性)は新型コロナワクチン接種は控えたほうが良さそうです。読者の方から、下記サイトの紹介を受けました。
 In Deep 人類の未来
 

関連記事
 2021.3.13 新型コロナウイルス・ワクチンを打つべきか打たざるべきか

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5.7 夫婦揃って5年前に高齢者になり、早いもので今では2人とも古希世代に

2021年05月08日 | 薬屋のおやじの一日一楽日記

(別立てブログ「一日一楽日記5月7日付で投稿した記事に同4月5日付の記事「店の休みが3日続くってえのは実にいいもんだの一部を挿入し、このブログに再掲することとしました。)

5.7 夫婦揃って5年前に高齢者になり、早いもので今では2人とも古希世代に

 ちょうど5年前の今日(5月7日)、女房が小生から遅れること3年弱で高齢者の仲間入りをし、それを機に当店定休日をその5月から完全週休2日とした。これでもって、女房は日常の雑用を余裕をもってこなせるようになった。もう若くはないから、いっぱいいっぱいの生活では体がきっと破綻するからと、そうしたところである。
 そのとき、いずれかには週休3日にせねばならないと思った。土・日・月の3連休だ。同業者でそうしている店が現にある。うちも早ければ5年後に夫婦揃って古希世代に突入したとき、遅くとも2人とも後期高齢者になったとき。究極の営業形態は週休6日、つまり1週間に1日営業である。これも同業者に過去にあった。
 さて、完全週休2日にしてから5年経ったのだが、有り難いことに夫婦2人とも毎日余裕をもって暮らさせていただいている。よって、当分の間、店は週休2日を維持できる。
 あと5年経ったらどうなるだろう。まだまだ体力に十分余裕があって、引き続き週休2日を続けるのだろうか。いやいや5年前に立てた既定路線でもって、迷わず週休3日にせねばいかんだろう。それが、生涯現役を続ける最善の方法となろうから。
 もっとも、これは、女房が抱えている爆弾(慢性心不全)がおとなしくしてくれていることが大前提としてあるのであり、下手をすると今年中にも週休3日ということも有り得る。
 歳を食ったら誕生日を祝いたいとは思わないが、一つの大きな節目である古希を今日、女房が迎え、やはり今日はおめでたい日、ということになろうか。知っていても、女房には“誕生日おめでとう”とは言わなかったが。もっとも、これは毎年のこと。

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年齢階級別の新型コロナ死亡者数と2019年インフルエンザ死亡者数の対比

2021年05月06日 | 風邪・インフルエンザ・コロナ

年齢階級別の新型コロナ死亡者数と2019年インフルエンザ死亡者数の対比

 日本では新型コロナ死亡者数の累計が4月28日に1万人を突破し、例年のインフルエンザに原因する「超過死亡概念」で捉えた数値並みとなりました。
 厚労省の死亡統計は直接死因で捉えており、2019年のインフルエンザによる死亡は3575人ですが、インフルエンザに罹患したことによって持病が悪化し、それでもって命を失った方を加える(これを「超過死亡概念」という)と、大雑把に約1万人がインフルエンザで死亡したものと考えられています。
 今般の新型コロナに関しては、WHOの方針の下、厚労省も超過死亡概念で捉えた死亡者を新型コロナ死亡者(※追記)としています。よって、過去のインフルエンザ死亡者数と対比することはできないのですが、年齢階層別にどの程度の類似性があるかをみてみることにしました。
 ベースになるのは、厚労省発表の2019年インフルエンザ死亡者数の年齢階級別・性別分析(備考2)です。なお、これは5歳ピッチで示されていますが、比較のため10歳ピッチ(80歳以上は総まとめ)で集計しました。
(備考:従前、新型コロナは80歳代、90歳以上の区分がありましたが、最近は、これを80歳以上に統合されてしまい、統計データ処理としては残念なことです。)
 新型コロナ年齢階級別・性別死亡者数(備考1)は、5月6日時点で最新のもの(4月28日現在の厚労省発表のもの)をそのまま掲げました。

死亡者数   2019年インフルエンザ  新型コロナ(2021.4.28累計)
年齢階級      男   女   計      男   女   計*
10歳未満    29    20    49       0      0    0   
10歳代     13   3   16       0      0    0   
20歳代      6    3     9       3      0    3
30歳代      9    4   13      12     6   19
40歳代    26   24   50      57   19   76
50歳代    56   22     78      177   32    212
60歳代     171   64   235      547   135    689
70歳代     363   181   544      1559   633   2213
80歳以上  1230  1351   2581      3056  2960  6083
 合計    1903  1672   3575      5425  3796  9353
* 男女計が合わない、年齢階級合計が総合計と合わないのは、性別、年齢秘匿者があるため

