薬屋のおやじのボヤキ

公的健康情報にはあまりにも嘘が多くて、それがためにストレスを抱え、ボヤキながら真の健康情報をつかみ取り、発信しています。

「おふくろの味」の復権を(三宅薬品・生涯現役新聞N0.275)

2017年12月25日 | 当店毎月発刊の三宅薬品:生涯現役新聞

当店(三宅薬品)発行の生涯現役新聞N0.275:2017年12月25日発行
表題:「おふくろの味」の復権を

副題:日本の食文化を取り戻し生活習慣病からサヨナラしましょう

…江戸時代、地方の庶民は玄米雑穀、味噌汁、野菜の煮物、漬物、たまに小魚といった粗末な食事でしたが、皆、元気いっぱい、強力(ごうりき)ぞろいでした。戦前の日本人もけっこう力持ちでしたが、その比ではありません。今の日本人となると、あまりにもひ弱で情けなくなります。
 例えば米俵。江戸時代には百姓女も16貫目(60kg)もある米俵を軽々と運んだそうです。それが今は30kgの米袋になったのですが、大の男がヒーヒー言って運んでいます。スーパーの米売り場では主婦がやっと持てる10kgの米袋が最大で、5kg袋が登場して久しいです。
 日頃の運動不足で筋肉が衰えたことも一因していますが、やはり食生活が大きな原因でしょう。…
 (部分的に抜粋しました。その前後は下の画像をクリックしてお読みください。)

(表面)↓ 画面をクリック。読みにくければもう1回クリック。裏面も同様です。 

 

(裏面)瓦版のボヤキ
    天候不順に悩まされる野菜栽培

コメント (2)

ブログのアクセス者数が急に大幅ダウン、その原因は?

2017年12月16日 | よもやま話

ブログのアクセス者数が急に大幅ダウン、その原因は?

 このブログは「真の健康情報」の発信に努めています。そして、ブログの趣旨は表題の下に説明書きしています「公的健康情報には嘘が多くて、それがためにストレスを抱え、ボヤキながら真の健康情報をつかみ取り、発信しています。」です。
 お陰で、毎日、数多くの方
々からアクセスいただき閲覧していただいています。
 ちょうど1年前にはトータル訪問者数が200万人に到達し、その頃は1日のアクセス者数は平均1700人程度で横ばいとなっていました。
 その後は、地味な内容の投稿記事がほとんどであったがために、アクセス者数は漸減し、ここ2、3か月は1日平均1200人ほどに減りました。でも、ごく最近まで1000人を割ることはなく、ずっとそうした状態で推移したのですが、ある日から急減。
 たしか12月6日だったと記憶しているのですが、初めて4桁の大台を割り込み、さらにその翌日からは6~700人台になってしまいました。一気に4割もの大幅ダウンです。アクセスランキングも200位前後から、500位台に急落してしまいました。
 最初は“カウンターが故障してんじゃねえの?”と思いましたが、何日もこうした状態が続き、元に戻らないものですから、なんだかどこかで策略が展開されてはいまいかと疑いたくもなってきました。
 アクセスが急減して1週間ほど経った頃、たまたま覗いてみた次のブログを読んで、当局の
策略がとうとう小生のブログにも仕掛けられたのかな、と感じました。

 自ら「キチガイ医」と自称しておられる内海聡氏の「うつみん(内海聡)のブログ」
 12月8日付け「FBの動きとフォロワー数減少について
(以下部分引用)
 …特に医療系の記事を発信している人はフォロワーが減っているのですが、…実はこれは世界戦略であり、グーグルの検索戦略につながっています。その裏にはあるシナリオが見えてきます。この現象の中で唯一といってもいいくらい激増を繰り返しているのが、やはり安倍晋三と安倍昭恵。…増えているヘビーユーザーはみな要注意人物か、体制真っ只中の人だと考えたほうがいいでしょう。…グーグルが偽医療サイト撲滅をうたい、そのような検索順位を大幅に変更したこと(代替療法=噓という流れで、科学的根拠があるものしか検索できなくした)、そしてこのアカウント減少とアベシだけはぐんぐん上昇している現象、これをどう考えるかです。…(引用ここまで)

