薬屋のおやじのボヤキ

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お医者さんにおいしい高血圧患者

2016年02月29日 | 高血圧

お医者さんにおいしい高血圧患者
(本稿は過去記事:その1、その2、その3の3本をまとめて1本に編集したものです。)

●お医者さんにおいしい高血圧患者(その1)
<基準値オーバーで降圧剤を即投薬できる日本>

 お医者さん方が国民の健康を考えて厚生労働省を動かし、高血圧の基準値を平成12年に、160/95mmHgから140/90mmHgに引き下げられました。
 これにより、高血圧患者が2千万人から一気に5千万人に。
 加えて平成16年には、老人以外は130/85mmHgと再度引き下げられ、新たに何百万人もの患者が増えました。
 大人の2人に1人は、高血圧患者のレッテルを貼られたのです。

(2014.5.8挿入)基準値を緩める動き:日本人間ドック学会4月4日発表
 人間ドック受診者150万人という膨大な標本から算出した“新基準値”の元になるものとして「(上)147mmHg」という数値が打ち出されましたが、しかし、これは標本を操作し捏造したものと言わざるを得ません。詳細は「 日本人間ドック学会の“新基準値”の評価 」をご覧ください。(挿入ここまで)

 高血圧のレッテルを貼られた者に対しては、お医者さんが降圧剤をすすめます。そして、日本人の場合は、たいてい素直に従い、薬を死ぬまで飲み続けます。
 こうして医療費が急増しました。(未確認情報ですが、世界の降圧剤出荷高の5割を日本人が消費しているとのことです。)これって、どこか おかしくないですか。

 岡本裕さんというお医者さんがいらっしゃいます。先生は、長く脳外科専門医をなさっておられた経験から、血圧が常時200mmHgを超えるほどでなければ、血圧と脳出血の相関はないという印象をお持ちです。
 そして、先生は、その後専門医を引退し、開業医となられましたが、こうした医療に矛盾を感じて、今は医療相談のみに専念しておられます。
 その先生は、次のようにおっしゃっておられます。
高血圧患者はおいしい患者で、来院の度に血圧検査し、適当に降圧剤を処方して、毎日飲ませれば基準値をクリアし、患者も安心する。降圧剤で高血圧が治るわけがなく、飲み続けねばならない。こうして、高血圧患者は上得意客となり、これによって医療機関の経営は安定する。…

 小生もこれを知っていましたから、降圧剤を飲み続けている92歳のおふくろに、「毎日百姓をやって体を動かしているんだから、高血圧は心配せんでええ。薬を飲むのを止めえ。」と強く言っても、「お医者様の言うことは聞かなあかん。」と、息子の言うことなど一切取り入ってくれません。
 やっぱ、お医者様は偉いんだねえ・・・。小生のごとき単なる医薬品登録販売者の資格では何ともならんですわ。

(2014.5.2追記)
 別記事で随分前ですがコメントをいただき、その関連で少々補足します。
 高血圧の基準値は、WHOなどで定められた世界的な基準値を日本も導入したのですが、その取り扱い方が、欧米と日本では丸で違います。
 欧米では、基準値は生活習慣の改善指導の切っ掛けにするだけで、決して投薬することはありません。明らかな血管性疾患がある場合に必要な限度において投薬するだけです。
 それが、日本では医師会あげて“基準値オーバー、即投薬”で保険点数を稼ごうとするのです。こんな国は日本しかありません。米国であったら、このようなことをする医院は、保険診療の資格が剥奪されてしまいます。

 

医者さんにおいしい高血圧患者(その2)
<メタボ検診を導入し、降圧剤投与の悪乗り>

 高血圧患者は、基準値を下げに下げて無理やり作り出されたことを、その1で書きましたが、それに輪をかけて、平成17年にメタボの基準が作られました。
 肥満に加えて、高血圧、高血糖、高脂血症(脂質異常症)のいずれかが基準値を超えればメタボ予備軍、2つ基準を超えるとメタボと診断されちゃいます。
 前回ご登場いただいた岡本裕先生は、この制度も医者が主犯と言っておられます。
 そして、政府は、メタボ患者を多く抱える健康保険組合に対して、組織的に患者を減らさなければ補助金を削減すると言い出しました。
 組合は、これでは困るからと、メタボ患者に高血圧の薬を医者からもらって正常値の範囲に抑えろと迫ります。
 こうして、メタボ検診によって、ますます多くの国民が医者通いを強いられ、お医者さんにとって、おいしい患者が作り出されたのです。

 高血圧は、体のどこかで血流が悪くなって酸欠ぎみになり、心臓がそれをキャッチして無理して動かしている状態です。降圧剤を飲むと、心臓の動きが鈍り、血圧が下がるのですが、体中が酸欠になるのは必至です。

  岡本先生は、特に高齢者の場合、降圧剤を飲み始めると、「元気がなくなった。頭がボーッとする。寝起きがスッキリしない。手足が冷たくなった。」などの症状を訴える人が多くなると言っておられます。加えて、「認知症の進行が早くなる。」とのことです。

