薬屋のおやじのボヤキ

公的健康情報にはあまりにも嘘が多くて、それがためにストレスを抱え、ボヤキながら真の健康情報をつかみ取り、発信しています。

今月の笑い話ベスト5<チャイナ版>(10月)

2011年10月31日 | 笑い話&回文物語

<笑話673>創意工夫

成人研修の作文題目は、“ロマンチックなムードを描写せよ”でした。

できたものを学友が読み上げましたが、どれもこれも陳腐で古臭い言い草ばかりでした。

例えば、暖炉の火がチロチロと燃えていました、とか、ろうそくの光の下で音楽が軽やかに聞こえてきました、などなど。

ところが、ある女性学友が新機軸を打ち出しました。

彼女の書き出しは、こうでした:

“家中とても静かで、子供たちは皆不在でした。”


<笑話688>初めてのレントゲン撮影

少女が初めて病院でレントゲンを撮ることになりました。

「さあ、こちらに来て立ってください。」と、レントゲン技師が言いました。

「さあ、写しますよ。」と、レントゲン技師が言うと、少女が聞きました:

「“チーズ”って言うの?」


<笑話665>好色人食い人種

人食い人種の父子が狩りをしていました。

息子がやせっぽちを捕まえました。

父親が言いました:「放せ、肉がない!」

息子が今度はデブを捕まえました。

父親がまた言いました:「放せ、脂っぽ過ぎる!」

子供が今度は美女を捕まえました。

父親が言いました:「連れて帰れ。今夜は、お前のママを食べよう!」


<笑話680>どうしてそんなに速く走れるの?

甲女:あなたは、いつも100メートル走で1番だけど、何か秘訣があるの?

乙女:当然なのよ。私は小さいときから、ずっと可愛くて、いつも男の子が追っかけてくる
   の。怖くて走って逃げているうちに、足が速くなったのよ。


<笑話:687>マウス

ある学校のコンピュータ教室で使うソフトの関係でマウスが100セット必要となりました。

そこで、財務部に購入願いを出しました。

そうしたら、しばらくして会計室から正式回答が来ました:

“財政逼迫のため、まず初めに一対のネズミを買い、以後、繁殖させてください。”

コメント

秋ナスと秋サバは嫁に食わすな!

2011年10月03日 | 食養

秋ナスと秋サバは嫁に食わすな!

 “秋ナスは嫁に食わすな”そして“秋サバは嫁に食わすな”ということわざがあります。
 どちらも意味深なところがあるようで、小生には“嫁いびり”にしか思われないのですが、“食欲の秋”と“健康な食生活”に深い関わりがありますので、取り上げてみましょう。

 まず、“秋ナスは嫁に食わすな”ですが、これには2通りの意味があります。
 ナスは、夏野菜で、お盆の頃には樹勢が落ちてしまい、一旦収穫が終わります。
 そこで、枝をバッサリ切り落とします。
 すると、9月になれば、新たな枝が伸びて花を咲かせ、実がなります。
 でも、涼しくもなってきますから、とても最盛期のようにバンバン生るものではなく、また、実を大きくすると種が目立ち、美味しくないですから、小さめで収穫します。
 これでは、どれだけも収穫できず、一家全員の口を満足させられません。
 しかし、この小さめの“秋ナス”は実に美味いです。
 となると、当然のことながら、最も弱い立場にある“嫁”は給仕係でもあり、自分が食べようと思ったときには、鉢は空になっており、口にすることができません。
 つまみ食いをしようものなら、姑から叱られます。
 “これを口にするのは20年早い。跡取りに嫁が来てからじゃ!”
 姑は、20年我慢して、やっと“秋ナス”を口にすることが出来るようになったのですから、これを嫁に食べられては、自分の口を満足させられないのです。
 何もかも、こんな調子でやっておったら、嫁が実家へ帰ってしまいますから、姑は、秋ナスをこっそり収穫してきて、自分ひとりで食べてしまい、“嫁に隠れてでも食べたい秋ナス”が、“秋ナスは嫁に食わすな”と言われるようになったというものです。
 いつもいつも、こんな調子にはいきませんので、ずる賢い姑は、秋ナスの調理を嫁に任せて、こう説明します。
 “もうじき、お腹に子が宿るじゃろうよ。秋ナスは体を冷やしてしまうから、子にさわる。食べるのは遠慮しときなされ。”
 これは、生活の知恵でもあり、中医学(漢方)においても、夏野菜は“体を冷やす食品”とされ、
逆に、冬野菜は“体を温める食品”に区分されています。
 よって、姑のこの説明は正しいですし、嫁も納得して素直に従うことになります。
 こうして、“秋ナスは嫁に食わすな”となり、これはこれで正しいことになります。
 しかし、秋ナスはどれだけも採れず、パクパク食べるものではないですから、嫁が少しばかり食べたって、何も問題にならないでしょうがね。