 年齢階級、男女によって死者数に大きな違いがありますので、60歳代の男女をそれぞれ100とした指数で、上表を書き改めると次のようになります。

死亡者指数  2019年インフルエンザ  新型コロナ(2021.4.28累計)
年齢階級      男     女          男    女   
10歳未満   17    31         0     0   
10歳代     8     5         0     0   
20歳代     4     5         1     0
30歳代     5     6         2     4 
40歳代    15    38        10    14 
50歳代    33    34        33    24
60歳代   100   100       100   100
     
70歳代   212   283       285   469
80歳以上  719  2110       559  2193

 2つの表から言えることは、インフルもコロナもともに女は男に比べて2倍以上感染症に強く、死亡者は男女ともに80歳以上(2019年インフルエンザにあっては85歳以上)に集中し、この階級でグーンと多くなる、といったところです。
 もっとも、女の場合、男に比べて新型コロナのほうが若干低い年令(70歳代)から多くなる傾向がみられますが。
 また、若い人は新型コロナにめっぽう強く、特に子供は死なないのが特徴的です。

 皆様の参考になればと思い、若干の解析をしてみたところです。

2021.5.15追記(※)
 現在発表されているコロナ死亡者数は、超過死亡概念よりもっと幅広く「PCR検査で陽性となった方で亡くなった場合は全てをコロナ死亡者とする」とのことで、実際には10倍に膨らんでいるようです。次のYouTubeをご覧ください。 
 コロナの本当の死者数は1071人!? PCR検査陽性は感染ではない 厚生労働省の見解 陽性者 感染者 発症者の違い 重症者1083人 死亡1万人は正確か? - YouTube

(備考1)
 厚労省発表の「新型コロナ年齢階級別・性別死亡者数」は毎週1回発表されるのですが、それがどこにあるのかを探すのが大変。次回探すときに迷わないよう、以下にアクセス方法を書いておきます。
 厚労省サイト「新型コロナウイルス感染症について
」にアクセス
 → 一番下のほうの「更新情報」の一番下「2021年〇月〇日更新 新型コロナウイルス感染症に関する報道発表資料(発生状況、国内の患者発生、空港・海港検疫事例)を更新しました」をクリック
 → 最初のほうの「発生状況」の最初にある「新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和〇年〇月〇日版)」をクリック
 → 一番下まで行ってから少し戻る。参考資料の下から10番目ぐらいにある「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向:2021年〇月〇日18時時点」をクリック
 → 「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向(速報値)(陽性者数・死亡者数)」の図のすぐ下に「死亡者数(人)」の表あり。
 これでやっとたどり着けました。

(備考2)
 厚労省発表の「インフルエンザ死亡統計」ですが、メールで、その探し方の質問を受けましたので、以下、再掲しておきます。

死因分類には、「ICD10」と「死因簡単分類」があります。
後者を使い、ネット検索すると、インフルエンザ:10100 と出てきます。これをメモっておきます。
次に厚労省のデータベースへのアクセスです。
データセット一覧 人口動態調査
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450011&tstat=000001028897&cycle=7&year=20190&month=0&tclass1=000001053058&tclass2=000001053061&tclass3=000001053065&result_back=1&tclass4val=0

スクロールしていくと、ずっと下のほうにあります、
下巻2 死亡数,死因(死因簡単分類)・性・年齢(5歳階級)別

これをクリックすると、
人口動態調査 / 人口動態統計 確定数 死亡
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450011&tstat=000001028897&cycle=7&year=20190&month=0&tclass1=000001053058&tclass2=000001053061&tclass3=000001053065&stat_infid=000031982792&result_back=1&tclass4val=0

このページの左上の方にある「表示ダウンロード」のなかの「CSV」をクリックし、一番上のファイルをクリック。
すると、エクセルのファイルが開きます。
死因簡単分類のインフルエンザは10100ですから、だいぶ下のほうですが、「総数 3575」が見つかります。併せて年令別、男女別のデータを見ることができます。
以上、小生の検索の仕方です。