 当然の帰結ですよね。血流を悪くしたのですから。
 どれだけも血圧が高くないのに、医者の勧めで降圧剤を飲んでいる小生のおふくろにも、こうした症状が出ており、薬を飲むなといくら言っても言うことを聞かない。
 お医者様に頼り切って小生を無視。
 でも、頭重が続くからと、やっと最近、血管の大掃除をしてくれる漢方薬を飲むようになって、その症状が消えたものの、体調は完全ではないです。
 降圧剤を飲むのを止めれば、全ての問題が解消するんですがねえ・・・。

 ところで、小生のおふくろのような困った年寄りを抱えておられる方も多いことでしょう。そうした方にお勧めなのが、「銀杏葉エキス」です。
 実は、うちもこれを10年以上前からおふくろに飲ませています。これは、降圧剤の副作用で「めまい」を訴えるようになったものですから、抹消血流を大きく改善してくれる「銀杏葉エキス」を飲ませ、それ以降、「めまい」が消えました。加えて、元気も出てきました。
 “降圧剤の副作用を銀杏葉エキスで消す”という“2重の無駄”で、どちらも飲まなければ、「めまい」もせず、元気に暮らせるというものですがね。
 なお、血圧が高くて心配な方は、降圧剤を飲まないで「銀杏葉エキス」だけを飲まれるとよいです。抹消血流が改善されて血圧が下がり、イキイキ元気感が味わえますよ。
 「銀杏葉エキス」の詳細は、小生の別立てブログ「銀杏葉の百科事典 銀杏葉に惚れ惚れ」をご覧になってください。

 

●お医者さんにおいしい高血圧患者(その3)
<降圧剤を飲むのを止めた老人は元気になります>

 ヨーロッパ高齢者高血圧研究会の調査によりますと、高齢者にとっては、むしろ血圧が高いほど死亡率が低くなるという結果が出ています。また、上の血圧が180mmHgくらいまでは脳卒中になる可能性が高くなるという明確な根拠はないそうです。
 前回にも登場いただいた岡本裕先生が、老人ホームで調査された結果も、血圧が高いことが元気な方の共通点でした。そして、降圧剤を飲むのを止めた老人は、総じて自立度が高くなり、元気にもなったとのことです。
 岡本先生は、こうおっしゃっています。
血圧が高いのは、それなりにちゃんとした理由があって、血圧を高く保つことで生体の機能をうまく維持しているわけでして、何の脈絡もなく薬で血圧を無理やり下げてしまっては、体にいいわけがないに決まっています。…

 ここで、“なぜ、体にいいわけがない”のかを、詳しく説明したいのですが、紙面の都合で、小生の別立てブログ「銀杏葉に惚れ惚れ」の中の<野口英世の言葉「酸素だ!」>をご覧になってください。

 なお、脳外科専門医であった岡本先生は、血圧が低くても脳出血が起きることがあると言っておられ、脳出血の危険性は、血圧の急激な変動、過度なストレスの負荷、生活習慣の乱れ、栄養の偏りなどだそうです。
 では、健康で長生きするにはどうしたら良いでしょうか。
 岡本先生は、生活習慣を是正し、体重を減らし、ストレス負荷を和らげる工夫や努力をするに尽きると言っておられます。
 美食と運動不足、そしてストレスが元凶というわけです。

 でもねえ~、グルメ華やかな今日ですし、車が移動の足になっていますし、景気が急降下してお先真っ暗な世の中ですから、ストレスも溜まりますよねえ~。
 血圧が急上昇する要因だらけの昨今。景気が急上昇せんかいなあ・・・。

(2014.11.4追記)
 別立てでホームページを開設しました。高血圧対策についてまとめたページは次のとおりです。併せてご覧ください。
  生涯現役をサポート:三宅薬品のHP 健康情報 高血圧のコーナー

(2017.9.2追記)
 もう血圧の記事は新たには書くまいと決めていたのですが、最近、180超えの女房を目の当たりにし、また、280くらいもあるお年寄りの例をある方の講演録で知ったものですから、次のとおり記事を1本起こしたところです。
 最近、高血圧の薬を飲むのを止める方が増えてきた感がします

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長~く細~く生きたい(三宅薬品・生涯現役新聞N0.253)

2016年02月25日 | 当店毎月発刊の三宅薬品:生涯現役新聞

当店(三宅薬品)発行の生涯現役新聞N0.253:2016年2月25日発行。
表題:長~く細~く生きたい

副題:定休日を5月より日曜・月曜の週休2日にさせていただきます

 当店の定休日は20年ほど前は毎週日曜日。
 ところが日曜日しか来れないというお客様が若干名あり、セールを行う第1週の日曜日を営業日とし、その代わりに第3日曜日の翌日を定休日に。
 その後、そうしたお客様がいなくなり、10年ほど前に第1日曜日も定休日に。
 そして、店をやっている我が夫婦が2人とも高齢者となったところで、
日曜・月曜の週休2日とした次第。
 さて、今後はどうする?
 夫婦が後期高齢者となったら、また定休日を増やし…と進んで、昨年亡くなられた高齢の同業者のように、最後は週1日のみの営業となるやも。

(表面) ↓ 画面をクリック。読みにくければもう1回クリック。裏面も同様です。
 

(裏面)瓦版のボヤキ
表題:もったいない、もったいない
 

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