 ここで、“体を冷やす食品”と“体を温める食品”について説明しておきましょう。
 植物も動物(ヒト)も生き物であり、その生命活動の仕組みは基本的に同じです。そうでなければ、動物が植物を食べたって、何の足しにもならず、身につくわけがないです。
 植物も、生体内で盛んに代謝(化学反応)を繰り返しています。この代謝は、外気の温度によって左右されやすいです。温度が上がれば代謝が早くなり、下がれば遅くなります。化学反応とはそうしたものですからね。
 でも、夏に温度が上がりすぎて代謝が物凄く早くなると、植物は生体を維持することができなくなります。そこで、植物は、温度が上がりすぎたときには、代謝を落とす何らかの仕組みを生体内に持っているに違いありません。
 それには、何らかの化学物質が関与していることでしょう。
 ですから、夏野菜を食べると、その化学物質によってヒトの生体の代謝も落ち、体を冷やす効果が生じると考えられるのです。
 夏は、それでちょうど良いのですが、涼しくなってから秋ナスをパクパク食べるとなると、代謝を落としすぎることになり、体が冷えてよくないのは確かなことです。
 なお、“体を冷やす食品”に火に通すと、その力を大きく失いますから、代謝を落とす何らかの化学物質が熱変性してしまうと考えてよさそうです。
 ところが、冬野菜は“体を温める食品”で、これも何らかの化学物質が関与していると思われるのですが、火を通しても、その力が失われることはなく、なんとも不思議なことです。また、生生姜(なまショウガ)は体を冷やし、乾燥生姜(調理で水を含ませた後でも)は体を温めるのですが、水分を飛ばすだけで、どうしてこうした変化が生ずるのかも分かっていません。
 この分野のことに関しては、西洋科学は関心を示しませんので、その仕組みは永久に分からないことでしょう。なぜならば、西洋は肉食文化であり、肉は一般的に“体をうんと温める食品”ですから、一緒に食べた野菜の温冷の違いがかき消されてしまい、気が付かないからです。
 日本人の食生活も洋風化しており、野菜の温冷の違いが分からない人が増えてきて、
“秋ナスは嫁に食わすな”ということわざは、そのうち忘れ去られていくでしょうね。