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根拠なき緊急事態宣言はもはや人災でしかない

2021年05月06日 | 風邪・インフルエンザ・コロナ

根拠なき緊急事態宣言はもはや人災でしかない

 政府は明日(5月7日)緊急事態宣言を延長するとのことですが、これはとんでもないことです。こと日本においては、もう、いい加減に規制緩和すべき性質の軽い感染症:新型コロナなんですからね。

 このことについては、東洋経済オンラインで4月30日に、この表題でもって、日本総合研究所 調査部長・チーフエコノミスト 枩村 秀樹 氏が次のとおり記事を書かれておられます。
 根拠なき緊急事態宣言はもはや人災でしかない | 新型コロナ、長期戦の混沌 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準 (toyokeizai.net)

 6ページにわたって詳細に論ぜられていますが、さほど長文ではなく、分かりやすくまとめられていますから、ぜひご覧になってください。

 最大のポイントは最終ページ。一部抜粋します。
 遅きに失した感はあるものの、早急にコロナ対策を見直すべきである。…死亡率が高い欧米型の「活動制限で感染を抑制する」というスタンスを脱し、日本独自の対策に軌道修正することが求められる。…コロナとの共存を目指す…。

 …ハイリスク者以外には、基本的に自由に生活させるべきだ。活動制限が必要と判断される場合は、エビデンスを提示して、本当に必要なエリアで最小限にとどめるべきである。

 参考までに、このブログで先に小生が投稿した「新型コロナ 世界主要国の感染者数、感染率、死亡率(2021.4.29)」のうち、一部の国について下記に示しましたから、これを頭において上記記事をお読みになってください。

新型コロナ 世界主要国の感染者数、感染率、死亡率
日本経済新聞 新型コロナウイルス感染 世界マップ 2021.4.29より解析)

        人口    感染者数  死亡者数  感染率  死亡率
      (百万人)   (万人)  (千人) (人口比%)(人口比%)

アメリカ   329   3222   574    9.8  0.17
イギリス    68    442   127    6.5  0.19
ドイツ     84    335    82    4.0  0.10
フランス    65    562   104    8.6  0.16    
イタリア    61    399   120    6.5  0.20 
韓国      51     12     2    0.2  0.004
日本     127     58    10    0.5  0.008

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“おかしな物が目の前に見えるようになる”飛蚊症、光視症そして加齢黄斑変性

2021年05月05日 | 健康情報一般

“おかしな物が目の前に見えるようになる”飛蚊症、光視症そして加齢黄斑変性

 自分の疾患を紹介することになってしまい、小恥ずかしところですが、誰しも加齢により“おかしな物が目の前に見えるようになる”という眼のトラブルが多くなるようです。小生が味わった眼のトラブルが、表題にした「飛蚊症」、「光視症」そして「加齢黄斑変性」の3つで、これが代表的なもののようです。

 今72歳の小生ですが、10年くらい前から4年くらい前までずっと「飛蚊症」で悩まされていました。もっとも、数年経過したら、“ものは慣れ”でして、真っ白な紙に向かってチラシ原稿を書くとき以外はほとんど気にならなくなりました。
 「飛蚊症」とは、“視界に黒い蚊や糸くず、ごみのような物体が浮遊して見える”状態。眼球内の硝子体が何らかの原因で濁り、その濁りがゴミのような形の浮遊物として視界に現れて自覚するようになる、というものです。これは、加齢に伴う生理的な自然現象としてみられるケースがほとんどで、たいていの場合、放置しておいてよいとのことです。
 これが4年くらい前、あるとき全く“蚊が飛んでいない”ことに気がつき、少々ビックリしました。これは、眼球内の硝子体の濁りがいつしか消滅していた、ということになり、
“俺の目は若返った!”と大いに喜んだところです。
 何が原因で“若返った”のか。思い当たるのは、ちょうどそのとき西式健康法「平床寝台&硬枕利用」に取り組み、「硬枕」でもって頸椎(首骨)の
矯正を図りました。頸椎が正常化すれば、首から上の血液やリンパの流れが良くなり、新陳代謝も促進されるということですので、ひょっとしてこれによって眼球内の硝子体の濁りも消えたのかもしれません。
 飛蚊症でお悩みの方は「硬枕」を試されるのもよいかと思いますが、これは少々ハードですので、これに勝るとも劣らない「タオル枕」のほうをお勧めします。
(参考記事)
首・腰タオル枕健康法(三宅薬品・生涯現役新聞N0.272)