(参考) 内海聡氏は精神医療のベテラン医師。反精神薬・薬害ネットワークという向精神薬に反対するネットワークも立ち上げ、精神薬の断薬を目指すためのクリニックを開業。医療だけでなく政治や社会の問題点に鋭く切り込んでおられ、そのあまりの過激さゆえに、たびたびFBアカウント停止などの妨害行為を受けておられます。

 さて、上のブログ記事を読んでも、にわかには小生のブログまでもが妨害行為を受けたとは信じられず、他に原因はないかと、いろいろチェックしてみたのですが、このgooブログはその頃にシステムなどに何らかの取り扱い変更があったわけでもないようですし、自分のブログの設定変更も一切しておらず、また、目立つような記事も書いていません。
 そうなると、やはり考えられるのは、このブログへのアクセスはグーグル検索からが圧倒的に多いですから、内海氏がおっしゃるように、グーグルの検索エンジン
の掛け方に変更があった可能性が高まります。
 そこで思い出したのが1年前のディー・エヌ・エー(DeNA)メディア事件です。グーグルなどの検索エンジンの掛け方を悪用して、粗悪な記事を絶えず上位に表示させてアクセス者数を増やすという悪巧み。これが大きな社会問題になりましたから、当然にグーグルなども検索エンジンの掛け方に工夫をこらしたことでしょうし、また、頻繁にその調整もしているようです。
 となれば、当局の指示あるいは自らの判断でもって“反社会的”と烙印を押されるような「真の情報」へのアクセスを妨害することもどれだけかは可能でしょう。たとえば検索キーワードの性質によって、それに引っ掛かったページは順位を落とすという調整です。
 小生のこのブログの場合、いつもアクセスが多い主要な数本の「真の情報」が軒並みアクセス減となっているようですから、冒頭で掲げました「公的健康情報には嘘が多く…真の健康情報…」というブログ趣旨の中の2つのキーワードでもって、ブログ全体の記事が順位を落とされてしまった、と勘ぐることもできます。
 以上、根拠の乏しい推測にすぎませんが、日変動がほとんどないアクセス者数が、12月6日を境にして突然4割もの大幅ダウンとなり、10日ほど経過した今日まで低値で安定しているということは、どうやら何かが操作されていると思わざるを得ないのですが、いかがなものでしょうか。
 

コメント (2)

酸っぱいもの、苦いものを食べない食生活は健康を害します

2017年12月14日 | 漢方栄養学

酸っぱいもの、苦いものを食べない食生活は健康を害します

 中医学(漢方)は何もかも5分類する“五行論”の世界です。よって、漢方に登場する味は、「酸味、苦味、甘味、辛味、塩味(正しくは鹹(かん)」の5つの味だけです。
 読んで字の如しの味ですが、その定義は通常の感覚とは若干違いがあります。「甘味」は、砂糖などの甘さのほか、よく噛んで甘さが生ずる御飯や旨味を持つ肉も一般的に「甘味食」品になります。また、「鹹味」は、塩気のほか“にがり”で代表される“えぐみ”も含まれます。
 この五味をバランスよく摂取すると体にいいということになりますが、季節によって強弱を付けるのがミソとなり、強調すべきものは「春は酸味、夏は苦味、土用(四季の変わり目)は甘味、秋は辛味、冬は塩味」です。
 また、五味はそれぞれの臓器を潤すこととなり、臓器も季節との関わり(臓器が特に働く時期がある)があり、それを含めて表示すると次のようになります。

 春=肝=酸味、夏=心=苦味、土用=脾=甘味、秋=肺=辛味、冬=腎=塩味

 ここに掲げた五臓は、読んで字の如しの部分もありますが、脾と腎はだいぶ違いがありますので、それを説明しておきましょう。
 脾は、脾臓を指すのではなく、消化吸収の要という意味になり、臓器としては胃と膵臓と考えていいです。土用は農作業が忙しく、力仕事をせねばならないから御飯をたくさん食べ、胃と膵臓に十分働いてもらう、ということになります。
 腎は、腎臓だけではなく、周辺臓器の生殖器も含み、腎精と言って、命の源という意味になります。