 次に、“秋サバは嫁に食わすな”ですが、これにも2通りの意味があります。
 サバが美味しくなるのは、秋です。脂がたっぷり乗り、肉の味が良くなります。
 栄養学的に見ても、青背の魚の脂は、EPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)という不飽和脂肪酸であって、善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らすなど、体に良いと言われており、霜降り牛の脂である飽和脂肪酸は、逆の作用があって避けるべしと言われています。
 さて、この秋サバ、鯛と違って昔も今も大衆魚であって、比較的手に入りやすい魚です。でも、昔は、現金収入の少ない農家にあっては、そう滅多に口にできず、たまたま入手したサバ2、3匹を何人もで分け合って食べるしかありませんでした。
 嫁が嫁いでくれば、1人当たりの分け前が減ります。かといって、いつもより多く買うことはとうていできません。逆に、食い扶持が増えたのですから、家計が苦しくなり、いつもより1匹少なくしか買えないこともあるでしょう。そうなると、ますます分け前が減ります。
 よって、秋ナスと同様に、最も弱い立場にある“嫁”は、口にすること叶わず、箸を付ける前に皿から消えていることでしょう。
 そうしたことから、姑は秋サバをこっそり買ってきて、自分ひとりなり姑仲間で食べてしまい、“嫁に隠れてでも食べたい秋サバ”が、“秋サバは嫁に食わすな”と言われるようになったというものです。
 これが嫁にバレてしまっては大変なことになりますから、ずる賢い姑は、秋サバの調理を嫁に任せて、こう説明します。
 “もうじき、お腹に子が宿るじゃろうよ。サバは腐りやすく、少しでも古いとジンマシンが体中にでるわ。そうなっては大変じゃ、子にさわる。食べるのは遠慮しときなされ。”
 その昔、食中毒は、梅雨時や真夏よりも、少し涼しくなった秋の方が発生しやすかったです。これは、夏バテして胃が弱り、胃酸の出が悪くなって、雑菌を殺す力が落ちているからです。ですから、サバを食べてジンマシンが出たということは、よく聞かれた話でして、嫁もこれに従うしかなかったのです。
 こうして、“秋サバは嫁に食わすな”となり、これはこれで正しいでしょう。
 だけど、生サバの臭いを嗅いでみれば概ね判断がつくことでしょうから、毎回警戒して食べさせないというのは、屁理屈以外の何物でもないでしょうね。

 ところで、秋サバの美味しい調理法は何でしょう。それは、「浜焼き」です。
 サバを串刺し、頭を下にして、炭火の周りに立てかけます。半面焼けたら、回します。
 脂が乗ったサバですから、その間、脂が串をつたってポタポタ落ちます。
 こうして、じっくりと、十分に脂を切って、30分は掛けて焼き上げます。(時間は異なりますが、鮎や岩魚の炉辺焼きと同じ方法です。時間の違いは魚の大小。)
 これを熱いうちに生姜醤油でいただきます。最高に美味いです。一度だけ、そうした食べ方を経験しました。あの味は忘れられません。
 そして、小生が若狭湾へ魚釣りに行って、ボウズのときは、そうした焼き方をしてくれているドライブインに立ち寄って、「浜焼き」を買って帰ったものです。その晩、うちでチーンすれば、少しは味が落ちていますが、十分堪能できました。
 この方法でサバを焼いてくれているのは、小生の知る限りでは、そのドライブイン1箇所だけでした。声を掛けると、「浜焼き」担当の青年が、1日焼いていると暑くてかなわんと、こぼしながらも、こうしないと美味しくないんだと、微笑んで言います。ところが、2、3年前に立ち寄ったら、たしかに串刺しにしてはあるものの、何と、網に乗せてガスで焼いているではありませんか。これではダメだ、と思いながらも、折角来たのだからと、買って帰ったのですが、脂がギラギラしていて、味はガクンと落ちちゃっています。
 還暦を過ぎて、脂肪の分解酵素の出が悪くなり、脂っこいものをあまり受け付けなくなったこともありますが、本当に美味しい味というものが、どんどん経験できなくなっている今日です。
 日本人は、脂っこい味に馴らされたのでしょうか、天然鮎の炉辺焼きよりも、養殖鮎を
網に乗せてガスで焼いたものの方が脂が乗っていて美味しいという人が増えてきているようです。天然鮎の香りを楽しんできた小生には、若い頃から、養殖鮎なんぞ食えたものではなかったのですがねえ。あれが美味いとなっては、世も末だと言いたいです。
 幼少より脂っこいものを食べ続けていると、脂肪の分解酵素の出が良くなり、脂っこい味に馴れてしまって、脂を切ったものでは物足りなくなるのでしょうが、ヒトの体の生理というものは1代にして大きく変わることはなく、大量の油脂を完全消化するのは不可能で、腸内環境を悪化させるのは必至です。腸内環境の悪化は様々な疾病を呼び込む元ですし、生活習慣病の大きな原因となっています。
 “脂肪”は“死亡”に直結するものですから、極力控えたいものです。
 食欲の秋のよもやま話に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

コメント