 次に経験したのが、ここ1年ぐらいの間に2、3度味わった「光視症」です。
 「光視症」とは、眼に直接光が当たっていない状態でありながら、“キラキラ・チカチカとした光が視野の一部に現れる”症状を指します。発症する原因は、主に加齢により網膜と硝子体に強い癒着が生ずると、目を動かすたびに硝子体が揺れて網膜が引っ張られ、その刺激により実際にはない光を感ずるとのこと。癒着が長く残り、光視症が数週間から数年間持続することもあるようです。
 なお、失明リスクをはらむ網膜剥離や網膜裂孔の初期症状として発症することもあるようですが、小生の場合、数分もしたら症状が消えましたから、一過性のものであっのでしょう。加えて、頻発するものではなかったですから、問題なしと捉えています。
 「光視症」が発生したときは、朝からずっとパソコンに向かい合っていたときで、目が随分と疲れた、昼下がりのことだったと記憶しています。

 さて、先日、突如として現れたのが「加齢黄斑変性」です。
 「加齢黄斑変性」は、“ものが歪んで見える”、“視野の中心部分が暗くなる(中心暗点)”といった症状を呈します。小生の場合は、中心暗点の出現でした。
 「加齢黄斑変性」には、滲出型と萎縮型の2タイプあり、日本人の場合はたいてい前者とのことです。
 その原因は、新生血管が網膜と色素上皮の間に広がっていくことで生じるとのこと。色素上皮は網膜細胞の老廃物を取り除く働きを持っていますが、加齢に伴い、この働きが低下していき、本来取り除かれるべき老廃物が残ったままとなる傾向が出てきます。この老廃物を取り除くために、脈絡膜という所から新しい血管が伸びていき、この新生血管が網膜と色素上皮の間に入り込み、その新生血管は脆弱であるがゆえ出血、滲出物の貯留が起きたりするようです。そのときに滲出型加齢黄斑変性の症状が起こるとのことです。
 日本人によく見られる滲出型は、50代以上の80人に1人に生じ、男性の発症割合が高く、また、たばこを吸う人は4倍も加齢黄斑変性の発症リスクが高まるとのことです。男でヘビースモーカーである小生、ダブルで利いてきますから、発症確率は10%にもなろうか、です。
 「加齢黄斑変性」は、放置しておくと失明の危険性もあるとのことですが、まだ単発的に1回症状が出ただけですから、何も気にすることはない、と捉えています。そして、これには幾つかの治療法があるようで、それを施せばまず失明の恐れはないでしょう。
 
 こうして加齢とともに人間、身体の部品は、必ずあちこちでガタがくるものです。小生の場合、ここ2、3年は特段何も生じなかったですが、眼だけが、一過性であるも少々異変を生じだしたところです。
 幸い「飛蚊症」は消え去ったものの、「光視症」がやってくるようになったですし、そして、
突如として先日現れた「中心暗点」には、いささかびっくりさせられました。そのとき、軽い「光視症」も随伴。あわてて、気休めにしかならないですが、目薬を差してしばらくじっと目をつぶっていたところです。なお、これは左目だけに生じ、そのとき目が腫れぼったくなりましたから、新生血管の出血があったのでしょう。でも、その腫れも中心暗点も3分もしたら治まってしまいました。ホッと一安心。

 通常、身体の器官は使えば使うほど丈夫になるのですが、どうやら眼だけは違うようす。ヒトは五感のうち圧倒的に視力に頼って生きている動物です。目が覚めているときは必ず何かを見ており、もうこれ以上使いようがないほど四六時中使っています。
 そうしたところで、自然の状態では経験したことがない人工的な光刺激を間近で長時間浴びるとなると、能力オーバーとなるのでしょう。小生に「加齢黄斑変性」の「中心暗点」が出現したときは、ブログ記事を数時間、一心不乱に書き進めているときでしたから、眼に相当のダメージを受けていたことでしょう。「光視症」のときもそう。
 これからは、歳を考えて、あまり根を詰めてパソコンに長時間向かい合わないことだ、と反省したところです。休み休みボツボツ、何事も。

(参考文献)
 日本白内障研究会 飛蚊症 光視症 加齢黄斑変性
 西井院長の院長ブログ 加齢で起こる6つの眼の症状 
 新宿東口眼科医院 飛蚊症 光視症 加齢黄斑変性
 小西眼科医院

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