 さて、現在の食生活を五味の観点から見てみると、大きな偏りが生じています。
 とにかく「甘味」が断然に多いことです。ご飯に麺やパンといった穀類、芋類、肉や魚、これら全部が「甘味」食品です。加えて、砂糖が入った菓子や食後に食べる甘いデザート。さらには、果物さえ酸っぱさがなくなって、甘さが強いものに品種改良されてしまっています。
 ひどい場合、毎日、こうした「甘味」食品しか食べないという方もみえます。
 次に、“塩分は摂りすぎです。減塩しなさい。”と、やかましく言われ、「塩味」が抑えられすぎる傾向にあります。例えば、家庭料理においては味噌汁を全く作らなかったり、梅干や漬物を食卓に置かなかったりしています。これでは“命の源”が脆弱となり、元気が出なくなります。(ただし、加工食品や外食産業は、保存性の向上と素材の悪さを隠すために「塩味」をきつくしていることがけっこうあり、こうしたものに偏食すると塩分の過剰摂取となる傾向にありますが。)
 3つ目の「辛味」については、子供は抑えすぎの感がします。「辛味」は覚醒作用があり、活動的にしてくれますから、子供が元気よく動き回るには必須のものです。でも、大人となると両極端となり、激辛を好む人が出てきますが、これは味覚感覚がマヒしてしまっているからでしょう。これでは興奮しすぎとなってしまいますし、肝臓にさわります。もっとも、古来より子供の頃から激辛に馴染んでいる民族であば生体反応がそれに適合しており、さほど問題にはならないでしょうが。

 残りの2つ、「酸味」と「苦味」は近年どんどん味わうことが減ってきています。
 幼い子供は必然的にこれを嫌います。というのは、基本的に、「酸味」は“腐ったもの”の味であり、「苦味」は“毒のあるもの”の味ですから、動物は皆そうですが、この2味は直感的に避けるのです。幼い子供にも、この直観力は備わっています。
 ヒトは、文明化社会になってから、それが進めば進むほどに本来のヒトの食性からどんどん離れた食事をするようになり、五行論(五味もその一つ)が完成した2千年前の中国においてさえ、すでにそうした食事になっていました。
 こうした食生活においては、ヒトの消化器官では食べ物を完全消化することは難しく、まずは「酸味」が求められることになります。つまり“発酵食品”です。ヒトが食べても安全であるばかりでなく、腸内細菌の働きによって消化吸収の助けをしてくれる、発酵によって酸っぱさが生じたもの、これが重要なものとなったのです。
 また、酢の物を食すようになったのですが、これはミネラル不足を解消する効果があることから取り入れられたもので、食品中の不溶性のミネラルを酸が溶かし出し、吸収しやすくすることによります。ミネラルの存在を知り得たのは、まだ最近のことですが、その昔、酢の物にすれば、味わい深くなっておいしくなる(ミネラルの味をそう感じた)とともに元気になること(ミネラルの充足)を体が知ったからでしょう。

 最後の5つ目の味、「苦味」は、毒であるとともに薬になります。ヒト本来の食性から離れた食事と、文明化によりヒト本来の原始的な生活を取り得なくなったことによって、ヒトは皆、体のあちこちで不具合が生じてきたのです。2千年前の中国においてさえ、すでにそうなってしまっていたのです。
 臓器のどこかに無理が掛かって、頻繁に特定の臓器に機能亢進(高ぶり)を起こしたり、体のあちこちで炎症を起こしたりすることが、子供には少ないものの大人になれば必然的に多くなります。年を食えば、特に炎症が高じてきます。
 ここで、薬が必要となり、機能亢進を抑え、炎症を鎮める「苦味」が求められるようになったのです。「苦味」があれば、こうした不具合に薬として効くのです。そして、「苦味」は弱った胃には逆に健胃薬として働いてくれます。
 ときに子供も体調不良をきたすことがあり、昔は、そうしたときには子供にも「苦味」を味わせ、それでもって体調を改善させ、「苦味」に慣らさせてきました。また、幼少から、体にいいからと、フキノトウなり魚のはらわたを少しは食わせて、将来的に必要となる「苦味」に慣らさせていったのです。

 以上の五味は、科学的根拠なしで長年の経験でもって培われてきた食の基本であるのですが、自然科学が急発展した今日、次々と理にかなったものとして認知されてきています。その一部はここまでの説明で併記したとおりです。

  “肝心な”味、「酸味」と「苦味」の不足は、「酸味=肝」「苦味=心」ですから、肝臓と心臓の働きに大きな支障を及ぼすことにもなります。
 まず「酸味」ですが、漬物、特に梅干には酸っぱさの成分としてクエン酸が多く含まれていますし、酸っぱく感じる果物はほとんどがクエン酸によるものです。また、お酢の主成分は酢酸ですが、体内でクエン酸に変換されます。
 肝臓はエネルギー消費が最も多い臓器で、つまり、エネルギー産生を盛んに行っており、それに不可欠なものがクエン酸です。よって、酸っぱいものを摂ると肝臓の働きが円滑になり、疲労感も取れてくるのです。
 これでもって「酸味は肝臓を潤す」という理にかなった説明ができましょう。
 次に「苦味」ですが、「苦味が心臓を潤す」という直接的な科学的根拠は残念ながら乏しいのですが、前述した「機能亢進を抑え、炎症を鎮める」作用があることは確かで、夏は日が長く、その昔は活発に動き回りましたから、オーバーワークになりがちで心臓に大きな負担がかかったことでしょうから、そうした作用が求められたがゆえに「苦味=心」とされたものと思料されます。

 いまや飽食時代。加えて高度文明社会になって科学技術の大発展により、あまりにも体を動かさなくなってしまいました。
 これからは、一部の例外を除いてほとんどが「甘味」食品である三大栄養素(炭水化物、脂肪、タンパク質)の摂取を大幅に減じ、“肝心な”味、「酸味」と「苦味」をうんと摂らないことには、栄養(五味)バランスが崩れ、生体恒常性の維持も難しくなってきます。
 市場に出回る食品、野菜や果物でさえそうですが、「酸味」と「苦味」を減じたものになってきていますし、なによりも子供の食のしつけができておらず、子供が好むものしかあたえないという風潮になっていますから、その子供たちが大きくなっても、その偏食傾向から、味わったことのない「酸味」や「苦味」はまず口にしなくなります。
 こうして、これからますますこれが顕著となっていき、栄養(五味)バランスが完全に崩れ、将来のヒトは、ますます虚弱、病弱な体となり、元気さを失っていくことでしょう。
 その表れとして、一昔前までは子宝を授かるには「腎=塩味」の充実で済んでいたものが、いまや、その前に“肝心な”味、「酸味」と「苦味」を充実させないことには子宝は授からないと言われるようになりました。
 ここで、ご注意。「酸味はヨーグルト」とばかり、ヨーグルトを毎日食すと大変なことになります。古来からの食文化の大きな違いにより、日本人には全く合わないのが牛乳であり乳製品なのですから。
 参照過去記事:ヨーグルトは体にいいのか悪いのか、その答えは明らかです

 では、どんな食事をすればいいでしょうか。それは、日本人なら日本の古来からの食事であり、一言で言えば“おふくろの味”です。分かりやすく語呂合わせすると、“おかあさんだいすき”という料理になります。
 「おふくろの味」の語呂合わせ料理
  お   おから料理
  か   かぼちゃの煮付け
  あ   和え物
  さん  サンマの塩焼き
  だ   大根の煮物
  い   芋の煮っころがし
  す   酢の物
  き   きんぴら

 詳しくは、次の過去記事をご覧ください。
 
復権!「おふくろの味」 語呂合わせ“おかあさんだいすき” 孫の嫁入り支度に

 この料理を作るに当たっては、食材として「酸味」と「苦味」を意識されるといいでしょう。次の語呂合わせも参考になります。
 オサカナスキヤネ(お魚好きやね)
 オ  お茶
 サ  魚
 カ  海藻
 ナ  納豆
 ス  酢
 キ  きのこ
 ヤ  野菜
 ネ  ねぎ・たまねぎ

 参考までに、「老けすぎ 顔 あれていた」という食事ではいけません。このブログでも紹介しましたが、それはどんな食事か? 発案者の原典ブログをご覧になってください。
 食育講師の高田恭代のブログ

 

コメント